パンダと歴史の聖地*四川省・成都〜04_三国志・蜀の舞台&考古学&伝統芸能 | + つれづれ in タイ・バンコク +

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つれづれなるままに。

2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

4ヶ月前のコトだけど(ノω<`*)

2018年12月のタイの3連休を利用して、
パンダの故郷である成都市へ


◆ パンダと歴史の聖地*成都

04_歴史に触れる〜三国志&考古学 左矢印
05_ごはんと散策と宿泊と



中国4,000年の歴史。

この成都には、
3,000〜4,000年前の遺跡
「三国志」の舞台となる「蜀」の姿、
有名な詩人・杜甫が暮らした庵、
在りし日の古い街並み…

と、まあ、
成都は、歴史好きが
トキめくスポットが
盛りだくさん乙女のトキメキ



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まずは、三国志の聖地へ。

御意ー、御意御意ー!٩( 'ω' )و


自ら「聖地」を名乗っていくスタイル


武侯祠

「武侯」とは、
「諸葛亮孔明」を指していて、
孔明や蜀の武人たちを祀っているところ。


入口でチケットを買って、いざ!


入場料は、50元≒850円。


入口には人がたくさんいたけれど
敷地内が広いのもあって、
ゆったりと散策できました。



じっくり丁寧に見ていると、
あっという間に半日が終わる。


諸葛亮孔明の像



さすがに孔明を祀っている場所なだけあって
孔明だけ特別枠で像がある。


でも、1番の人気スポットは、
孔明よりもこの3人かも(◎・ω・◎)?


三国志で1番人気とも言われる
桃園三兄弟が勢ぞろいアップ




劉備




関羽




張飛



死ぬときは一緒だと誓い合った3人が
現代でこうして共に並んでいるのを見ると
胸熱〜!


建物の外にも、
桃園の誓いをトリビュート。




石になってまで、3人いつでも一緒。
胸熱〜!!!


お庭も実に美しく、
散策しがいがあって楽しい。


四季があるって、よいね。

彼らもこうして季節の移ろいを
楽しんりしていなのかしら。


武侯祠の隣にある錦里という商業エリアも
三国志まみれ。


それぞれの武将たちをモチーフにした
御守袋に願いを書いて、


吊るす!


圧☆巻☆


可愛らしい三兄弟たちも。


敵がこんなに可愛いかったら、
戦う気も失せちゃうね。

はっ、コレが孔明の罠!? ‬‪



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お次は、
3〜4,000年前の遺跡 へ。


金沙遺址博物館


2001年に発見されたばかりで、
紀元前1,700年頃からの遺跡だとか。

殷周時代よりも昔の話。
封神演義の舞台も、ずっとずっと昔。



入口で入場券を購入。


入場料は、70元≒1,200円。
…結構高い。


博物館の中は、とっても広い!


まずはメインの建物へ。


広い…でかい…


広い建物の中に入ってみると、


どでかい建物の館内、
ぜんぶ遺跡。


ぜんぶ、遺跡。


スケールがやばい。意味がわからない。

中国ヤバい。

だてに4000年も歴史やってないし、
だてに14億人もいないし、
だてにGDP世界2位やってない。

そういう規模感がないと、
こんな展示できっこない。

遺跡を発見してたったの6年でこの博物館。

中国ヤバい。
むり。かなわない。

遺跡もすごいけど、
この博物館の存在そのものがすごい

中国ヤバい。


遺跡には、
発掘時の様子も残されていて、
いやコレすごいな。


4,000年前の在りし日を生き生きと
再現できそうな遺跡。


次の建物も、これまたでかかった。


遺跡から発掘されたものたちが
数多く展示されています。


その中でも、目玉となっている1つが
太陽神鳥金箔


太陽神鳥をモチーフにした天窓も大迫力。

遺跡から発掘された太陽神鳥金箔は、
実際に見るコトができます。



太陽神信仰って、
世界中どこにでもあるんだなあ。面白い。


もうひとつの目玉が、金面具



金のお面。

ガラス越しにではあるものの、
間近で見られて、ちょっとドキドキ。


建物の外のお庭が、
コレまたやっぱり綺麗でステキ。


見応え十分な博物館でした。


中国ヤバい。



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3ヶ所めは、
有名な詩人・杜甫が暮らしていたという
杜甫草堂へ。


入場料は、60元≒1,000円。

国語の授業でも習う漢詩だから
「国破れて山河あり」
「白髪かけば更に短く」
あたりは、知っている日本人も多いかも。


建物の多くは、再興したもののようだけど
こういう景色を見ていると
多くの素晴らしい漢詩が生まれるのかな
なんて思わせる静かで美しい場所。





派手なものはなにもなくて、
見どころは、ただただ景色の美しさ。

侘び寂びを感じられるそんな場所。


杜甫の像もある。



それでもやっぱり、「空間」こそが、
杜甫の素晴らしさを
思わせるんじゃないかな。



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最後は、成都の伝統芸能である
川劇 へ。


「京劇」の成都版ってカンジかな(◎・ω・◎)?

成都市内のアチコチで観られるけれど、
ホテルのすぐ目の前にある有名な劇場
蜀風雅韵」で観劇しました。


チケットの購入も、ホテルで予約。


150元≒2,500円のファーストクラスで鑑賞。


劇場内は、正面の舞台から後ろに
テーブルと椅子の席が設けられています。


席につくと、お茶のサービス。


お湯がなくなってくると、
どんどん注いでくれる。

開演前にそんなにお茶を飲んだら
途中でお手洗いに行きたくなっちゃう!
って思いながらも、寒さの中で飲む
熱いお茶ってなんであんなに美味しいのか…

選べるおやつもついてきて、
開演前にガブガブもぐもぐ。


ごま団子、んまんま(*´꒳`*)


そして始まる「川劇」。


ド☆派☆手!!!

京劇っぽい表現方法で、面白い。

笑いのシーンもあるし、
独特の楽器や音楽も、いかにもってカンジ。


だけど1番すごいのは、
川劇独自の「変臉」。



川劇の1番の特徴は
瞬時に顔がパッ変わる「変臉」という技。

口伝でしか伝えない一子相伝の技らしく、
何度見ても、動画をコマ送りにしても、
なんでこんなに顔が変わるのか謎すぎて、
手品ってレベルを超えている。

ほんと、なんで…?
どうやって変わるの?

すごい…川劇すごい…!!

さいしょはぶっちゃけ、
ふつうの京劇かな〜って思いながら
疲労とあいまって、退屈気味だったんだけど
変臉が始まってからの盛り上がりと熱気が
ハンパなかった!

そりゃあ盛り上がるわ!
あんなん見せられたら、盛り上がるわ!!

コレを見ないなんて、もったいない。


こんな技ができちゃうなんて、
中国ヤバい。




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元々、歴史好きではあるのだけれど、
日本史専攻だから楽しめるか心配でした。

が、あまりのスケール感や技巧、
季節の美しさに驚くばかり。

上海や香港とはまた違った中国の一面を
楽しめました(*´꒳`*)