平成最後のダービー、30年の悲喜こもごも 2018/05/26 文春オンライン
「経営者は馬とフェラーリは買うな」とは、若き日のサイバーエージェント・藤田晋が、先輩経営者のUSEN・宇野康秀から受けた忠告である(注1)。これが広く知られるようになるのはライブドア事件のときで、堀江貴文が馬もフェラーリも買っていたからだ。あるいはフサイチコンコルドでダービーを制した馬主・関口房朗は、
その勢いで経営する会社で競走馬事業を始めようとして、社長を解任されている。
2017年、日本ダービー ©杉山拓也/文藝春秋
馬主・田中角栄もダービーオーナーになれなかった
かように競走馬を持つことは、ひとを狂わせるほどのロマンであり、
ダービーはその頂点の時であるらしい。
その価値を語るのによく引き合いに出されるのが、チャーチルの言葉
「ダービー馬のオーナーになることは一国の宰相になるより難しい」である。
日本では「ダービーはカネでは買えない」とも言われ、さしもの田中角栄も、首相にまで登りつめ、妻名義の馬でオークスを勝ちはしたが、ダービーには縁がなかった。それほどのことを県議会議員にしてなしたのが、サニーブライアンの馬主・宮崎守保( 当時埼玉県議 )であったりもする。
1997年、第64回日本ダービー優勝馬 サニーブライアン ©石川啓次/文藝春秋
バブルの時代、熱狂の東京競馬場を逃げ切った馬
平成が終わりを迎えようとする今、そのはじめをふり返れば、ウィナーズサークルがダービー馬となる平成元年の暮れに、日経平均株価は3万8957円の史上最高値を
つける。そうした日本経済が最高潮のときにデビューした馬がつどう90年の日本
ダービーは、伝説のダービーとなる。19万6517人が東京競馬場に集まったのだ。
これは日本記録であり、世界記録でもある。
その熱狂のなかをアイネスフウジンはレースレコードで逃げ切る。
土地や株でカネを掴んだバブル紳士が競馬場に集まる時代、その絶頂時にダービーを制した馬主の名は小林正明、自動車用品を扱う会社の経営者であった。
馬主になって3年で、「こんなに早くダービーを勝つという幸運があっていいのか、
怖さを感じています。事業をやってきて怖いと感じたことはなかった。この幸運を
大事にしたい」(注2)と語っている。
社長3人がラブホテルで自殺する事件
そんな小林が再び世間の注目をあつめるのは8年後のこと。
98年2月、経営に行き詰まった社長3人がラブホテルで自殺する事件がおきる。
その自殺者のひとりが小林であった。
事件直後の週刊新潮の記事「最後の晩餐は牛丼で『社長三人』首吊り心中のなぜ」には、現場近くの牛丼屋にきちっとした身なりの客が現れ「その場違いなお客さんが、深刻そうな雰囲気を漂わせて、牛丼の “並” の札を持ってカウンターにみえたん
ですよ。私は、“こんな重役のような方が、並を召し上るんだ” と不思議におもった
ものです」との証言が載る。そうして三人で牛丼の食べたのち、ホテルで缶ビールを飲み、最期をむかえる。
かくして強運のダービーオーナーは死す。それでもアイネスフウジンのレコードタイムは、小林の死後もしばらく残り、ダービーが近づくたびに顧みられるのだった。
瞬く間に3度ダービーを制したオーナー
そのレコードを大幅に更新するキングカメハメハをはじめ、ディープインパクト、マカヒキと瞬く間に3度ダービーを制したのが金子真人だ。金子が社員5人ではじめた会社は、バブル崩壊の影響を乗り越え、94年になって東証一部に上場するあたり、
堅実さがうかがえる。週刊文春06年1月5-12日号によると、そんな金子が競馬に手を出すのは、知り合いの社長に持ち馬を買ってほしいと頼まれたことによる。しかし、競馬のけの字も知らない金子は、競馬に通じた知人にこう相談するのであった。
「お金の遣い方教えてくんない?」。カネ持ちにしか言えない言葉である。
それに対して知人は、くだんの社長に持ちかけられた話は勧めずに、かの吉田勝己と引き合わせる。「事業に成功し、財をなした人が馬に手を出す例は少なくない。
だが、たいてい失敗する。さんざん散財して、たどり着くのが社台、ノーザンファーム」との知見からだ。かくして金子は、いきなり知り合った吉田が代表を務める
ノーザンファームの生産馬で大舞台を3度、勝つ。
現れては消えていく馬主の世界にあって、うまいカネの遣い方を教えられたようだ。
昭和最後のツービート、平成最後のキタノコマンドール
ダービーを勝たずとも、競走馬を持つこと自体が社会的なステイタスである。
高額で買った馬の名付け親を譲ったり、馬名にひとの名前を入れたりするのは、そんな身分でこそのお大尽だろう。前者は最近ではこじはると白石麻衣を名付け親にした例が有名か。後者は、公営だがアケミボタンにアケミダリア、アケミタンポポと外務省職員が公金を横領したカネで馬を買い、愛人の名前をつけたのが思い起こされる。スナックを持たせるよりもゴージャス感のあるプレゼントだ。実のところは横領したカネなので、みみっちい話だが。
さて今回の日本ダービーには、今をときめく亀山敬司率いるDMMの馬が出走する。ビートたけしが名付け親のキタノコマンドールだ。
昭和最後のダービーにガクエンツービートなる馬が出走し、9着となったが、
平成最後のダービーでキタノコマンドールはいかに?
(注1) 藤田晋「馬とフェラーリ」2004年10月26日
「渋谷ではたらく社長のアメブロ」
(注2) 『週刊100名馬vol.7 アイネスフウジン』小野塚燿「涙の向こうに見えたもの」
『 カタログ506番 』
エアシャカールの生まれ故郷は、千歳の社台ファームである。社台ファームといえば、言わずと知れた日本最大の生産牧場であり、特にサンデーサイレンス導入以降の大レースでの実績は、他の牧場を完全に圧倒している。現在の社台ファームは、
この牧場を一代で日本最大の牧場に育て上げた吉田善哉氏の死後、その息子たちに
よって3つに分割され、一族によるグループ牧場となっているが、先代からの名前を
そのまま受け継ぐ社台ファームは、長男の吉田照哉氏が継いだものである。
エアシャカールの牝系は、照哉氏と非常に深い因縁で結ばれていた。
彼らの縁は、実に1972年まで遡る。社台ファームは、当時米国にフォンテンブロー
ファームという牧場を所有していたが、その当時現地に赴いて場長を務めていたのが照哉氏だった。そして、エアシャカールの曾祖母にあたるタバコトレイルは、
そのフォンテンブローファームの繁殖牝馬であり、祖母のヒドゥントレイルは
フォンテンブローファームで生まれた生産馬だったのである。
もっとも、照哉氏自身が配合を決めたというヒドゥントレイルは、脚が大きく曲がった「失敗作」だった。そのため照哉氏は、ヒドゥントレイルを「1万ドルか2万ドル」という捨て値でさっさと売り払ってしまった。そのうち社台ファームは、77年に
フォンテンブローファームを手放し、照哉氏も日本へ呼び戻された。後に照哉氏が聞いたのは、案の定ヒドゥントレイルがレースに出走することもないまま繁殖入りしたという知らせだったが、照哉氏も数いる生産馬の1頭、それも「失敗作」のことをいつまでも気にしているわけにもいかず、そのうちにこの血統のことを忘れていった。
ところが、照哉氏はその後、何度もヒドゥントレイルの名前を聞かされることになった。照哉氏が日本へ戻った後になって、ヒドゥントレイルの子供たちが次々と走り
始めたのである。ヒドゥントレイル産駒が次々と重賞、準重賞を勝った反面、ヒドゥントレイル以外に繁殖入りしたタバコトレイル産駒は、そのほとんどが失敗に終わった。照哉氏は、「失敗作」の子供たちが結果を残したことに、馬づくりの難しさを痛感せずにはいられなかった。・・・そんな照哉氏が93年に出かけたアメリカの競り市に、ヒドゥントレイルの娘であるアイドリームドアドリームが上場されたのである。
カタログに「№506」と記されたアイドリームドアドリームは、自身の競走成績こそ22戦2勝とそう目立ったものではなかったものの、その兄弟からは多くの活躍馬が出ていた。ちなみに、「アイドリームドアドリーム」という馬名は、意訳すれば「夢破れて」というもので、歌劇「レ・ミゼラブル」内の歌曲に由来するといわれている。この歌は、夢破れ、仕事を失い、男にも逃げられた不幸な女性が、自らの境遇を
悲しんで歌うその名のとおり、寂しい歌である。
照哉氏は、ヒドゥントレイル、タバコトレイルの血統への思いもあって、彼女を
買うことにした。彼女に対する注目度はそう高くなく、価格も大きくつり上がることもないまま、6万3000ドルで落札することができた。こうしてヒドゥントレイルの
血統は、約20年の時を経て、再び照哉氏のもとへと戻ってきた。
『 幻に消えた強敵 』
弥生賞で「皐月賞の最有力候補」という不動の地位を勝ち取ったフサイチゼノン
陣営は、「フサイチ」の冠名のとおり、当時の競馬界の風雲児とされた関口房朗氏が馬主であり、管理調教師は田原成貴師だった。関口氏は田原師のきわめて有力な後援者と見られており、田原師の騎手引退直後から、2人の派手な言動は競馬界に様々な
意味での波紋をもたらしていた。彼らから発した最大の競馬界のニュースは、なんといっても米国のセリで、後のケンタッキーダービー馬フサイチペガサスを、なんと400万ドル(当時のレートで約5億6000万円)で競り落としたことだろう。
ところが、鉄のように固いと思われた彼らの関係は、フサイチゼノンによって、
瞬く間に破綻を迎えてしまった。この時の騒動を「フサイチゼノン事件」として
記憶にとどめているファンは多いはずである。
ことの始まりは、皐月賞の1週前追い切りだった。皐月賞まであと10日ほどで、
各馬とも大舞台への最終調整の段階に入っており、中でも皐月賞での1番人気が
確実視されるフサイチゼノンの走りは、マスコミの注目を集めた。
フサイチゼノンはそこでもきっちりと時計を出し、仕上がりは順調に見えた。
ところが、その数日後に突然マスコミに「フサイチゼノン、皐月賞回避」の報が流れ田原師もあわてて集まってきた記者たちに対して回避を正式に発表した。
回避の理由は「走りに覇気がない・・・」というものだった。
故障でもないのに、調教の印象だけで、しかも皐月賞という大レースを回避するというのは、前代未聞の出来事である。記者やファンは、田原師の思い切りがいい・・・
思い切りがよすぎるようにも思われる決断に驚き、そして呆れた。・・・だが、驚き
呆れたでは済まなかったのが、フサイチゼノンのオーナーである関口氏だった。
関口氏は、マスコミ報道に接するまで、フサイチゼノンの皐月賞回避について
田原師からは一言も相談されていなかったのである。
「馬主の意向も聞かずに皐月賞ほどの大レースを勝手に回避するとは何事か」
ということで、関口氏は激怒した。その後の検査で、フサイチゼノンは右トウ骨に
骨膜炎を発症していたことが明らかになり、田原師の判断は間違っていなかったことが証明される形となったものの、2人の間に生じた溝はついに埋まることなく、皐月賞前後の競馬界は、「田原対関口」のニュースで埋め尽くされることとなった。・・・この「フサイチゼノン事件」は、やがて関口氏がフサイチゼノンを含むすべての所有馬を田原厩舎から引き揚げるという形で決着した。フサイチゼノンの移籍先は、奇しくもエアシャカールと同じ森厩舎だったが、その後、さらに米国のN.ドライスデール厩舎へと再移籍している。もっとも、フサイチゼノンは結局弥生賞以降勝利を味わうことなく引退しており、人間たちのトラブルの犠牲となってしまった感を否めない。
関口さんは、日本とアメリカの両方でダービーを制したオーナー。
( フサイチコンコルド、ペガサス )
サイバーエージェント・藤田晋社長、ここ数年馬主になっていますね
人のトラブルに巻き込まれたくないですが、いつどこで巻き込まれるか
分からない世の中になってきたので、気を付けたいですね
ここ数年、スーパーホースといわれる馬が出てきていないので、
もうそろそろ出て来てほしいですが、そう簡単に出てこないでしょね。
だから、ジョッキーがもっと頑張って自分の腕を磨き、馬の能力を引き出し、
観ていて面白いレースが出来るように期待します。頑張って下さい
成貴さんと関口さんじゃないですが、一つの事がキッカケですぐ崩れてしまう関係。
人との信頼関係もそうですが、築き上げるまでが時間がかかり、崩れる時はすぐ
純ちゃんに嫌な事をしてこないで!口臭を持って来ない、体を動かしにくくしない、人の言葉を言わさないで人の感情を持って来ないで、言ってこないで
【ボートゲームの禁じ手】を使わないで!
いくつかのゲームには、ルールで定められた禁じ手が存在する。
禁じ手を打った(指した)場合、即座に負けとなるのが一般的である。
スポーツやゲームのように明確な規制で禁じられたものではなく、
「使うべきではない」とされる手法についても「禁じ手」と呼ばれることがある。
※このルールを違反した時点で、ゲームオーバー及びゲームアウト!
その技術を使わないで!
束縛、嫉妬や執着、妬み、依存、あの三女が遠隔でコントロールするの止めて ( あの三女、お互いを似ているように近づけようとしないで )
人に威圧的な言動、迷惑な行動は止めて。心に入って来ない、心を読まない、
人に体調不良やネガテなィブな感情を持って来ない。口臭も。咳込まさない。
人の後ろに憑かない憑依しない、言ってこないで
思考低下させない、胸にモヤモヤさせない、情報を吸い上げないで。トイレ関係も。
言葉使いが乱暴。人をバッサリ言葉で切らない。深夜に連絡してこないで
仕事の邪魔や記憶障害にしない。目の錯覚、頭をボーっとさせないで、笑い上戸にしない。人に言われたことを他人の心の中に持って来ないで、響かせないで
特にブログを書いている時、いちいち注文を言ってこないで、自分で考えて書いて。
私が寝てると思って、いろんなことを言うの止めて、負けず嫌いも程々に、優柔不断、人間不信を持ってこないで、キツイ気を感じる。毒舌禁止、散財禁止
自分が言わせたい言葉を人に言わせない。乗り物関係を運転時は、邪魔をしてこない
人の感情やパワーを抑えない、持って来ない。口のろれつが回らないようにしないで
唇を痺れさせない!卑猥な言葉を言ってこない、言わさないで、調子づかないで
あの親子、水晶を使って人を脅さない。マウントを取って来ない、過保護にしない!個人情報保護法、プライバシー侵害しない!その力、仕事以外に使わないで! 人の為に使って、決して悪いように使わないで。日本には言論の自由がある( 自分達に嫌な事を言われていると思って咳込まさないで、自意識過剰、被害者意識が酷い )
全責任は、お母さん達に取ってもらう。もちろん本人にも取ってもらう!
人のPCやスマホにハッカーになって侵入してこないで、エラーが出たので止めて
首を痛くしないで!長女のパワーを持って来ないで!使わないで!
上記に書いていることは、みんなのことを指す
3つの約束やルール、個人的に約束した事、日本の常識は必ず守って。
アミューズ同様、みんなに対しても約束など厳守して
( 私の言うことを聞く・命関係は打ち止め・引退関係・契約書など、反故にしない )
いつもありがとうございます。
最後までお読みいただきありがとうございました