今回は前振り無し。
今年一発目のアニメレビューです。
ぶっちゃけ酷評!!!
好きな人、ネタバレ避けたい人は避けたい方が良いかも。
評価:B
一言感想:薄め過ぎたカルピス
ウマ娘の3期ですね。
アニメとしては、『うまよん』を除けば1期、2期、ROAD TO THE TOP、そして今回の3期です。
ROAD TO THE TOPが4話アニメなので、立ち位置が特殊なんですけどね。
こっちの方は4話に全てを凝縮した良アニメでした。
それに比べて、今回の3期は正直に言って個人的には微妙(-_-;)
ニコニコで観てたんですけど、配信されても続きを観ようって気にならなかったんですよね。
視聴中は言語化が難しかったけど、何でこんなに気持ちが乗らなかったのかを考えてみて、一応理由みたいなものは見つかったので、それを書いていきます。
ちなみに、俺は競馬の知識は0、アプリのウマ娘も未プレイ。 あくまで『アニメとしてのウマ娘』のレビューとなります。
つまり『史実がこうだから〜』はあまり通じない層ということですね。
今回の主役はキタサンブラック。
CVは矢野妃菜喜さん。
ラブライバーにとっては馴染みのある方です。
声優に関してはハマり役だったし、頑張ってたと思う。
ちなみに、ラブライブでは頑なに歌わない侑ちゃんですが、キタサンブラックは普通に歌うし、ライブもするw
今回のウマ娘3期はキタサンブラックの1人主人公です。 最初はサトノダイヤモンドとW主人公なのかと思ったけど、後半ダイヤちゃんは空気になる。
なんというか・・・今回13話構成なんですけど、『13話掛けて、何をやってたのかイマイチ思い出せない』ってのが致命的じゃないかなと。
話が全体的に薄いんですよね。
まずキタサンのキャラが思ってたのと違ってて、この見た目で結構メンヘラっぽいと言うか・・・やたら悩んでた記憶しかない。
明確な目標もなく、行き当たりばったりに動いてた感。 キタサンブラックは強い馬と聞いてたけど、ヘコんだりウジウジしてることが多かったね。
んで、それをチームスピカのメンバーに相談すりゃ良いものを、何故か別チームのナイスネイチャに相談するんですよね。
誤解のないように言うと、俺はナイスネイチャは好きです。 なので最初は『ネイチャに出番があって嬉しいなぁ(^q^)』となってたんですよ。
声優的にも、侑しずになるしな!
ラブライバー的には美味しい組み合わせではあるんですよ。 ただ、それが3〜4回も繰り返されると『・・・またネイチャのとこ行くの?』となる訳です。
下手すりゃ今回の13話通したら、トレーナーよりネイチャと喋ってる時間の方が長かったんじゃねぇの?
そのくせ、逆に後半はネイチャとの絡みはなくなるので『悩みがある時だけネイチャに寄ってくるよな、キタサン』って印象が強い。 ネイチャ自体がゲストってんなら分かるんだけど、ネイチャの出番はあるんですよ。 一方的に『キタサン頑張れ!』ってやるのに2人の絡みは無くなるから、なんかモニョる。
ネイチャとは絡むけど、チームのメンバーとは全く絡まないぞ!
せいぜいテイオーとゴルシ位かな。
おそらくウォッカ辺りとは一言も会話してないはずだし、チーム練習すらしないぞ!
なのに最終回には『私、スピカで良かった』とか言うから、視聴者的には『・・・本当に?』ってなるわけですよ。
この辺りが薄いと感じるポイントですね。 どうでと良い絡みが多いのに、必要だろう絡みが少ない。
後、これはプチ炎上してたんですけど、ドゥラメンテと一騎打ちかと思われてたレースで負けた時に『誰〜!?』と言ってたのは悪手だったね。
その直前に『ドゥラメンテに認識されてなかった』ってのを『自分自身ドゥラメンテ以外を意識してなかった』ってのに繋げたかったのかなと思ったんだけど、それをやるなら自分で自覚するなりトレーナーに言わせるなりしなきゃいけなかったよね。
おかげで、キタサンブラックの『皆を笑顔にしたい』っていうムーブからもブレちゃったかなと。
後は、終盤のピークアウト展開。
要は『よる年波には勝てませんのぅ』という話なんだけど、アニメ勢には全く分からんのよ。
そもそも大先輩方がたくさん居るのに、まだ新入生感の強いキタサンがもう限界って言われてもなんだかなぁって。 そもそも最終回後もトレセン学園に残ってるから、引退ってなんぞ?
更に、実際のキタサンブラックがそんな感じだったのがググってみても、そんなエピソードも特に無く。 なんなら競馬ファンの方が『何言ってんの?』となってた印象。
そもそもストーリー的なこと言っちゃうと『限界きたので引退します』は面白くならんのよ。 『はじめの一歩』で、それは証明されたと思ってたけど。
今までウマ娘のアニメ観たら『はえー、面白いなぁ。 きっと元の馬もやべーやつだったんやろなぁ。』と思うことが多かったんだけど、多分『キタサンブラック』という馬に対して、アニメ勢と競馬ガチ勢で開きが出る作品になってたと思う。
この辺がキタサンブラック以外のメインウマ娘だったけど、こっちも軒並み薄い!!!
サトノダイヤモンドとシュヴァルグランはまだマシだとしても、残りはなぁ・・・。
俺みたいなアニメ勢に『ドゥラメンテってずっとリハビリしてたけど、何でこんなに偉そうなの?』って思わせたらあかんと思うのよ。
いや、すげぇ馬なんだとは思うよ。 でもアニメ勢には関係がないのよ。ファンタジーでも良いじゃん、最後にキタサンブラックと決戦させろよ・・・と、アニメ勢からしたら思うのです。
中でも、サウンズオブアースが一番意味わかんなかった!!!
こいつOPも歌ってるのに扱いがマジでモブだったんだけど。
1位争いに絡むこともほぼなく、ストーリー面でも誰かと絡むこと無くて、たまに背景でバイオリン弾いてる謎のウマ娘だったぞ。強いのかどうかすら分からな過ぎて、シンプルに謎。
その6人が歌うOPがこちら。
個人的な評価はイマイチ。
『勝ちたい』言い過ぎだなと思う。
侑ちゃん歌上手いねー、とは思うw
個人的にはEDの方が良かったかな。
スピカメンバーのチア姿も良かったし。
昔はチア衣装って何も思わなかったけど、最近良さが分かってきた気がする。これが大人になるということ・・・?
それはそれとして、このスピカとの交流を本編で描けよ、とは思う。 おかげで『存在しない記憶』みたいになるんだよ(^_^;)
ここまで酷評なんで『良いところはなかったのか?』って話になると、最終回のレース作画(レース自体はイマイチ)とライブは良かったよ。 特にライブは力入ってたと思う。
まぁライブでも『誰なんだ、お前!?』問題が発生したけどもw
ここはまぁ仕方ないというか、史実を曲げるのが出来なかったんだろうね。 そんで馬主の許可も降りなかったから、ラストライブの3人が、OPにも居ない謎のウマ娘になったと。
ちなみに『クイーンズリング』です。 2位だったし名馬だったのでしょう。 ただ、アニメ勢にはそれがわからんのよー。
【2023年秋アニメランキング】(暫定)
1.るろうに剣心
2.キボウノチカラ オトナプリキュア
3.ウマ娘プリティーダービー 3期
こんな感じ!!!
ROAD TO THE TOPの時に『萌えアニメの皮を被ったスポ根アニメ』と言った気がするけど、今作は『スポ根アニメの皮を被った萌えアニメ』だったなという感想。
実際、評価も賛否両論になっているようです。 特に競馬好きの方が不満に思っている印象。 競馬知らん俺もあまりノレなかったけどね。
普段なら『このウマ娘が好きだった!』ってトークするけど、それがない時点でお察しよ()
3期観るよりはトレセン音頭観てる方が有意義()
というのは流石に暴論かね。
この曲好きなんだよね。
音頭だし、キタサンの祭り好き設定から、今回はラスト『うまぴょい伝説』じゃなく、こっちでも良かった気もするw
今年5月に映画がやるそうで。
3期は合わなかったけど、映画のスタッフは『ROAD TO THE TOP』らしいので、これは観に行こうかな。
んじゃ、今回はここまで〜。