JAPANESE FILM FESTIVAL 2018で上映の
「彼らが本気で編むときは、」を
観てきました
日本公開:2017年02月25日
タイ公開:2018年02月04日
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◆ あらすじ
日頃からネグレストに遭っている中、
ついにまた母が家出をしてしまい
ひとりぼっちになった小学生のトモ。
トモはいつものように叔父のマキオの元へと
向かい、母が戻るまでマキオの家で暮らす
コトとなった。
マキオの家が前回と違うトコロ。
それは、マキオと同棲している
マキオの彼女・リンコの存在。
しかし、リンコはトランスジェンダーの
女性だった。
初めこそは戸惑うトモだったが、
リンコの愛情に安心し、リンコもまた
トモと家族になれないかと考える。
◆ 感想
冬乃@poohka_27さすがにきょうは見納め「彼らが本気で編むときは、」。コレは好きだね。好きだよ。おそらくだけどタイと日本とで劇場内の温度感が違うと思う。日本では大爆笑じゃなかったんじゃあないかな?それにしても生田斗真すごいな!公開したての「先生!… https://t.co/eyjRxdX6nn
2018年02月10日 17:29
男とか、女とか、関係ない。
当人たちがしあわせならば、
それでよいじゃない。
マキオとリンコの2人の、今後のしあわせを
願ってやまない、そんな映画。
トランスジェンダーのリンコを演じた
生田斗真がすごすぎて。
いやだって、つい2日前に「先生!」で
カッコよすぎる姿を見たばかりなのに、
なのにこんなにも女性以上に女性で。
もちろん、包み隠さず言うのならば、
男性が女性を演じている姿に、はじめこそ
違和感がなかったと言えば嘘になる。
たぶんその違和感は、映画という作品の中の問題だけではなくて、私の、観る側の、世間という現実の中での違和感も間違いなくあっただろうと思う。
身体と心の性別が一致しないというのは、
やっぱりまだ「当たり前」ではないと思う。
圧倒的に、どうしても「珍しい」から。
でも、「当たり前」ではなくても、
「あっても良い」な世界に早くなったら
よいのになあ、っても思う。
だから、性別にこだわりが比較的薄いタイで
この映画を観られたのは、よかったなあって
思ったりもして。
タイには、男と女という2種類の性別だけではなくて、少なくとも18種類(現在ではもっと増えているとも言われている)の性別があって、どの性別の人も普通…普通と簡単に言ってよいのかは課題だけれど、に暮らしているし、街中でもよく見かける。
男性と女性以外の性別が、
比較的「あっても良い」な国・タイ。
だからきっと、日本とタイとでは、
観客の反応もだいぶ違かったんじゃあ
ないかなあって見てて思いました。
たぶん日本人なら真面目に受け取るだろう
シーンが、爆笑として受け止められてたり。
だからなんだか、安心して見れた。
難しく考えなくても、みんなしあわせに
なってくれ!っていう気持ちだけで観れた。
そしてリンコをリンコたらしめているのが
マキオのしあわせそうな、リンコに
惚れきっているような表情や仕草。
作中では桐谷健太演じるマキオは、
どうしても影が薄くなりがちなのだけれど
だけどそれがかえって、リンコをまるごと
受け止めているようで好感で。
マキオとリンコに幸あらんコトを!
完全にハッピーエンドではなかったかも
だけれど、コレはコレでよかったと思う。
ハピエンでなくても、きっとこの先、
それぞれがハッピーエンドになっていく
のだろうと、信じられるから。
優しい気持ちになれる、
大好きな映画となりました。
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今回の日本映画祭、もうあと2本観る予定で
チケットも買っていたのだけれど、
体力的に限界で、ギブしてしまいました
なので、今年観れた作品は6本。
期間中に公開がスタートした「先生!」も
合わせると、1週間で7本の映画を観た計算。
前後に弾丸旅行も入れていたのもあって、
いや、しんどいっすわ。
来年は、来年こそは、
もうちょっとセーブして観たい。
来年こそは。来年こそは。