秋葉神社本宮の南東、気田川へ不動川が合流する地点にかかる若身橋です。
若身橋東詰正面。
恐らく最近に復元したものだろうが、今どき珍しく親柱に立派な照明灯がつけられている。
親柱と高欄の白い石の表面が印象的だが、これはコンクリートの表面に化粧材を貼ったものらしい。
西詰。幅は1台分だが一方通行ではない。
西のたもとにはお地蔵さん?を祀る祠があった。橋地蔵ということなんだろうか。
西岸下流から。
親柱に直接橋名と架設年が彫り込まれていて、両岸とも「若身橋」「大正十五年六月竣功」で同じ。
大正生まれなので今の姿が近年に修繕されたものなのは間違いないが、これがどの程度オリジナルに忠実なのかはわからない。
橋の名前となっている若身集落は秋葉山に近いため以前は参詣客でにぎわったという。
橋につながる通りを歩くと確かに小さな商店が並んでいて、橋ができた当時のにぎやかさが偲ばれる。
昭和46年に完成した新若身橋は集落の外側を走る国道に沿って、いわば町を素通りしていく形でかかっている。
すぐ近くにかかっている橋でも、町にとっての意味はそれぞれ違うのだ。