【タイトル】
エンド・オブ・ホワイトハウス(原題:Olympus Has Fallen)
【概要】
2013年のアメリカ映画
上映時間は119分
【あらすじ】
韓国大統領がホワイトハウスに到着すると、朝鮮統一を目指すテロリストらによってホワイトハウスは占拠されてしまう。韓国の大統領は殺され、アメリカ大統領は人質となってしまった。そこで、かつて不慮の事故により大統領夫人を死なせてしまい、現在はシークレットサービスの仕事を退いていたマイク・バニングが動き出す。
【スタッフ】
監督はアントワン・フークア
音楽はトレヴァー・モリス
撮影はコンラッド・W・ホール
【キャスト】
ジェラルド・バトラー(マイク・バニング)
アーロン・エッカート(ベンジャミン・アッシャー)
モーガン・フリーマン(アラン・トランブル)
アンジェラ・バセット(リン・ジェイコブス)
リック・ユーン(カン・ユンサク)
メリッサ・レオ(ルース・マクミラン)
ロバート・フォスター(エドワード・クレッグ)
ラダ・ミッチェル(リア・バニング)
アシュレイ・ジャッド(マーガレット・アッシャー)
【感想】
後にシリーズ化するジェラルド・バトラーがマイク・バニングを演じるシリーズの1作目。また、本作のアメリカ公開から3か月後に内容が酷似した「ホワイトハウス・ダウン(2013)」が公開されたことも話題となった。
かの有名な「ダイ・ハード(1988)」に似ているという声も多く、「ホワイトハウスのダイ・ハード」と称されることもある。ただ、「ダイ・ハード(1988)」に比べて圧倒的に欠けているのは、主人公がどこにいて、どこからどこへ移動しているのかがさっぱり分からないところだ。もちろん機密上の理由からホワイトハウスの完全な情報を見せることはできないが、ホワイトハウス内は観光で一般人でも入ることができるほどの場所である。せめて映画内のリアリティラインを保てる程度に「どこに何があって、どこからどこへ道が通じていて」といった情報は観客と共有すべきだったと思う。
おそらく製作時にはホワイトハウスの設計図からどこでアクションをしてどこからどこまで逃げてというのは計算していたと思うが、それは表現されていない。しかも、割と暗い中で展開するので余計に分かりづらい。こういうのを表現できていないと、狭い空間で行われているという意味が生じない。
あと、少し気になったのはバニングが最初にテロリストをやっつける場面。そのテロリストは単独行動をしているところをバニングに見つかりやっつけられるのだが、そこそこの人数のテロリストがいたら単独行動は絶対にしないはず。訓練された傭兵集団なのだから尚更。しかもこのテロリスト一人がやっつけられたことにすぐに気付いていない。偵察でもするのなら必ず二人組などで行うはずだし、細かい指摘になるが本作のテイストを考えるともっと拘ってほしい。
そうはいっても本作の主演はジェラルド・バトラー。当時すでにアクション俳優としての地位は確立していた彼の十八番とも言える内容。彼がひとりで敵をわんさかやっつける姿を見たいのならその願望は満たされることだろう。
【関連作品】
「エンド・オブ・ホワイトハウス(2013)」…シリーズ1作目
「エンド・オブ・キングダム(2016)」…シリーズ2作目
「エンド・オブ・ステイツ(2019)」…シリーズ3作目
「ホワイトハウス・ダウン(2013)」…本作と同年に公開された設定が酷似した作品
取り上げた作品の一覧はこちら
【予告編】
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語/韓国語)
<Amazon Prime Video>
言語
├日本語吹き替え
【ソフト関連】
<BD>
言語
├オリジナル(英語/韓国語)
├日本語吹き替え
映像特典
├メイキング
├視覚効果の世界
├地上戦:テロリストとの闘い
├豪華キャストの魅力
├ブラックホーク・シークエンスの舞台裏
├NG集
├ジェラルド・バトラー来日イベント映像
├予告編集