映画「湯を沸かすほどの熱い愛」を観てきました
JAPANESE FILM FESTIVAL 2017の上映全14作品踏破リレー・14作品目
◆公開日
日本:2016年10月29日〜
タイ:2017年02月12日(日) 18:40〜
◆公式予告動画
◆関連書籍・DVD
◆あらすじ
最高の愛を込めて、葬ります。
余命2ヶ月。
そう宣告された母は、残される家族のために、その事実を隠しながら、出来うる限りの事をする。
家出した夫を連れ帰る。
いじめられっ子で気弱な娘を強くする。
夫の連れ子を受け入れる。
休業していた銭湯を復活させる。
娘たちに、事実を伝える。
そんな母の愛を受け止め、そうして母を葬るその日には。
家族からの「湯を沸かすほどの熱い愛」の返し方。
◆感想
ラストでタイトルの意味を知って、「ああああああああ!!!」ってなった。
なるほどね!なるほどね…!!
この作品について、言いたい感想を述べようとすると、盛大なネタバレにしかならないジレンマ。うぐぐ…
宮沢りえが演じる「母親」の、余命2ヶ月という恐怖と病魔の苦しみとに耐える姿に、強すぎるほどの芯の強さに、胸を打たれるものがありました。
残された短い時間の間で何とかしなくてはと気が逸る気持ちが、事情を知っている観客側からは痛いほどにわかるので、娘たちが今まで通りに甘える姿にジレンマを覚え、苛立ちまで感じてしまうほど、母親の立場に気持ちを持っていかれてしまいました。
一方で、突然求められる「強さ」に動揺する娘の気持ちもわかるので、踏ん張りどころとは言え、辛いだろうなあ…と、やはり感情移入してしまったり。
この親子には、かなり感情を揺さぶられました。
ああ…しかし、「お母さん」にはやはり会って欲しかった。
最期なのに…「お母さん」なのに…約束をしたのに…
家族が家族であるのに必要なものは、血の繋がりではなく、愛情の繋がりであるのだろうな、とこの作品を観て感じました。
それにしても、ラストのシーンは、もう本当、もう本当、ああああああああああ!!!!!!!
ところで。
作中で「誰かの誕生日にはしゃぶしゃぶを食べる家のルールがある」というシーンがあったんです。
…で、映画を観終わってから、そのまましゃぶしゃぶへ。
「しゃぶしゃぶだよね」
「しゃぶしゃぶだね」
と即決。
そのまましゃぶしゃぶ食べ放題のお店「モーパラ」へGO
いやあ、食べたね、肉。
めくるめく肉まつり。
感想も言い合えたりしたのが、すごく嬉しくて楽しかったー!
肉、美味しかったー!!