【タイトル】
トランスポーター(仏題:Le Transporteur/英題:The Transporter)
【概要】
2002年のフランス/アメリカ合作映画
上映時間は93分
【あらすじ】
運び屋フランク「契約厳守」「名前を聞かない」「荷物を開けない」の3つのルールでおなじみで、運び屋の仕事を生業にしている。ある日、ある組織から荷物を請け負ったが、タイヤ交換のためにトランクを開けるとその荷物が動いており、自身に課したルールを破って荷物を開けるとそこには一人の女性が入っていた。
【スタッフ】
監督はルイ・レテリエ/コリー・ユン
脚本はリュック・ベッソン/ロバート・マーク・ケイメン
音楽はスタンリー・クラーク
撮影はピエール・モレル
【キャスト】
ジェイソン・ステイサム(フランク)
スー・チー(ライ)
フランソワ・ベルレアン(タルコーニ警部)
マット・シュルツ(ウォール・ストリート)
【感想】
ジェイソン・ステイサムにとって初主演作となった本作は、合計3作品が製作される人気シリーズとなった。ちなみに、ジェイソン・ステイサムもマット・シュルツもそれぞれ悪役として「ワイルド・スピード」シリーズに出演している(共演はない)。
93分という上映時間で、このスケール感とこの内容があれば十分な出来と言えよう。「TAXi」シリーズを当てたリュック・ベッソンによる脚本作品で、カーアクションなんかは「TAXi」シリーズの演出に近しいものを感じる。
そんな「TAXi」シリーズとの違いは、初主演となったジェイソン・ステイサムがアクションのできる俳優であるというところだ。屋敷内からバス倉庫にいたるまで各所で繰り広げられるアクションシーンも見せ場になっている。また、屋敷のドアの覗き穴から外を確認すると、ジェイソン・ステイサムが助走してきているところや、終盤のオイルまみれのアクションシーンなんかはコミカルである。
そんな主人公は自分にも相手にも厳しいルールを課すような人物である。それを最初にしっかり観客に見せて、次の運びでルールを破ってしまう。これだと主人公のキャラ設定がブレてしまう。もう少し待っても良かったと思う。
そのトランクに詰め込まれた荷物から出てきたのはかわいらしい女性で、その後彼らは…みたいなのはご愛敬ということで。上述のように、この上映時間でこの内容であれば本当にちょうど良い。
【関連作品】
「トランスポーター(2002)」…シリーズ1作目
「トランスポーター2(2005)」…シリーズ2作目
「トランスポーター3 アンリミテッド(2008)」…シリーズ3作目
「トランスポーター イグニション(2015)」…リブート
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語/フランス語/北京語)
<Amazon Prime Video>
言語
├日本語吹き替え
【ソフト関連】
<DVD>
言語
├オリジナル(英語/フランス語/北京語)
├日本語吹き替え
音声特典
├ルイ・レテリエ(監督)、ピエール・モレル(撮影)、ニコラス・トレンバシウィック(編集)による音声解説
映像特典
├メイキング
├ストーリーボードと本編の比較
├未使用シーン集(4種)
├ミュージッククリップ「KNOC-TURN'AL MUZIK」
├フォトギャラリー
├予告編
<BD>
収録内容
├上記DVDと同様