4、ルヴォルグ
(牡・父ディープインパクト×母キトゥンカブードル×母父キトゥンズジョイ/美浦・藤沢和)


パカパカファーム生産でワラウカドの募集馬かつ目玉とされたディープインパクト産駒で、その目玉を堂々つながりの深い藤沢和厩舎に託した。
その昔ワラウカドのハリー氏は昔マチカネ牧場や大樹ファームで場長をしていた方で藤沢和厩舎のタイキ軍団、マチカネ軍団と言えば相当数の活躍馬を輩出。
結果的にこの軍団の馬たちが屋台骨とまでは言わなくとも藤沢厩舎黄金期を支える存在であったのは確かだった。
そんな人がクラブの目玉をお願いしたとなると、期待値がそれなりであることは間違いないはず。
(ちなみにハリー氏は一昨年からダーレーの代表も兼任しており、現在藤沢和厩舎入厩している同じディープインパクト産駒のエデリーも注目の存在と言える。只この馬と比べるとあまりに欧州こてこての血統が故、昨今クラシック路線で活躍するディープ産駒とは一線を画す為、嫌った形)


母父キトゥンズジョイはこてこての欧州の血を持つ米国産馬。
全くサンデーの血を持たないながら産駒からエプソムCを制したダッシングブレイズや昨季POG期間に2勝を挙げるなど円熟期を迎えて輩出した産駒の中から本邦で活躍する馬が出始めた。
中でも直接サンデーの力を借りたビリーヴの仔ジャンダルムのクラシック路線での活躍は目立つものだったし、母の適性から考えれば本質マイラーながらよく食らいついてダービーまで出走したなと思った。
当馬はこのキトゥンズジョイ×サンデーとは逆のディープインパクト(サンデー)×キトゥンズジョイの組み合わせとなるが、相性そのものは悪くなさそうで、直接サンデーではなくディープを挟んだことと母の距離適性(母は芝1700で勝ち鞍あり)を考えると距離はそれなりに持ちそう。
というか馬体を見れば脚が長く胴も長めなのでクラシックでも問題なさそう。


母はこのこてこて欧州のキトゥンズジョイにアリダー×ミスプロをブラックタイプに持ち、かつて現役時代にサンデーサイレンスとライバル関係にあったイージーゴアの血も流れているなんとも縁を感じる配合でロベルト、ニジンスキーにナスキロ、ボルキロ、リボーも持つなど底力豊か。
母が無名に近いながら、血統だけを見てみると輸入したパカパカファームはやはりさすが。


当馬は初仔ながら馬体のサイズに恵まれ、現段階で520K。
既にゲート試験をパスしており、ここまでの過程は順調そのもので、恐らく8月下旬にあるワラウカドの募集馬見学ツアーにまではデビューさせると思われる。
非常に大きな体躯をしているので、運動神経が良ければそれを生かしてかなりやれると思うが、持て余し気味になってしまうと完全ハズレまであるので、一か八かのギャンブル性高い指名ではある。