突発映画レビュー【仮面ライダーオーズ10th 復活のコアメダル】 | ぽっぽの何となく日記

ぽっぽの何となく日記

中途半端なオタクである私、ぽっぽが何気ない日常や遊戯王カードゲームやジャンプ感想や特撮もの等、オタクっぽいこと語りまくるブログです。お付き合い頂ければ私は幸せ。




観てきたぜ!!!

何度かこのブログでも話題に出しました『仮面ライダーオーズ10th 復活のコアメダル』。
沖縄では少し遅れて4/1から上映開始でした。
小さな劇場でしたが満員でオーズ人気を改めて実感しましたね。


俺自身、オーズは平成ライダーの中でも上位においてます。 W、電王、龍騎、オーズの順ですね。
そして、オーズは4位ですがラストバトルだけなら1位に入るレベル。

・相棒のアンクの力を使った最後の変身。
・CV串田アキラの変身音声が最後だけアンク仕様。
・タジャドルと共に戦うアンクの幻影。
・アンクとの別れ
・いつかの明日で出会えると信じ、主人公は旅立つ

見事な最終回でした。
そんな最終回から10年。ファンが待ち望んだ『いつかの明日』が映画になりました。
沖縄では最初放映予定なく『やっぱつれぇわ』ってなりましたが、それを乗り越え視聴完了。
その感想についてどうしても語りたかったので、突発レビュー記事です。
今回は、この映画の重大なネタバレを含みます。
ネタバレは一向に構わん、って人だけ続きは読むようお願いします。




























※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




こんな『明日』なら観たくなかったぁぁぁぁ( :゚皿゚)

いやね・・・敢えて情報シャットダウンしてたんだけど、めちゃくちゃ賛否両論な作品だってことに気付いたのは観終わった後で、しかも俺は圧倒的に『否』の方だったんですね。
もう一番インパクトデカかったこと言っちゃうと、






火野映司死亡/(^o^)\

寧ろ、映画始まる前に死んでて、予告で変身したり、アンクに『お帰り』と言ってる映司は鴻上社長が作った人工グリードが憑依したもの。 『またお前か』と思わんでもないけど、こいつに憑依されてなかったら即死だったと考えると、寧ろファインプレー?

まぁ当然のように人工グリードは裏切りラスボス化。伊達さん&後藤さんのバースコンビが新バース披露するも足止めにしかならず。
ここでようやく『アンクの復活は映司の最後の欲望』だということ発覚。 死の間際、映司は自らの命と引き換えにアンクを蘇生させていた。その後、人工グリードに憑依されたって感じ。
んで、最終決戦はアンクがタジャドルエタニティに変身。





本編最終回の対になっていて、

・ベルト音声が映司
・映司の幻影も攻撃
・映司との別れ

ですね。
アンクの願いを聞いて映司が変身した本編最終回と対になる形で、今回は映司の願いを聞いてアンクが変身、でもありました。
正直、このラストバトル自体は良かったんですよ。
『Time Judged all』流れてたら100点あげるレベル。

ただ、そのあと結局映司は死亡。もともと死んだ原因は『女の子を庇って大怪我』でした。オーズ本編で『女の子を救えなかった』ことがトラウマになっていた映司は、やっと救えたと満足して死亡。そのままED。 
いやいや最後に甦るやろ、と思ってたけどそんなん無しにバラード調の『Anything goes!』が流れ、そこから通常のOPに戻り、そのまま『完』。
普通の映画って、エンドロール流れたらせっかちな人は離席するんだけど、この映画は誰一人席を立たなかった。 これは『映画の余韻に浸りたい』ってポジティブな理由じゃなく『いやいや、こんな唐突には終わらんやろ』って感じのマイナスな理由。
『完』って出て明かりついた時に、隣の親子連れのお母さんが『え?これで終わり?』って言ったのが、今作品の全てですわ。

まず、本編途中の映司ならともかく、本編経過後の映司が『自己犠牲で満足するかぁ?』っていうのが強くありますね。 
別に悔いながら死んでほしかった訳じゃなくて、死んでほしくなかった。
綺麗な話しか見たくない訳じゃない。それなら龍騎は好きにならない。意味ある死ならそれはそれであり。 
ただ、オーズという物語の、火野映司という男の物語の最後が『自己犠牲による死』で良いのか、それは違うんじゃないか、というのが俺の考え。
オーズ本編は『過去のトラウマから人間として破綻していた映司が、アンクと出会い、手を繋ぐことの大切さを知り、人間に戻った物語』だったろ? 俺らが観たかったのはアンクと再会する明日であって、映司の命と引き換えにアンクを甦らせる明日じゃなかったはずなんよ。




やっぱりオーズはこの3人の並びの物語で、ファンが求めてた『いつかの明日』は3人がまたこうやって手を繋げることだったと思うんですよ。
ただ、結局作中でこうなることはなかった。回想シーンでは入れてたので、製作側もこの並びの重要さは分かっているのに敢えて入れなかった。
それどころか、結局この3人が手を繋いだのが『今まさに息を引き取る映司の手を取る時だけ』にするとか悪趣味にも程がないかい?



あと、ラストに映司のパンツ旗が墓標のように立ってたけど、これが一番許せないポイントでしたね。
映司のパンツは【明日の】パンツなんだよ。
亡くなった後にそれを描写するのは解釈違いにも程がある( :゚皿゚)


後はまぁ、尺が圧倒的に短かったです。
『ジャスト1時間だ、いい悪夢(ユメ)見れたかよ?』
って感じ。いや、洒落にならん悪夢だorz
マジでジャスト1時間きっかりでした。
その間に、

・アンクの復活
・映司とアンクの再会
・今の世界観の説明
・人工グリードの説明
・ウヴァ様との戦い
・800年前オーズとの戦い
・人工グリードとの戦い
・新バースの顔見せ
・映司の死

って、これだけ納めましたからね。
そりゃ駆け足にもなる。
グリード4人とも復活、元の俳優さん出演ってのも推してましたが、実際の活躍は唯一ウヴァ様がガタキリバにボコられる大活躍を披露した位で、後の3人は800年前オーズに吸収されて終わり。何のために出てきたの?

そして、800年前オーズも、人工グリードも、ラスボスとしての格に欠ける。
特に800年前オーズ。結局プトティラに瞬殺やったぞ。こんなんに映司が殺されたとか泣けるわ。 
人工グリードも最後の台詞が『俺は最強の力を手にいれたはずなのに!』って、令和の時代にそんな台詞聞くことになるとは思わんかったわ!!!




役者さん達は皆さん頑張ってました!!
てか伊達さん老けねぇなw
役者さん達のオーズ演技を観れたことと、ラストバトルだけが、唯一の救いですかねぇ。


以上。
観終わって数時間経つけど、未だにロスがひどい。
良い作品が終わったことによるロスならまだしも、納得いく終わりじゃなかったのがツラい。
賛否選ぶ作りなのも分かります。 俺はダメだった。
まぁ観る前からハードル上げすぎたところはありましたけどね。それでもオーズという作品なら越えてくれると信じていたんや。。。
んじゃ、今回はここまでー。