4ヶ月前のコトだけど(ノω<`*)
2018年12月のタイの3連休を利用して、
パンダの故郷である成都市へ
◆ パンダと歴史の聖地*成都
04_歴史に触れる〜三国志&考古学
05_ごはんと散策と宿泊と
中国4,000年の歴史。
この成都には、
3,000〜4,000年前の遺跡や
「三国志」の舞台となる「蜀」の姿、
有名な詩人・杜甫が暮らした庵、
在りし日の古い街並み…
と、まあ、
成都は、歴史好きが
トキめくスポットが
盛りだくさん
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まずは、三国志の聖地へ。
御意ー、御意御意ー!٩( 'ω' )و
自ら「聖地」を名乗っていくスタイル
武侯祠
「武侯」とは、
「諸葛亮孔明」を指していて、
孔明や蜀の武人たちを祀っているところ。
入口でチケットを買って、いざ!
入場料は、50元≒850円。
入口には人がたくさんいたけれど
敷地内が広いのもあって、
ゆったりと散策できました。
じっくり丁寧に見ていると、
あっという間に半日が終わる。
諸葛亮孔明の像。
さすがに孔明を祀っている場所なだけあって
孔明だけ特別枠で像がある。
孔明よりもこの3人かも(◎・ω・◎)?
死ぬときは一緒だと誓い合った3人が
現代でこうして共に並んでいるのを見ると
胸熱〜!
建物の外にも、
桃園の誓いをトリビュート。
石になってまで、3人いつでも一緒。
胸熱〜!!!
お庭も実に美しく、
散策しがいがあって楽しい。
四季があるって、よいね。
彼らもこうして季節の移ろいを
楽しんりしていなのかしら。
武侯祠の隣にある錦里という商業エリアも
三国志まみれ。
それぞれの武将たちをモチーフにした
御守袋に願いを書いて、
吊るす!
圧☆巻☆
可愛らしい三兄弟たちも。
敵がこんなに可愛いかったら、
戦う気も失せちゃうね。
はっ、コレが孔明の罠!?
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お次は、
3〜4,000年前の遺跡 へ。
金沙遺址博物館
2001年に発見されたばかりで、
紀元前1,700年頃からの遺跡だとか。
殷周時代よりも昔の話。
封神演義の舞台も、ずっとずっと昔。
入口で入場券を購入。
入場料は、70元≒1,200円。
…結構高い。
博物館の中は、とっても広い!
まずはメインの建物へ。
広い…でかい…
広い建物の中に入ってみると、
どでかい建物の館内、
ぜんぶ遺跡。
ぜんぶ、遺跡。
スケールがやばい。意味がわからない。
中国ヤバい。
だてに4000年も歴史やってないし、
だてに14億人もいないし、
だてにGDP世界2位やってない。
そういう規模感がないと、
こんな展示できっこない。
遺跡を発見してたったの6年でこの博物館。
中国ヤバい。
むり。かなわない。
遺跡もすごいけど、
この博物館の存在そのものがすごい。
中国ヤバい。
遺跡には、
発掘時の様子も残されていて、
いやコレすごいな。
4,000年前の在りし日を生き生きと
再現できそうな遺跡。
次の建物も、これまたでかかった。
遺跡から発掘されたものたちが
数多く展示されています。
その中でも、目玉となっている1つが
太陽神鳥金箔。
太陽神鳥をモチーフにした天窓も大迫力。
遺跡から発掘された太陽神鳥金箔は、
実際に見るコトができます。
太陽神信仰って、
世界中どこにでもあるんだなあ。面白い。
もうひとつの目玉が、金面具。
金のお面。
ガラス越しにではあるものの、
間近で見られて、ちょっとドキドキ。
建物の外のお庭が、
コレまたやっぱり綺麗でステキ。
見応え十分な博物館でした。
中国ヤバい。
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3ヶ所めは、
有名な詩人・杜甫が暮らしていたという
杜甫草堂へ。
入場料は、60元≒1,000円。
国語の授業でも習う漢詩だから
「国破れて山河あり」
「白髪かけば更に短く」
あたりは、知っている日本人も多いかも。
建物の多くは、再興したもののようだけど
こういう景色を見ていると
多くの素晴らしい漢詩が生まれるのかな
なんて思わせる静かで美しい場所。
派手なものはなにもなくて、
見どころは、ただただ景色の美しさ。
侘び寂びを感じられるそんな場所。
杜甫の像もある。
それでもやっぱり、「空間」こそが、
杜甫の素晴らしさを
思わせるんじゃないかな。
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最後は、成都の伝統芸能である
川劇 へ。
「京劇」の成都版ってカンジかな(◎・ω・◎)?
成都市内のアチコチで観られるけれど、
ホテルのすぐ目の前にある有名な劇場
「蜀風雅韵」で観劇しました。
チケットの購入も、ホテルで予約。
150元≒2,500円のファーストクラスで鑑賞。
劇場内は、正面の舞台から後ろに
テーブルと椅子の席が設けられています。
席につくと、お茶のサービス。
お湯がなくなってくると、
どんどん注いでくれる。
開演前にそんなにお茶を飲んだら
途中でお手洗いに行きたくなっちゃう!
って思いながらも、寒さの中で飲む
熱いお茶ってなんであんなに美味しいのか…
選べるおやつもついてきて、
開演前にガブガブもぐもぐ。
ごま団子、んまんま(*´꒳`*)
そして始まる「川劇」。
ド☆派☆手!!!
京劇っぽい表現方法で、面白い。
笑いのシーンもあるし、
独特の楽器や音楽も、いかにもってカンジ。
だけど1番すごいのは、
川劇独自の「変臉」。
冬乃@poohka_27川劇の1番の目玉らしい「変臉」。一瞬でパッと顔が変わるのだけど、変わった後の演者さんの手元にはなにも残っていないし、何で変わるのかサッパリ分からない。忍たまの鉢屋三郎とか、こんなカンジなのかしら。いやほんとわかんない。すごい。 https://t.co/jnfa8DP5g5
2018年12月10日 01:50
川劇の1番の特徴は
瞬時に顔がパッ変わる「変臉」という技。
口伝でしか伝えない一子相伝の技らしく、
何度見ても、動画をコマ送りにしても、
なんでこんなに顔が変わるのか謎すぎて、
手品ってレベルを超えている。
ほんと、なんで…?
どうやって変わるの?
すごい…川劇すごい…!!
さいしょはぶっちゃけ、
ふつうの京劇かな〜って思いながら
疲労とあいまって、退屈気味だったんだけど
変臉が始まってからの盛り上がりと熱気が
ハンパなかった!
そりゃあ盛り上がるわ!
あんなん見せられたら、盛り上がるわ!!
コレを見ないなんて、もったいない。
こんな技ができちゃうなんて、
中国ヤバい。
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元々、歴史好きではあるのだけれど、
日本史専攻だから楽しめるか心配でした。
が、あまりのスケール感や技巧、
季節の美しさに驚くばかり。
上海や香港とはまた違った中国の一面を
楽しめました(*´꒳`*)