前回、能登島と本土を初めて陸路で結んだ能登島大橋(以下「大橋」)を紹介しました。
今回はそれに続いて島の北部に建設された中能登農道橋、通称ツインブリッジのとを紹介します。
※私は能登半島を南下してきたので大橋よりも先にこちらを見てますが、構成上順番を入れ替えてます。
七尾市北端の横見あたりから見たツインブリッジのと。
名前の通り二基の主塔を持つ斜張橋で、ケーブルが等間隔に平行に並ぶハープ型と呼ばれるタイプ。
…「名前の通り」って書いたけど、ツインブリッジだと橋が二本て意味にならないか。
ツインタワーブリッジならいいけど。
などという雑念は七尾湾に流して本土側の橋のたもとへ。
いやぁカッコいいっすね。
正面からもいいですよ。
橋のたもとにはちょっと変わった名前の「長浦うるおい公園」があり、車を駐めて橋を眺められる。
うるおい公園ってなんか不思議な語感。なんとなくポジティブな言葉ではあるけど。
モイスチャーパーク。
橋&七尾湾を見るための展望台も設置されているが、この時は修理中?で登れなかった。
展望台からは大体この角度で見えるはず。能登島を背景にしたツインブリッジのと。
大橋と同じくこの橋も強風時には通行止めとなるようで、道路脇には封鎖用のゲートが設けられていた。
大橋の親柱も船をモチーフにしていたが、こちらはより具象的な帆掛け船の形をしている。
名前のことばっかりツッコんで申し訳ないが、ツインブリッジのとの正式名称は中能登農道橋というあか抜けないもの。
しかし農道の橋と考えるとこんなに豪華なものは他にないんじゃないだろうか。
隼のエンジン積んだ軽トラみたいなオーバースペック感。
親柱の文字は「中能登農道橋 平成11年3月完成」「なかのとのうどうきょう」が両岸に一基ずつ。
能登島へ入ると大橋と同じく通行量のカウンターが設置されている。
見比べてもらえばわかるが通行量は大橋の1/3弱で、体感でも車の数は少なめだった。
大橋よりもこちらの方が海峡の幅は狭く、橋長も大橋の1,050mに対してツインブリッジのとは620mとかなり短い。
技術的により難しそうな大橋を先に建設したのは、このカウンターの台数の差からも分かるように、半島の付け根に近い方がそれだけ需要が高かったということなのだろう。
島側にも開通記念碑が建っていた。
時間がなかったので橋の周りでしか見られなかったが、大きくてよく目立つのでいろんな場所から見ても面白いと思う。
橋の上から能登島大橋、七尾市街方向を見る。