【タイトル】
デイズ・オブ・サンダー(原題:Days of Thunder)
【概要】
1990年のアメリカ映画
上映時間は107分
【あらすじ】
レーサーとして才能あるコールは、現場を離れていたクルーのハリーとともにデイトナでの優勝を目指す。
【スタッフ】
監督はトニー・スコット
製作はドン・シンプソン/ジェリー・ブラッカイマー
音楽はハンス・ジマー
撮影はウォード・ラッセル
【キャスト】
トム・クルーズ(コール・トリクル)
ニコール・キッドマン(クレア)
ロバート・デュヴァル(ハリー)
ランディ・クエイド(ティム)
マイケル・ルーカー(ロウディ)
【感想】
「トップガン(1986)」の主役、監督、プロデューサーが再びタッグを組んだ作品。トム・クルーズが演じたコール・トリクルは、本作の前年に若くして病死したティム・リッチモンドをモデルにしている。また、主演したトム・クルーズと医師を演じたニコール・キッドマンはこの年に結婚している。そして、トム・クルーズとロバート・デュヴァルは後に「アウトロー(2012)」で22年ぶりに共演している。
監督、脚本家、プロデューサーで意見が対立して製作が進まず、当日書いた脚本をフロントガラスに貼り付けてそれをトム・クルーズが読み上げるといった手法まで取られた。なお、本作の失敗でドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーはパラマウントを去り、ディズニーへ移籍したがしばらく映画製作を行えない状態となった。
やはり監督、主役、プロデューサーが「トップガン(1986)」同じとあれば、それと同じような作品と言われても仕方がない。戦闘機をレーシングカーに変え、スピード表現などはさすがであると感じ部分もあるがただそれだけである。また、トム・クルーズ主演によるある種のプログラムピクチャーと言えるが、ここまで同じだと飽きられても仕方がない。「トップガン(1986)」でもヒロインの登場に意味を感じなかったのと同様に、本作もニコール・キッドマン演じる医師のクレアが登場する意味を全く感じない。
ただ、MTV風の映画だった「トップガン(1986)」の時代は終わったのか、本作での音楽演出はそこまでくどく感じない。ただ、イントロを聞いただけで分かるようなインパクトのある曲はなかった。
これだけレースシーンがあっても、子供じみたコールとロウディによる病院内車椅子競争の方がよっぽど新鮮でインパクトがある。レースシーンも同じ音楽を流しまくるのと同じように、何度も映画内に登場すると飽きてしまうんだよね。
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【配信関連】
<Amazon Prime Video>
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【ソフト関連】
<DVD>
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├オリジナル劇場予告編
<BD>
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<4K ULTRA HD+BD>
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├オリジナル(英語)
├日本語吹き替え
映像特典
├製作陣に迫る:「デイズ・オブ・サンダー」