徒然なる枕草子VII 37「あの頃」(心の中へ475) | isaoのブログ

03:27
09:40
面白く無いことが起こった。
些細な事ばかりだけれど、
それらが重なると気分は不快で
穏やかでは無くなる。
だから帰宅と同時に大量の酒を煽った。
銃を持ってなくて良かったとつくづくと思った。
アルコールが
これ以上血液の中に溶け込めない高濃度になると
脳細胞は幻影を見させてくれる様になる。
私はパソコンの前に居ながら
心は53年前、昭和45年のあの頃に飛んでいた。
当時中学生の私は深夜ラジオに取り憑かれていた。
中でも山平和彦の「ミッドナイト東海」に夢中だった。
当時、茜部に住んでいた山平和彦を訪ねた事が有った。
玄関チャイムを鳴らすと
マイペースのメンバーが出て来た。
私と友人は部屋に案内され
まだ未発表だった「東京」を生で聞いた。
「売れるかな~?」
メンバーの一人が心配そうに聞いた。
「売れますよ!」
私と友人は力強く言った。
山平和彦さんは2004年。
交通事故で無くなっている。
大好きな歌があった。
でも、いくら検索しても
その曲の一番しか出てこなかった。
「ぼうやの五寸くぎ」と言う唄である。
https://www.youtube.com/watch?v=DIv7n0NO37w
そしてもう一曲、いずみたく氏の
「戦争は終ったけれど 」
https://www.youtube.com/watch?v=dAfdGoOk-xA
がある。
これはベトナム戦争の悲劇を
唄ったものなのかも知れない。


幕は突然降ろされて(心の中へ475)
03:27
10:13
朝早く珈琲に誘われたので行って来た。
喫茶店ではなく自宅に来て欲しいとの事だった。
そこには旨いモーニングセットが用意してあった。
珈琲豆の知識は皆無なので

説明は手で制し遠慮したのだが
素人の貧乏舌でもその旨さは充分に伝わって来ていた。
「あの頃に戻りたい?」
と不意に聞かれたが、私は即座に首を横に振った。
「このままでいい。」
このまま枯れて行くのが一番良い。
もう充分この世の辛さは味わったのだから。