2023年11月3日(金)。文化の日。天気晴れ。日差しが強かったです。

京王線「多磨霊園駅」。

ここから、京王バス「武95武蔵小金井駅南口行き」に乗車します。

バスは、多磨霊園の中を通って「30m道路(東八道路)」へ。「多磨町」バス停で下車して、「武蔵野公園」に入りました。

コスモスの花が咲いていました。

青い空に向かって樹が伸びています。秋の景色です。

イチョウの葉が陽に輝いていました。

野川を渡ります。武蔵野公園の野川に来ると、いつも「プー棒投げ」を思い出します。

「武蔵野公園」の中のため池では、釣りができるようになっています。

野川は、武蔵野台地の武蔵野面(上)と立川面(下)との境界をなす国分寺崖線に沿って流れています。国分寺崖線の下では水が湧き、「水を吐く」に由来するという説もある「ハケ」と呼ばれる一帯になっています。国分寺崖線に沿って続く道は「ハケの小路」と呼ばれています。

「ハケの小路」の道幅が狭くなると、雰囲気が出てきます。

「ハケの小路」に沿って、「小金井市立ハケの森美術館」があります。

傍らには、湧水が出ていたりして、昔を偲ばせます。

「小金井市立はけの森美術館」は、画家・中村研一(1895(明治28)年―1967(昭和42)年)の旧宅敷地に建てられていて、裏の崖面の庭園と併せて公開されています。中村研一は、大正期から活動した洋画家で、戦中は藤田嗣治とともに戦争画を制作したことでも知られます。

美術館内は撮影禁止でしたので、庭園の紹介をいたします。

中村研一の旧宅です。1959(昭和34)年築。国の登録有形文化財です。コロナ禍前までは、この建物を使って喫茶室が開かれていたそうですが、現在は休業中です。

旧宅主屋の隣には、茶室も建てられています。

庭園の中には湧水がありました!

庭園は、国分寺崖線に沿っています。

崖の上から庭園を見下ろします。国分寺崖線(ハケ)沿いの邸宅は、大岡昇平の小説「武蔵野夫人」の舞台です。が、私は読んだことはありません。

崖の上にも出入り口があります。

コミュニティバス・CoCoバスで、「武蔵小金井駅南口」に出ました。

武蔵小金井駅前にはタワーマンションが建ち並び、たいへん新しい街並みになっています。

一方、駅の北口は、「旧・西友」(手前)、「旧・長崎屋」(奥)が残っていました。

「石窯パン工房サンメリー」という店で休憩しました。

中村研一の絵です。一番左は、藤田嗣治が中村研一を猫に擬して描いた絵だそうです。