【タイトル】
最高の人生の見つけ方(原題:The Bucket List)
【概要】
2007年のアメリカ映画
上映時間は97分
【あらすじ】
共に余命6ヶ月で同じ病室で入院することになったエドワードとカーターは次第に仲良くなり、死ぬ前にやり残したリストの実現に向けて旅に出る。
【スタッフ】
監督はロブ・ライナー
音楽はマーク・シャイマン
撮影はジョン・シュワルツマン
【キャスト】
ジャック・ニコルソン(エドワード・コール)
モーガン・フリーマン(カーター・チェンバース)
【感想】
後のロブ・ライナー監督した2作品に邦題「最高の~」と付けられるまでになったヒット作。ロブ・ライナーとジャック・ニコルソンのタッグは「ア・フュー・グッドメン(1992)」以来15年ぶりとなった。ちなみにジャック・ニコルソンは本作の次に「幸せの始まりは(2010)」に脇役として出演しているが、主演作品としてはおそらく本作が最新(最後)の作品。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン以外のキャストはそこまで有名ではない人がキャスティングされており、文字通り彼らのダブル主演という映画である。
本作は老人2人が余命いくばくもない状況で「死ぬまでにやりたいことリスト」をかなえる旅に出るという映画である。エドワードの娘の問題をさておけば、彼らは対照的ではあるが非常に充実した人生を送っているように見える。もし仮に彼らがあの病室で出会うことなく死んだとしても「幸せな人生だった」と思えるはずだ。そもそもの病気であるというような問題を除けば、彼らには「あまり問題がない」のだ。なので結局彼らが世界を旅して楽しんでいるというだけにしか見えない。
そうなると、本作はエドワードが金持ちでなければ成立しなかった話になってしまう。画的に地味であっても本作はできる限り病室内で完結すべきだったのではないかと感じる。今まで交わり合うはずのなかった対照的な2人が病室で互いの人生を知り、仲良くなり、理解し合うなり、褒め称え合うなりして、最終的に彼らの様子に彼らの子供たちや周囲の人間が影響されていくとかの方が「彼らが最高の人生を送った証」になると思う。ナレーションがカーターである時点で彼らの物語なんだよね。もちろん映画として観客がいる以上、誰かに影響を与える話にはなるけど。
【関連作品】
「最高の人生の見つけ方(2007)」…オリジナル
「最高の人生の見つけ方(2019)」…日本版リメイク
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語)
<Amazon Prime Video>
言語
├日本語吹き替え
【ソフト関連】
<DVD>
言語
├オリジナル(英語)
├日本語吹き替え
映像特典
├ミュージック・クリップ “Say” by John Mayer
<BD>
収録内容
├上記DVDと同様