【チェンマイ】201711_09_通称「首長族村」バーン・トン・ルアン | + つれづれ in タイ・バンコク +

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つれづれなるままに。

2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

2017年11月03日(金)〜05日(日)に
チェンマイへお出かけしてきました


チェンマイ2日目の日中は、
車をチャーターして観光めぐり。


チェンマイの北西部、メーリム方面を
主に回っていました 車


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メーリム方面、さいごに行ったのは、

ニコニコ バーン・トン・ルアン ニコニコ

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タイの少数山岳民族の生活を
実際に見るコトができる村。

中でも有名なのが、通称「首長族」。

タイやミャンマー、ラオス、中国山岳部等で
暮らす山岳民族の一部で生まれた風習です。
一説では首長族はカレン族の派生だとか。
なぜそんな風習があるのか、諸説あれども
未解明のまま今に至る部族。

そんな首長族と、
チェンマイのすぐ近くで気軽に会えるココは
「首長族村 Long neck Village」という
通称でも呼ばれています。

でも、行ってきた感想としては、
首長族だけではない他のたくさんの民族の
いろんな風習が紹介されているコトこそが
魅力的な場所だと思いました


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今回もドライバーさんにお願いして
連れてきてもらった〜!ヾ(*´∀`)ノ

滞在時間は3時間くらい。

サクッと見てまわるつもりが、
思っていた以上にじっくり見てしまって
気づけば日も暮れかけてきちゃうほど。

興味のない人ならば1時間あれば十分だし
興味がある人ならば3時間でも足りない。

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バーン・トン・ルアン

場所:
Unnamed Road, Tambon Mae Raem, Amphoe Mae Rim, Chang Wat Chiang Mai 50180


関連ウェブサイト:



もしかしたら、日本の感覚で言うと
「日光江戸村」や「太秦映画村」のような
トコロなのかしら(◎・ω・◎)?

…なんてワケでもなく、役者ではない実際の
少数民族の方たちが生活しているようで、
その所以と難民か否かの議論もあってか、
一部では「人間動物園」という別名も
あったりするようです。

お金のために、違う文化を持つ民族同士を
集めて、集められて、そうして成り立って
いるといえば、否定はできないかな

だけれども、どんな課題があるにせよ、
まずは「知る」というコトがだいじだとも
思うから、そういう意味でもとても意義ある
場所じゃないかとも思います。

なによりもやっぱり、
私たち自身が民族的なモノや生活に
惹かれていたのも確かです


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まずは入場チケットを購入。

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1人500バーツ≒1,800円。


チケットを購入したら、
チケット兼マップをもらいました。

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紹介されているのは、この8民族。
(リンク先はウィキペディア)

ゆめみる宝石 ヤオ族(別名:ミエン族)
ゆめみる宝石 パドゥン族(首長族、カヤン族)
ゆめみる宝石 カヨー族(耳長族、赤カレン族
ゆめみる宝石 パローン族(ダルアン族、ドアン族)
ゆめみる宝石 アカ族(ハニ族)


在タイ日本人の間でも有名なのは、
おみやげ屋さんなどで目にする機会が多い
「モン族刺繍」のモン族かな(◎・ω・◎)?



とは言え、
類似の文化や風習がタイだけでなく、
周辺国の山岳地方、ミャンマー、ラオス、
中国、ベトナム等の多岐に広がっている上、
残っている資料もほとんどない。
現代では難民化や観光地化もしていて、
文化の保全も課題に残る。

だから文化人類学としてはこの分類も
難しいんじゃないかしら…


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チケットと地図を手に、いざ〜!ε=(ノ・∀・)ノ

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エリア内は、なかなかに広くて、
緑も多くて、心地よい場所でした。

手に持つiPhoneさんやカメラが
この場に不似合いなほど、

まるでタイムスリップした
ような、のどかな雰囲気。

ココだけ、時間が止まってしまったみたい。



鮮やかな緑が生い茂る中、
木や竹でつくられた伝統的な造りの家屋
いくつも並びます。

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やっぱり東南アジアは、竹の文化だね〜!門松
ぽいわ〜、ぽい。



村のアチコチで、伝統工芸に取り組む
各民族の人たちに出くわすのが、
とっても興味深い乙女のトキメキ

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熱した墨を特殊な紙に焼き付ける作業。

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フリーハンドで、淡々と、黙々と
模様をつけていく姿は、もはや職人芸。

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この模様を元に、ステキな柄のカラフルな
布たちがつくられていくんだろうなあ。



家自体も面白くって!

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竹や葉っぱで出来た家。

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高床式のおうちが多いみたい。

屋根は葉っぱ!

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サイズと形的に、使っているのは
バナナの葉っぱかなバナナ


わらの屋根もあります。

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こうして写真だけ見ると、
やっぱりタイムスリップ感がハンパない。


中にお邪魔するコトができるお家もあって
階段や家の造りを少しばかり体感できたり。

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ハンモックで寝る赤ちゃんと、その隣で
針仕事と店番をするお母さん。

なんだかほっこりとするような光景


機織りをする女性も何人か。

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とても原始的な織り機のようで、
腰も織り機の一部として使っているよう。

…腰痛持ちには、シンドい作業かも…



お家の多くは、おみやげ屋さんとして
機能していました。

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身にまとっている民族衣裳もそうたけど、
おみやげも、とってもカラフル!

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お店番をしているのも、
民族衣裳を着た女性たち。

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英語で話しかけてくれたりしますが、
タイ語は通じない人なんかも。


こういうクロスステッチが、もう本当、
すごく綺麗で繊細で…乙女のトキメキ

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どれをとっても、色彩センスが独特で、
でもまとまりもあって、好きだなあハート

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「カレン族シルバー」と言われるほど、
銀加工も得意としているようで、
シルバー製品も多くみられました。

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民族衣裳の帽子にも、小さなシルバー装飾や
鈴がついているコトも多くて可愛いハート

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…てなワケで、私も装飾や鈴、ポンポンの
ついたヘアバンドを買ってしまった(*´艸`*)

チェンマイにいる間、ずーっとつけていた
のだけれど、歩くたびにシャンシャンと
可愛らしい音が聞こえてご機嫌でした

…こどもか?(笑)



自然が多く残る田園風景というのも
とても魅力的。

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穂に小さな実がなる一面の田んぼ。

あひるの親子が泳いでいたり、
ほんっともう、のどか〜(*´ω`*)

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タイ衣装をまとったカカシたちもいて
初めてくる場所なのに懐かしい感覚に。


しばらく歩いて行くと、大きな参集殿。
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もちろん高床式。

入り口には、これまた大きな大きな旗。

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いちおうタイの国旗なのね
…いろいろな意味で、複雑そう…


中はよくあるお寺のようではなくて
すごく興味深い!

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色合いなんかはチベットっぽいなあなんて
思ったりもしたのだけれどどうなのかな。



歩いて歩いて、今度はアカ族の集落へ。

入り口には、鳥居(パトゥー・ピー)!

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「パトゥー / ประตู」は、「門」。
「ピー / ผี」は、「精霊」や「オバケ」。

日本の神道でもお馴染みの鳥居 神社

あくまでも一説ではあるものの、
鳥居の起源は、アカ族に由来するとも
言われています。

日本人のルーツ自体もアカ族がその1つ
という説もあるくらいだしね。

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きっと模様や色にも、本来は意味が
あるのだろうなあ。
フィールドワークとかをやってみたら、
論文が1本書けちゃうんじゃないかしら。


「鳥居の起源」と言われる所以の1つは、
門の上に鳥が居るから。

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鳥、居る。ちゃんと作られてる。

諸説あるとは言え、個人的には
アカ族ルーツ説が1番ピンと来るかなあ

ほんっっっと、興味深い!!
神道系大学の図書館ならば、そんな資料もあるかしら…
久しぶりに行ってみようかな、ソワソワ…



のどかと言えば、にわとりやアヒルの親子が
悠々と過ごす姿も大変に良きかな(*´艸`*)

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人間なんて眼中にないぜ!っていうくらい
自由に過ごしている姿は愛らしい。

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雛もいっしょの親子の姿は、
それだけで癒されるね〜ハート



歩いて歩いて、今度はカヨー族(耳長族)の集落へ。

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耳に大きな穴を空けているのが特徴。

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そしてもう1つの特徴は、膝から下に
真鍮を巻いているコト。

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パドゥン族(首長族)が首に巻いている
ものと類似していて、文化としても
近しい民族と言われているとか。

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それにしても、美人さんばっかり!



そして1番の奥地にあるのが、
パドゥン族(首長族)の集落。

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首に真鍮を巻いているのが特徴。

若い女の子だとまだわかりにくいけれど
年配の方だと「首長族」と言われるのも
ものすごくよくわかります。

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この首の長さは科学的にも解明されていて
首が伸びているのではなく、真鍮の重みで
肩が下がり、結果として首が長く見えて
いるだけなのだとか。

そうした図解入りの説明も、
集落にはありました。

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「首長」によるものなのか、
とにかくお顔が小さくて、
背の高さは変わらないのに身体が小さい、
並んで立つとそんな印象が強かったです。



ちいさな女の子から、

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糸巻きしているの、すっごい可愛かった!


おねえさんたち、

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あまりの美人さんっぷりに思わず笑顔になっちゃう!


そしてご年配の方。

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すごく…圧巻。

本当にみなさん、お美しい…
そして控えめな笑顔がまたお美しい…
かえすがえすも、お美しい…


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正直、全っっっ然、時間が足りなかった!
集落もぜんぶ回れていないし。


たぶんね、「ふ〜ん、すごいね〜」だけで
通り過ぎる人も多いと思っています。

いやでもさあ、もうね、ほんっと、
興味さえ持てれば、
こんなにも興味深い場所はそうそうない。


ただ単に好奇心というのだけでなく、
その文化の背景だとか、現状の問題とかを
理解するって意味でも、まずは興味を持つ
コトから始まると思うのです。


ちょっと変わった風習や衣装、
のどかで気持ち良い雰囲気、
たくさんの可愛いおみやげ、
そんなコトからでも、
まずは少しでも興味を持って、
そこから一歩進んで考えてみる。

そんなキッカケとなる場所だなあって
思いました



観光地としては、
安易にオススメはしないけど、

行く価値があるかどうかを己に問うという
意味も含めて行ってみてほしいし、

できたら私も他の集落に行ってみたいな。