3、クラージュゲリエ
(牡・父キングカメハメハ×母ジュモー×母父サンデーサイレンス/栗東・池江)


キャロットの募集段階から出来の良さが目立っており、半兄プロフェットもかなり票を集めた馬だったが、それ以上の評価を当時から受けていた。
その期待通りに順調に育成され、早来でもかなりのスピードと運動神経を持っていると、評されいた。
とにかく馬の出来は保証されているので、あとは血統面となるが、母は言わずと知れたトゥザヴィクトリーを出したフェアリードールの一族で、この牝系からはトゥザワールドとトゥザグローリーが出ているようにキングカメハメハとの相性が良い。
当馬はトゥザヴィクトリーの間にロベルト系タニノギムレットを挟んだ形だが、薄手でかつ切れを感じさせるシャープな造りなので、あまりロベルトの色を感じさせず、サンデーサイレンスの特長が出ている。
この切れやシャープさを感じさせるキンカメ牡馬は血統さえしっかりしていればハズレが少なく確実に稼げる傾向にあり、ドゥラメンテやローズキングダム、レイデオロ、コディーノなどはまさに典型例。
同馬はそこまで胴が長くなく、まだトモ高で厚みがないので、印象としてはコディーノにより近いタイプに思え、マイルから中距離辺りで瞬発力を生かすタイプになるのではと思っている。
また全面に出ていないとはいえ、ロベルトやグレイソヴリンを加えたことで長距離をこなす下地を備え、かつ大きなレースでのタフさや勝負強さを強化できていれば、一族が大レースで少し足りない詰めを埋めることができるかもしれない。
特にホープフルS、皐月賞はこれらの血を生かす絶好の舞台になる。


既にゲートをパスしており、秋の阪神開催を見据えているとの話があったが、完成度が思ったよりも高かったことから急遽予定を変更して、札幌の開幕週1800m戦でのデビューが決定。
どこまでの器になるかはちょっと不明だが、悪くとも重賞には顔を出してこれる馬だと思っていて現実的にしっかり稼げるという点で最も期待している存在である。