【読書】ブッダ | + つれづれ in タイ・バンコク +

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つれづれなるままに。

2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

国際宇宙ステーションに向かって「こうのとり」が無事に出発したよ、わあっい♪
・・・と、今日1日舞い上がっていたのは言うべきにあらずです(笑)



話変わって。

手塚治虫の『ブッダ』を読みました。

ブッダ全12巻漫画文庫/手塚 治虫

¥6,108
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実はコレ、私が初めて読んだ手塚マンガなのです。
小学生の頃、おじの部屋に『ブッダ』が全巻揃っていて、おじと同居する祖父宅に行くたびにそれを読み漁っていました。

そんな『ブッダ』を、先日「KYOTO手塚治虫ワールド」に行って以来、もう何だか無性に読みたくてたまらなくなっちゃって(^▽^;)

なかなかおじに会う機会がなかったのですが、先日ついに借りるコトができました!

で、おもに電車の中で読み進めていました。
おかげで何度乗り過ごしたコトか(ノ◇≦。)


今とは違って何の知識もなく、そもそも小学生の時なんて何年前の話だよ!というくらい大昔のコトなので、結構内容なんかは忘れていましたが、読み進めながら、懐かしさだとか当時考えていたこととかがブワアァぁっとよみがえってきて、もう本当、全12巻があっと言う間で。
しかも当時と今とでは考え方も全然違うので、セリフやシーンの1つ1つの受け取り方が違うと言うか。
手塚ブッダは、最後の最後まで悩んだり苦しんだりするのですが、昔は「死」や「病」、「老」に恐怖を抱くっていう感情がよく分からなかったんですよね。それらに恐れを抱いていること、見ないフリをしてごまかしていること。今ならブッダが悩んでいたその正体がなんとなくですが分かる気がします。
それから、殺生の考え方がわりと近いんだなあ、と。自分の中で上手く説明できずにモヤモヤしていたコトが何となく形になりそうな気がしました。ちょっとスッキリ。
あとは・・・『ブッダ』内にはブラックジャックが時々登場するのですが(スターシステム)、その度に黒男にドキドキしてしまうのも当時と1番違う点かもしれません(/ω\)

仏教をはじめ、私にはあまり信仰心がありません。
というか、「信じれば救われる」だとか、戒律だとか、そういうのにすがるのが苦手なのだと思います。
あえて言うなら、手塚治虫教とか、やなせたかし教とかにならなっているかもです。あ、ミッキーを教主様と呼ぶ「ディズニー教」はすでに存在しますよね。東京ディズニーSEAの「レジェンド・オブ・ミシカ」で手を挙げるところなんかはすでに何かの儀式みたいなもんだし(笑)
それでも盲目的に信じることはないなあ、好きだけど。

だけれどやっぱり、『ブッダ』にはものすごく心惹かれます。
たぶん今まであまり考えないようにしていたこととか、自分とは違う思考パターンが見れるのが面白いんだと思います。
それ以上に、オリジナルキャラクターをこれでもか!というほど盛り込んでいることや、そもそも話の作り方が上手いのでしょうね。
「ブッダの伝記」としてではなく、マンガとして面白い。
この辺はさすが!と言わざるを得ないです。

あまりまとまった時間が取れないのですが、もう1回読んでから返したいなーと思いますです。
てゆっか、もうコレ、買う!(`・ω・´)ゞ



それと、昔父の実家で読んでいた白土三平の『カムイ伝』と『カムイ外伝』が今めっちゃ読みたい!
とんでもない大長編で、まだ読み終わってないのです・・・
福岡から送ってもらおうかなあ(・∀・)