【映画】家族はつらいよ*JAPANESE FILM FESTIVAL 2017 | + つれづれ in タイ・バンコク +

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2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

映画「家族はつらいよ」を観てきました

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JAPANESE FILM FESTIVAL 2017‬の上映全14作品踏破リレー・7作品目気合いピスケカナヘイきらきら

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◆公開日

日本:2016年03月12日
タイ:‪‪‪2017年02月09日(水) 19:00〜



◆公式予告動画




◆関連書籍・DVD


◆あらすじ

熟年離婚。

どこから見てもいたって普通に見える家族に、突如としてその危機は訪れた。
夫の酷い態度に耐えてきた妻が誕生日プレゼントに望んだものは、なんと「離婚届」。
長年連れ添った老夫婦、3人の子ども達とそれぞれの伴侶、そして孫たち。
3世代の家族たちが、改めて家族の絆を見つめ直す。



◆感想

「家族はつらいよ」

そのタイトルからもわかるように、「男はつらいよ」でお馴染みの山田洋次監督最新作の喜劇映画。

その笑いどころは、分かりやすいズッコケシーンもあれば、元ネタを知っているからこそクスリと笑えるシーンとが混在していて、特に後者は気付くと思わずニヤリとせずにはいられない楽しさがありました。

テレビやポスターが映るシーンには、「男はつらいよ」「東京家族」なんかが映り込み、コレは山田洋次監督という人の作品を知っているからこそ「やりおったな」とほくそ笑んでしまうというか。

てか!

林家正蔵の「どうもすいませんてへぺろうさぎ」は卑怯だろーーー!!
そんなの、正蔵がやったら、もう笑うしかないじゃんねカナヘイ!?
そのシーンで吹き出していた数名のおっちゃん達は、さてはきっと、日本人だったな(◎・ω・◎)?

※「どうもすいません」は林家正蔵の父・三平の超有名な昭和のギャグである。
…というのを踏まえた上での大爆笑シーンなワケで、こういうのに気付いたら、そりゃあもう、ドッカンドッカンなシーンなワケっすよ。

そんな小ネタを知らずとも、上手いとしか言えないような役者達のもつ特有の「間」やセリフ回し、リズム感が何とも滑稽で面白くて。
日本人特有の感覚なのかと思いきや、周りのタイ人も爆笑していたのが、同じ空気を共有できたようで、すごく嬉しかったですカナヘイ花

個人的には、ストーリーはあってないようなものでも良かったと実は思っていて、そう思わせるだけの「家族の会話」がとても面白くて、観ていて心がスカッとするような心持ちで見ていました。

そして妻夫木聡と蒼井優の微笑ましい恋人っぷりにすごく癒された〜!
理想・オブ・ザ・理想の関係性。
ええええええどうしたら蒼井優ちゃんと出会って、付き合って、結婚のプロポーズを受け入れてもらえるの〜!?
付き合ってそれなりの時間が経っているのに、あの初心いカンジは本当何なの?可愛すぎか。むしろ妻夫木聡可愛すぎか。はよ結婚しろ。あ、結婚するのか。末長く爆発しろ!

好きなシーンを上げたらキリがなくて、コレは全作観た中でも、「終映直後に感想を分かち合いたかった作品」としてダントツのナンバーワンです。


純粋に「家族ってよいな」と言い切れるものでもないのだけれど、わいわいヤイヤイ言い合えるのって、実は結構エネルギーのいるコトだし、そして平和な世の中でないと実は出来ないコトだとも思っているのもあって、独り身が長い身としてはそんな日常に憧れたりもして。

不器用なだけで、配慮が足りていないだけで、本当はお互いに信頼しているだろうし、大切に思っているんだろうなあっていうのがわかるのが、すごく好きでした。