【タイトル】
容疑者Xの献身
【概要】
2008年の日本映画
上映時間は128分
【あらすじ】
娘と2人暮らしをしていた靖子のところへ元夫が突然現れた。暴力を振るう元夫を靖子は娘と2人で殺してしまう。どうしようか2人が混乱していると、物音を聞いた隣人の石神がやって来る。
【スタッフ】
監督は西谷弘
脚本は福田靖
音楽は福山雅治/菅野祐悟
撮影は山本英夫
【キャスト】
福山雅治(湯川学)
柴咲コウ(内海薫)
堤真一(石神哲也)
松雪泰子(花岡靖子)
【感想】
東野圭吾による小説「ガリレオ」シリーズは2007年からテレビドラマ化され、好評につき劇場版が翌年に製作され、50億円近いヒットを記録した。ちなみに福山雅治は映画初主演である。
本作で起こる出来事は、どう見ても作風に福山雅治の演技とマッチしておらず、演技の力量も堤真一に圧倒的な差を見せつけられている。ここまで主役が弱いと可哀そうにすら見える。
いくら石神の描写を重ねても、「あの石神が!?」とは感じず、DV被害に遭う隣人のためにそこまでやるとはとても思えない。偽装のために何の関係のないホームレスが1人殺されている件については、まるでなかったかのように映画内では無視されている。石神が人を愛することができた事実を美談のように語るラストの湯川のセリフ。いくら友人だったからと言って買い被り過ぎである。
ほとんど存在意義すら感じられなかった内海と話しているところに明らかなCGの雪が降ってきたとしてもそれが本作の終わりにふさわしいとは思えない(そういやオープニングもよく分からん感じだった)。
【関連作品】
「容疑者Xの献身(2008)」…ガリレオシリーズ劇場版1作目
「真夏の方程式(2013)」…ガリレオシリーズ劇場版2作目
「沈黙のパレード(2022)」…ガリレオシリーズ劇場版3作目
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
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├オリジナル(日本語)
【ソフト関連】
<DVD(スタンダード・エディション)>
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映像特典
├ガリレオ関連作品情報
<DVD(スペシャル・エディション)>
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映像特典(Disc1)
├ガリレオ関連作品情報
映像特典(Disc2)
├容疑者Xの誕生 〜ガリレオシリーズ ベストセラー秘話〜
├湯川学を徹底検証! 〜ドラマから映画化、そして公開まで〜
├メイキング・オブ・オープニング
├メイキング・オブ・雪山登山
├予告編集
<BD>
収録内容
├上記DVD(スペシャル・エディション)と同様
【書籍関連】
<容疑者Xの献身>
形式
├電子
├紙
出版社
├文春文庫
著者
├東野圭吾
長さ
├335ページ