そして、今月は1本だけ。 ドラ泣きとか欠片も興味ないしなー。 あのCGの質感嫌いなんですよね、わざわざアニメからあのCGにする意味がわからん。世代的に旧ドラ派だけど、新ドラ映画のクオリティ高いのは知ってるので、せめてアニメでやってくれよと思う。
ぽっぽ評価:5点(最大5点)
20周年を迎えたおジャ魔女どれみの劇場版完全新作・・・・・・では、ありません。
これリアルのどれみちゃん達はほぼ出てこないので、そこを期待してると、逆に痛い目を観ます。
これは『子供の頃におジャ魔女どれみを観て育った3人の女性が、どれみを切っ掛けに出会い、友情を育み、人生の転機を迎える』話です。 そもそも世代が違っていて、27、22、20だったかな。 初代からリアルタイム世代、どっかーんだけリアルタイム世代、再放送世代、で別れてるのは面白いなーと。
3人とも色々と重いものを背負ってます。教育実習で失敗したり、仕事で左遷されたり。
中でも一番若い二十歳の娘が、作中でも言われてたけど、めちゃくちゃ重い。
・幼少期に両親が離婚、母親と二人暮らし
・その関係でグレて母親と不仲に。
・ようやく関係修復出来た辺りで母親が病気で他界
・彼氏が自称ミュージシャンのクズで、合鍵作って金持ってったり、『給料の良いバイト紹介してやるよ』とか言ったり。
うん、子供向けじゃねぇわ(^_^;)
いや、まぁどれみ自体、意外と重いエピソードあったけどね。
ちなみに、さらに作中で『幼少期に別れたきりの父親と再開するも、病気で入院中。 名乗ったら知らない振りされる。』っていうエピソードまで加わります。
いや、だから重いって!!!!
まぁそんな感じなので、すべての問題が解決するわけではありません。 ただ、その問題の乗り越え方が昔観たアニメの内容だったり、それを切っ掛けに出会った仲間との友情だったり、その辺のバランスが絶妙でしたね。
実は俺はおジャ魔女ほぼ観てない勢ですが、そこは全く問題なかったですね。 続編でもないし、言ってしまえばこれ『おジャ魔女をラブライブに変えたとしても成立する』話ではあります。 勿論、個々のエピソードは入ってるので『これ、おジャ魔女でやる意味ある?』ってのとはまた違います。 言いたいのは『昔おジャ魔女どれみが好きだった人向け』でもあるけど、それより何より『昔何かを好きだった人向け』のアニメにちゃんとなってたと思います。 流石に、キャラすら分からん、とかだと少ししんどいかもなぁ。
後はまぁギャグのノリがどれみなので、その辺を受け入れられるかどうか。 個人的にはツボでした。 途中で魔法石(おもちゃ)を落として追いかけるシーンは『いや、そうはならんやろ!』と内心でツッコミながら笑えましたし。 流石に一年追っかけるのはしんどいけど、映画で2時間くらいはベストだった。
基本的には『女三人、アニメの聖地巡礼旅』を観るのが中心になるので、その辺を受け入れられるかも大きいかな。 俺は大好物( ^ω^)
後は何より曲!!! やっぱり、初代どれみのOPは良いですね。今でも歌えるもの。
最初流れた時はバラードverになってて『これはこれで悪くないけど少し残念・・・』だったのが、映画のラストに原曲流してくれたんで、前半のフラストレーションの分もぶち上がりました!
他にも俺が好きだったED曲がBGMになってたり、当時の挿入歌が今回のEDになってた(未確認)り、曲に関してはかなりファンサービス要素多かったです。
さて、こんなところかな。
映像も良かったけど、映画館の大画面で観なきゃいけない、って感じでもないので、DVDになってからでもオタ属性ある人には観てもらいたい作品ですね。 ハマるかハマらないかは貴方次第、ですが。 少なくとも『どれみキャラくらいしか分からんしなー』で観ないのは勿体ないと思う。
ではではー。