イヌはなんでも知っている…… | プードル的湘南小確幸生活

プードル的湘南小確幸生活

17歳のテディ。
虹の橋を渡ったあん。
そして、いちご。
プードルたちとの
小さいけれど確かな幸せについて綴ります。

今日は、隣町のホスピスに行って来ました。
隣町といっても
車で15分ほどなのですけどね……

それにしても、テディ、腰が曲がってますあんぐりうさぎ
 
 
あんのママ、と言いますか、飼い主だったのは
本当は、わたしの妹でした。

その妹は、
9年前の今日、このホスピスで
最期のときを迎えました。
 
「ペットも家族ですから」と言って頂き
テディとあんも
一緒にそのときを過ごしました。
 
妹は、夕方に逝きましたが
その日のお昼過ぎから、ずっと
テディとあんは、
病室の戸口を気にしていました。
 
テディとあんには、
そのときが迫っていることが
わかっていたのでしょうか。
 
イヌには、大切なことを感じ取る本能が
あるんですよね。
言葉で人間に伝えられないだけなんですね。
 
ホスピスの裏の山道からは
今日も富士山が綺麗に見えていました。

 
1年前までとは違い
今年は、背中を痛めたテディは抱っこで
いちごと一緒にこの山道を歩きました。
 
来年はテディと一緒にここを歩けるでしょうか。
テディと一緒にこの日を過ごせるのは
あと何回?
 
妹は、「テディとあんが居るから
寂しくならないよね。」と言いました。

でも、あんは既に亡く、
テディとの時間も……
 
なんといっても
テディは、もう15歳なのです。
 
でも、残された時間を数えて嘆くのではなく
今、この瞬間を一緒に過ごせる幸せを大切に
瞬間、瞬間を重ねて過ごしていかなければ
逝ってしまった命に顔向け出来ないですよね。
 
あんにも、心配をかけてしまいます。
 
逝ってしまった命も
意外に近くで、
見守ってくれているのかも
しれないですものね。
 
妹とあんも、
この山道を一緒に歩いているのかもしれない、
わたしにわからないだけ、
テディといちごにはわかっているのかも。
 
 
河津桜でしょうか。
病院の裏に咲いていました。
 
来年も
この桜を一緒に見に来ようね、テディ。