2021年3月度映画レビュー | ぽっぽの何となく日記

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中途半端なオタクである私、ぽっぽが何気ない日常や遊戯王カードゲームやジャンプ感想や特撮もの等、オタクっぽいこと語りまくるブログです。お付き合い頂ければ私は幸せ。

まだ3月終わりまで少しありますけど、今月はもう映画観なさそうなんで。 
モンハンRISEも出たんで、しばらくはそれに掛かりきりになりそ。

さて、今月観たのは2本。
いつも通りですが、がっつりネタバレしていくんで、見る予定がある人はこの先読まないでください。 普段はもう言わなくなってるけど、今回のはまぁネタバレNGだろうしね()










【シン・エヴァンゲリオン】


評価:S
全てを完全に終わらせた、大満足のエヴァ卒業式


全世界待望のエヴァ完結編ですね。
これは1度しか観てないですが、数日先まで俺の脳内を占領していたので評価Sとします。というか、考察しない勢からしたら、綺麗に終わりすぎて2度目を観る気が起きない。
いやー、Qのあれからまさかここまで上手く纏めてくるとは。よもやよもやだ!!!
やっぱり、俺ら世代としてはエヴァって特別な存在になっていて、そんなエヴァからの解放、卒業がテーマの作品ですね。
それは製作スタッフだったり、俺らファンだったり、さらに言えばキャラクターでさえも『エヴァの呪縛からの解放』がありました。

まずはシンジ君の成長。Qでやらかしてしまった彼は前半ずっとへこんでます。 それこそ、僕らの良く知るシンジ君ですね。 でも、これまでとは若干違っていて『何で誰も何も教えてくれないんだ!』という他者に対する苛立ちではなく、『何で皆、こんなに優しいんだ!』と、ふがいない自分への苛立ちからの引きこもりで。
そこにノータイムで『皆あなたが好きだからよ』と返す綾波レイ(仮)。 このおかげでシンジ君は浄化され、ここで一気に成長しましたね。 自分のしたこと、父親がしてしまったことの責任は自分で取ると、彼のとった行動は『すべてのエヴァンゲリオンを終わらせる』こと。

それはロボとしてのエヴァは勿論、その登場人物達も含めて。 アスカとも綾波ともカオル君とも父親とも、きちんと対話をし、エヴァ世界からの解放を促していくシンジ君。

一番良かったのはアスカとの会話ですね。


あの『気持ち悪い』と同じ舞台で、今度は一方通行でなく互いに『あの頃、あなたのことが好きだった』と言い合うせつない告白。それは悲しい別れではなく、新たな世界へ旅立つために必要な告白。 このシーンが映画で一番好きだったかも。




結局マリエンドだった訳で、観てる時は『マジか!』ってなったけど、落ち着いて考えてみるとこの締め方にするならこれ以外ない、っていうかその為に用意されたキャラだったね。
エヴァを終わらせる為にはTVシリーズにいた綾波でもアスカでもない別の選択肢で、なおかつシンジを助けに行ける存在でなければならなかったと。 

エヴァの解放はキャラのみならず、声優にも及びました。
ラストもラスト、成長したシンジ君が出たんですが・・・・声が緒方恵美さんじゃなかったです( ゚ε゚;) 神木隆之介君でしたね。 緒方さんをシンジ君から解放させたのか・・・。
そして大人シンジ君はマリの手を取って駅を飛び出す。 駅からでたそこには実写の世界が広がっていた、という何とも綺麗な終わり方をしましたね。 賛否ありそうではありましたが、個人的にはこれ以上ないってほど爽やかに終われました。 まさか、エヴァを観終わってこんな清々しい気持ちになることがあろうとは!!
現状、文句無しで今年のトップです。






【モンスターハンター】

評価:A
ストーリー?そんなものよりこのモンスターを観てよ!


はい、期待不安ありつつ、何だかんだ楽しみにしてた本作。 公開初日に観てきましたよ。 それも4
DXで!!人生初の座席予約チケット購入とかしちゃったし。 4DXで観ると、普段の3倍お金かかるのよね(゚ω゚)

んで、感想ですが、ストーリーは正直あれです。
あってないようなものだし、ラストは『俺たちのモンハンはこれからだ!』みたいな終わり方してて一周回って笑いそうになりました。

『異世界転移したミラジョボビッチが現地のハンターと異文化交流しつつ、なんとか元の世界に戻ってこれたけど、リオレウスも付いてきちゃった☆ こっちの世界のヘリとかは全滅したけど、現地ハンターも付いてきてたんで力を合わせて倒したよ。なんか、モンハン世界の方がヤバイことになってるからそっちに戻るよ!! 自分達を追ってきたゴアマガラを倒してな!』

ストーリーは本当にこれだけ。
最後、3人武器構えてゴアマガラに飛びかかって終わりだったもんで、打ち切り漫画臭がパナかったですわ。
ミラジョボビッチがモンハン世界に戻ろうとする理由が全く分からなかったしね。

ここまで酷評しといてA評価なのは、モンスターの映像が良かったから、それだけ()
怪獣大好き民なのでそこがクオリティ高けりゃ合格よ。 元々ストーリーに関しては、カケラも期待してなかったしね。
逆にストーリーに深さを求める人は、この映画は絶対に向かないです。『かいじゅう、かっこいー!』ってなれる人だけ劇場へどうぞ。

ディアボロス
ネルスキュラ
オプケロス
ガレオス
リオレウス
ゴアマガラ

映画に出てきたのはこんくらいか。
正直、数少ないのは少し不満だけどね。 割と何かしらは画面に出てたし、良しとします。 
ちょっと続編匂わせてたし、このクオリティで別モンスター見れるならやってほしい。



さて、こんなところです。
いやー、本当にシンエヴァは良かったわ。 今年、これを抜ける作品は出るかどうか。
んじゃ、狩りに戻ります()