これまでのロボコップ作品は一度も見たことありません!
アイアンマンやよくあるヒーローもののような敵を鮮やかにやっつけて清々しいアクションにあふれた明るい作品だとばかり思っていたら......見事に裏切られました......。
ここからは思いっきりネタバレありの感想です。
序盤はずっとロボコップ誕生の背景を描いていて、「前置きが長いなー。ロボコップ誕生秘話はこんなにじっくり描かなくていいからさっさとスカッとするアクション見せてよ」と思っていたら......、もう爽快感は期待できない......と気づき始めました。
ロボコップ誕生の背景からして、すごく理由が嫌らしい。
欲とカネ、政治と企業の癒着。
ロボット実用化に向けてはまだまだ国民は批判的。そこで、「民意を動かすには困難を乗り越えた人間が最新技術でロボコップとして生まれ変わり、国民の正義の味方になって、みんなのヒーローになるっていう筋書きはどうだろう」と書いてるだけで胃がムカムカしてきそうなことを狙って、ロボコップを作るんですよ。
で、都合が悪くなって用済みになったら、「死んだってことにしたら、永遠のヒーローになるよね」ってなるんですよ!!!
ほんと、見ていてロボコップがやりきれなくて悔しくて悲しくなってきました。
ロボコップの奥さんと息子も振り回されて可哀そうだった。
本人は自分の意思でロボコップになったわけじゃないのに。
最近はテレビや映画でロボットや最新ICチップを埋め込まれた半人間みたいなコンテンツが大人気ですが、その誕生には、ものすごーい繊細な技術もお金も必要で、裏では政治的権力や大企業のおカネが動いていて、ロボ化された人間にも家族がいて、家族は何を思うのか、果たして幸せなのか。
実は、ヒーローも政治と大企業の利益のために利用されてるだけじゃないのか。
そんな社会批判を描いた、なんだか皮肉めいた一作でした。
というわけで、アクション映画を期待していくと痛い目にあいます。
オリジナル作品たちはこちら。