ずいぶん長いことかかった、秋アニメレビューですが、いよいよ今回でラスト。
今もう冬アニメも2話とか3話に入ってますからね。
冬はそんなに観るものないし余裕やろ・・・・と思いきや、1話の時点で意外と面白かったやつとかあって、何だかんだ色々観てますw
また1話感想を追々。
ほな、早速!!
評価:S
一言感想:これが令和のガンダム!!
ラストバッターはこちらでした。
延期とかがあって、先日が最終回の放送だったんでね。
何だかんだ、今期の話題作。 毎話、放送直後はTwitterのトレンドがガンダム一色になるほどには注目されていましたね。
何と言っても『ガンダム&百合&学園物』というヤバさ。
きらら系かと思うレベルのユルいワードをガンダムに加えるセンスよ。 まぁ新規層を取り込むという意味ではナイス判断と言わざるを得ない。
ただ、プロローグの時点では本当に前日譚となっていて、百合も学園もありませんでした。 寧ろ、ドシリアス。
上の『水星ってお固いのね』のやり取りは1話からなので、そこから百合になっていった感じ。
【あらすじ】
数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。
モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星からひとりの少女が編入してきた。その名前はスレッタ・マーキュリー。全く無名の人間だったが、彼女の乗りこなすエアリアルというモビルスーツが前代未聞の活躍を見せたとき、この学園はざわつき始める。その意味をまだ少女は知らない、という物語。
上の画像で言うと、赤毛がスレッタ。
この学園で一番のパイロットがベネリットグループ総帥の一人娘であるミオリネの婚約者となる、というルールがあり、転校してきたスレッタがいきなり、当時トップのグエル君を倒してしまい、婚約者になったんですね。
その辺とか、グエル君の魅力に関しては、アニソントークの『祝福』の時に語ったのでそこも参考にしてもろて。
今日のこの記事では『最終回放送後、何故視聴者が阿鼻叫喚したのか』というところで語っていこうと思います。
てな訳なんで、ネタバレ厳禁やでって方はここでブラウザバック推奨。
12話の地獄について語るには、その前の11話について語らなければいけません。
学園を出て、改修したエアリアルの受け取りのため、軍港に着いたスレッタ一同。
スレッタとミオリネはすれ違いからの喧嘩をするんですね。
スレッタが渡せなかったプレゼントもちゃんと渡せて、完全に和解した2人。
ただ、そこにテロリストがガンダムに乗って襲撃。
防御シャッターが降りたせいで2人が離れ離れになってしまった、というところで11話は終わり。
そして、地獄の12話が始まる/(^o^)\
12話のサブタイトル『逃げ出すよりも進むことを』。これはスレッタが母親から教わった『逃げれば1つ、進めば2つ』に寄った言葉ですね。 あと『祝福』の歌詞の一部。
逃げるよりも進んだ方が多くの方が手に入るよ、的な名言なんですが、ここには『進むことで失うもの』については語られてなかったんだよなって。
まずは『祝福』の時に熱く語ったグエル君。
あの時からも更に激動でございました。
父親から一方的に退学を勧告。
自分の元で、直接仕事を教えるとのこと。
学園に残りたい旨を伝えるも無下に断られる。
それを機に家出w 学園からも出てアルバイト。
ボブと偽名を使って、割と真面目に肉体労働始めてて草w
こいつ、こう見えて御曹司なんですよ。
んで、勤務先の船がテロリストに襲われて、銃を突き付けられたりする/(^o^)\
そう、割とスレッタ達の近くで働いてたんですね。
それに気付いたグエル君はスレッタを助けるべく、船に積まれていた量産機で脱出するも、テロリストだと思われ、モビルスーツから追撃されることに。
学園じゃエースパイロットでも実践経験は無く、機体スペックでも劣るグエル君は早くもボコボコに。
その時に脳裏を過ったのは、スレッタの『逃げれば1つ、進めば2つ』。
『俺はまだ・・・スレッタ・マーキュリーに進めていない!』とグエル君覚醒!!
ボロボロの状態で相手の虚をつき、コックピット破壊でまさかの大逆転勝利。
ところがどっこい、倒した相手は実の父親でしたとさ。
そのまま機体は爆発。
グエル君の叫びで、このパートは終了。
これまで散々、クソ親父やってたけど最後に『グエルか・・・探したんだぞ。』って、恨み言とか一切無く死ぬのがよりお辛い( TДT)
てなわけで、スレッタマーキュリーに進んだ結果、自らの命と『父親殺し』の称号の2つを手に入れた形になりますね!
・・・シーズン2で仮面被って闇落ちしててもおかしくねぇぞ、これ。
スレッタを逆恨みするキャラとかになってそうで怖い。
ミオリネさんは偶然合流したダブスタクソ親父に庇われる。
自らは無傷だが、ダブスタクソ親父は割と重症。
これまで『毒親品評会』と思ってたけど、最終回でどいつもこいつも評価を覆してくるの止めろやw
一方のスレッタさんは、エアリアルに乗り込もうとするが、テロリストに占拠されててそんな余裕はなし。 歴代ガンダムパイロットは軍人だったり、傭兵だったり、空手やってたり()が多いけど、ここに来て学園物&百合のデメリットですね。
ガンダムに乗れなきゃ銃には無力/(^o^)\
そこを救ったのがスレッタのお母さん。
助けた後、『あらあら、大丈夫?怖い思いさせちゃったわね。』と普通のトーンで話しかけてくるのがクソ怖いw
CV能登麻美子の本領発揮。
母親が人を殺したことについて触れるスレッタ。
まぁ普通の陰キャ学生だからね。
こんな非日常に連れ込まれたらお母さんを責めたくもなる。
ただ、ここでお母さんは例の『逃げれば1つ、進めば2つ』理論を語る。
自分が大人しく隠れていれば自分の安全が手に入ったが、進んだことでスレッタとエアリアルの2つを守ることが出来た。
そして、スレッタが進めば、ミオリネや他の皆を守ることが出来るとも。
もはや洗脳なんだよなぁ!!
目の色がマジで違うもの。
ここで、スレッタの常識は書き換えられ『人殺しはいけないことだが、大切な人を守るためにはやむ無し』に変わる訳ですね。
なんぼなんでも、切り替え早すぎるんで、なんか母親が洗脳しやすいように仕組んでそうで怖い。
だが、その代償は大きく『なんで笑ってるのよ・・・人殺し!』というミオリネの台詞で、シーズン1は終了/(^o^)\
『逃げ出すよりも進むことを』選んだ結果がこれだよ!!
YOASOBIの反応で笑ったw
いやね、12話で絶対仕掛けてくるとは思ってたんだよ。 最悪、ミオリネ死ぬかな~と思ってたんだけど、ある意味それよりキツいw
これ、スレッタが『これまでサイコパスなの隠してた』とも少し違うんだよね。
実際、Aパートでは母親の人殺しに震えていたし。
問題なのは、母親の言葉でリミッター外れた後は人を殺しても笑顔でいれるメンタルのヤバさ。
これ絶対、母親に洗脳されてるって!!
そんな母親の呪縛を解くのは、花嫁であるミオリネの役目なんだろうけど、それが期待できないようなラストのオチだからねぇ。
上手いのは『行動自体はどちらも責められない』ことですね。 スレッタはミオリネを救うために最適な行動してるし、目の前で人間が消えたミオリネも花婿が笑顔で出てきたら『なに笑てんねん!』ってなるよw
なんとも言えない、ビターな落ちでした。
急な予定変更が無ければ、これクリスマスに放送される予定だったらしいよ!
11話の百合シーンと12話Cパート繋げた動画。
あの時は1つになれた気がしたのになぁ。
ガンダム作品に置いて『親子関係』って結構重要なファクターで、この最終回だけでも、グエル・ミオリネ・スレッタ、三者三様の親子関係が観れて、そこも面白かったですね。
まぁ1人は死んで、1人は意識不明、もう1人は洗脳ママですけど()
何だかんだ、毎回の引きが上手く、次回が気になる作品でした。
だからこそ、シーズン2が待ち恋しい。
BLEACHと違って、こちらは1クール先なのでギリギリ耐えられるね!
ただ、これもう学園物は無理だろ。
ちょっとシーズン2がどうなるのか、全く予想出来ないですね。
【2022年秋アニメランキング】
1.機動戦士ガンダム 水星の魔女
2.ぼっち・ざ・ろっく!
3.BLEACH
4.SPY×FAMILY
5.宇崎ちゃんは遊びたいω
6.悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました
7.虫かぶり姫
8.ビーストテイマー
《越えてはいけない壁》
9.惑星のさみだれ
てな感じで、これが秋アニメの最終結果。
激戦区でしたが、個人的にはガンダムがトップでしたね。
『チェンソーマン』は3話切り。 やっぱり俺との相性が悪い。
あと『ブルーロック』も観てて、これは2クールアニメなのでここには含めませんが、入れるならBLEACHと競る感じですね。あれは面白い。
近々、2022年全体のベストアニメとワーストアニメのランキング記事を書こうと思います。
クール毎じゃなく、2022年冬~秋アニメ全体でのやつですね。
ベストは10作品選ぼうと思うけど、ワーストは3にするか5にするかは検討中。
んじゃ、今回はここまで~。