アメリカ公開:2016年07月01日
タイ公開:2016年07月07日
日本公開:2016年09月17日
英語音声、タイ語字幕。
ディズニー最新作にして、スティーブンスピルバーグ監督の最新作「Disney's BFG(邦題:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)」を観てきました。
原作は『チャーリーとチョコレート工場』と同じイギリスの児童文学作家であるロアルド・ダールさんによるもの。
スティーブンスピルバーグ監督作品というコト以外、全くの前知識なしで行ったので、SF作品なのかなあ?なんて思っていたら、とってもすっごく英国ファンタジー!な作品でした。
ディズニーというのもあるのかもしれないけれど、安心して見られるようなストーリー展開で、でもちゃんとハラハラするのもあったりと、見ごたえはありました。
以下、ネタバレ注意。
ロンドンの孤児院に住む少女・ソフィー。
ある日、猫に誘われてベランダから顔を出すと、何とそこにいたのは「巨人」でした。
そしてソフィーは、その巨人に拐われてしまったのです。
巨人たちのごはんは人間で、巨人による失踪事件も英国で発生していました。
誘拐犯である巨人に食べられてしまうのではないかという恐怖に襲われるソフィーでしたが、その巨人は風変わりのベジタリアン。
体は他の巨人よりも小さく、みんなにバカにされ、いじめられるような存在でした。
そんな心優しい巨人に食べられることはなく、むしろ他の凶悪な巨人の魔の手から、ソフィーのことを助けてくれたのです。
ソフィーはその巨人を親しみを込めて「BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)」と呼ぶことにしました。
BFGは特殊な才能の持ち主で、彼は「夢」を捕まえ、コレクションすることができます。
そしてその夢をもって、ロンドンに住む子ども達に楽しい夢を見させることが出来るのです。
その「夢」をつかまえるシーンが、何とも幻想的で、美しくて。
何とも「ディズニーだなあ」と思わずにはいられませんでした。
さて、そんなある意味「奇行種」のBFGですが、ソフィーの助言もあって、他の巨人を駆逐するコトを決意しました。
その助けとなってくれたのが、英国のトップたる女王陛下でした。
この女王陛下とのやり取りを始め、王宮内でのやり取りが笑っちゃうくらいコミカルで、ちょっぴり皮肉がきいているトコロが、これまた英国っぽくてお気に入り。
強いて言うなら、イギリス英語だったら最高だったのに…!
そんな何やかんやによって、英国軍とBFG、そしてソフィーの力を合わせて悪い巨人と戦います。
戦闘シーンはアッサリなのですが、それでも巨人と戦っていると「うなじ下が弱点だよ…!」と思わず応援したい気持ちになってしまう進撃の巨人ファンも多いのではないかしら(*´艸`*)
駆逐してやる!∠(゚Д゚)/
作品としては、元々英国ファンタジーが好きなのもあって、とても楽しく見るコトが出来ました!
同作者の『チャリチョコ』のストーリー展開が好きな人は、恐らく好きな物語だと思います。
そして何より、ソフィーちゃん可愛すぎ…!!
んもう、本当可愛い。
メガネっ子で引っ込み思案な女の子なのかと思いきや、好奇心旺盛で、自分の信じた道を自ら突き進めるだけのバイタリティ溢れる強さがあるのに、それでいて時折見せる幼さや気弱さが、本当たまらん。可愛い。
BFGの手のひらにちょこんって座るソフィーちゃんも可愛いし、イタズラっぽい顔で踏ん反り返るソフィーちゃんも可愛い。
手のひらサイズな小ちゃいソフィーちゃんが我が家にいてくれたら、どれだけ心が癒されるコトか!
可愛いかった〜!!
キャラクターに関しては、ジョニーデップの出番かなっていうくらいの突拍子もない奇人変人というのはあまりいないので、そういうのが好きな人にとっては、ちょっと物足りないカンジはあるかも。
その分、ソフィーちゃんが可愛い。
何度も言うけど、ソフィーちゃん、本当可愛い。
美しさやハラハラも多分に含んでいるものの、派手な戦闘シーンが多いワケではないのもあって、個人的には、スティーブンスピルバーグ監督だったり、ディズニーだったりというネームバリューを並べ立てずに、純粋にストーリーや出来栄えに期待して見る方がよいのかなあ、とは思います。
期待しすぎないで見た方が、たぶん楽しい映画なのかなあ、なんて。
刺激は少ないけれど、ほっこりするような作品だと思いました。
私はわりと好き。結構好き。
ただ、ネームバリューを押し出しすぎると、期待度ばかりが勝手に独り歩きしてしまって、名前負けしてしまうんじゃあないかなあという感覚もありました。
「スティーブンスピルバーグ作品を観に行く」「ディズニー最新作を観に行く」なんて意気込まずに、「英国ファンタジーを観に行こうかな〜」くらいのゆるいカンジで行くのがオススメかなあって思いました。