オーストラリアの映画「The Dressmaker」という作品を観てきました。
オーストラリア公開:2015年10月29日
タイ公開:2016年01月07日?
観たのは01月13日と、だいぶ昔になってしまったのだけれど、ぜんぶ忘れちゃう前に書くよ+*(/*σωσ)/
オーストラリアが舞台の映画で、主演は「タイタニック」でローズを演じたケイト・ウィンスレット。
19世紀なかば、オーストラリアの小さな田舎町出身のヒロイン・ティリーが、母親の介護のために久しぶりに故郷に戻ってきた。
1926年に起きた少年の不可解な死の犯人と疑われたコトもあり、ティリーはこの街を去っていたのだが、それから25年の月日を経て、ティリーは最先端のファッションセンスを身につけた「ドレスメーカー」となっていた。
田舎町に似つかわしくない、真っ赤なドレスや、胸元の大きく開いたファッション。
はじめこそ、怪訝に思われていたティリーだったが、その素晴らしいセンスから、いつしか街の女たちからの支持を集めていた。
が、彼女の帰郷の目的は、「復讐」だったのだ。
ラブコメとか、ファッション映画かと思って観に行ったら、「オーストラリアン・リベンジコメディドラマ」というジャンルだったという。
復讐モノって実はあまり好きではない。
赤穂四十七士は好きだけれど、忠臣蔵は好きではない、みたいな。
そう言えば、シェイクスピアの『ハムレット』もあまり好きではなかったなあ。
英語だったので、細かいニュアンスは聞き取れなかったけれど、もう少し微笑ましい復讐とか、そういうのが好き!
「そこまでする必要あった?」って思うような内容とか、「その悲劇は必要あるかなあ?」みたいなシーンが最後の方に多くて、観ていてとても悲しい気持ちで終わってしまったのが残念だった。
でも、そのブラックエンドが好きな人もいるのだろうなあって思うから、単純に好みの問題なのかも。
うーん、でも、頼もしい彼が出来て、せっかくティリーが幸せになってくれると思った矢先の悲劇だったのが、結構ショックだったなあ。
ハッピーエンドの希望が見えたトコロだったのに!
しかも自業自得の悲劇だからなあ…何だか救われなかった(*⊇□`。)
良かったのは、やっぱりドレス!
田舎町だからこそ、そのチグハグさに滑稽なまでに映えるティリーの斬新なドレス!
1950年代の流行なので、現代から見ると古臭いデザインに見えかねないのに、洗練されていて、「女性の美しさ」というのをコレでもかというくらいに引き立てていて、うっとり。
思わず見惚れちゃう。うっとり!
それから、ティリーとテディーのカップルも見ていて憧れちゃうカンジだった゚+.(*ノェノ)゚+.
慎み深さを飛び越えた情熱、みたいな。
見ていたら、ちゅーしたいなあ!ってなるカンジ。
ステキ!
そしてステキだったからこそ、尚更テディーの喪失が残念すぎた…
あと、映像が1950年代を表すためなのか、とても味のある古めかしさで、本当にその時代を見ているような感覚にさせてくれたのもよかった!
好きかどうかと言うと、うーーん…ってカンジだったけれど、要所要所で乙女ゴコロをくすぐってくる映画でした(*´ω`*)