【タイトル】
ニライカナイからの手紙
【概要】
2005年の日本映画
上映時間は113分
【あらすじ】
沖縄県の竹富島。父が死に、母が7歳の頃に東京へ行ってしまった風希は、郵便局長の祖父と2人暮らしをしていた。風希には東京にいる母から毎年誕生日に手紙が送られており、事情は風希が20歳になったら話すと書かれていた。
【スタッフ】
監督/脚本は熊澤尚人
音楽は中西長谷雄
撮影は藤井昌之
【キャスト】
蒼井優(安里風希)
平良進(安里尚栄)
南果歩(安里昌美)
金井勇太(内盛海司)
前田吟(田中)
【感想】
女優・蒼井優の映画初主演作。
風希の母がすでに亡くなっているであろうことは多くの視聴者が早い段階で気付いたであろう。なんならタイトルからも想像がつく。7歳の娘に自分の死を知らせずに、毎年誕生日になったら手紙を送るという設定である。小さな子供を残して死んでしまう親の気持ちは計り知れないし、子供への愛情表現もそれぞれだが、もし私なら同じことをするにしても、娘に死を知らせることはすべきだと感じる。亡くなった母があらかじめ書いた手紙を1年毎に娘へ送り、それを読んだ風希が次の誕生日までまた頑張ろうと思ってくれる方が自然に感じる。13年間も隠し通すのも現実的ではないし、そのために何人もの人間が彼女に嘘をつかないといけないのか。13年後に「実は死んでいました」なんて知らされる方がよっぽど酷だ。帰省した風希が島民から励まされるのありきとすればそれもそれでどうかと思う。また風希が「母は実は死んでいるのでは」と思う場面もない。察してはいるが信じたくないというようにも感じなかった。島民から励まされた後に、手紙を読み返すシーンがあるが、感動させようとしているのが見え見えでどうも蛇足だった。
ラストシーンは風希が桜の木の下でカメラを撮っているところだったが、桜の花びらを上から降らしているのが見え見えだった。特にラストシーンで画を優先して観客が醒めるような演出はいらない。
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【配信関連】
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【ソフト関連】
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