【タイトル】
リプレイスメント(原題:The replacements)
【概要】
2000年のアメリカ映画
上映時間は118分
【あらすじ】
かつてスター選手だったファルコは試合中のミスが原因でフットボールとは縁のない生活を送っていた。そこへ、フットボール界のストが発生し、ワシントン・センチネルスは選手が足りなくなる。マグギンティー監督はオーナーから代理選手を集めて残り試合をするように要請され、監督はファルコの元を訪れる。
【スタッフ】
監督はハワード・ドゥイッチ
音楽はジョン・デブニー
撮影はタク・フジモト
【キャスト】
キアヌ・リーヴス(シェイン・ファルコ)
ジーン・ハックマン(ジミー・マクギンティー)
ブルック・ラングトン(アナベル・ファレル)
ジャック・ウォーデン(エドワード・オニール)
【感想】
かつてフットボールを題材にしたファンタジー映画「天国から来たチャンピオン(1978)」に出演したジャック・ウォーデンにとって遺作になった作品。また、本作は1987年に実際に行われたストライキをベースにした物語になっている。
あらすじに書いた場面は本当に序盤で、フットボールから縁を切ったファルコは監督の要請ですぐにチームに合流する。正規の選手が戻って来てお役御免となったファルコは、最終戦の後半から監督の要請で登場して大活躍して勝利するという内容である。ストを起こした選手は「リプレイスメント」の輪に入れない。
それぞれのキャラクターが何かを抱えており、チームが一丸となり、最終的にそれを乗り越えるというものだが、描かれるエピソードがバラバラに置かれて、ドラマとして積み上げられている印象は全く無かった。チアガールのアナベルも本当に取ってつけただけの女性キャラクターであり、男ばっかりだから女も入れておけと言わんばかりである。
それから本作には酷い日本描写がある。それがエース・ヨナミネ・シゲオが演じたジャンボ・フミコと名付けられた元相撲取りの日本人キャラクターである。試合前にゆで卵を大量に食べて試合中にそれを吐くという場面がある。このキャラクターの描き方は全編通して悪意に満ち溢れるかのように本当に酷く、ゆで卵を吐くシーンはこちらも気分が悪くなった。差別意識なんて全くの無自覚であり、不愉快極まりない描写であった。
【音声解説】
参加者
├ハワード・ドゥイッチ(監督)
コメディの拘りはなんとなく感じられる音声解説だったが、技術的なこともテーマもほとんど深堀されない浅い音声解説だった。
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語/アメリカ手話)
【ソフト関連】
<DVD>
言語
├オリジナル(英語/アメリカ手話)
├日本語吹き替え
音声特典
├ハワード・ドゥイッチ(監督)による音声解説
映像特典
├メイキング
├メイキング:フットボール・シーン
├オリジナル劇場予告編
<BD>
収録内容
├上記DVDと同様