奇祭てんてこ祭りが行われることで知られる熱池町神田(にいけちょうじんでん)の八幡社です。
神社正面。
地図で分かるように、まっすぐに区画された畑の中に丸く境内の分だけ土地が残されているのが個人的にはツボ。
集落の外れというのもいいですね。
境内。木が少なく明るい。
社殿は新築したばかりのようです。
子取、玉取の狛犬。昭和四年、作者不明。
境内社の御鍬社と天神社。
『西尾市史 現代』では天満社としており、「往古は天神社といい道真を祀ったものではないという」と説明している。
どこかの時点で旧称に戻したのでしょうか。
小祠付きの秋葉灯篭もあった。
創建は貞観元年(859)とされ、清和天皇即位の大嘗祭で捧げられる穀物を作る悠紀斎田にこの地が選ばれたことに因むと伝えられる。
所在地の熱池(にいけ)も元は贄池(にえいけ)と書き、神饌を調理した場所であるという。
ということでこういう記念碑が建てられています。
「岡崎市 石工 新美栄太郎」の銘あり。
この辺の神社では時々見かける名前です。
んで、冒頭に書いたてんてこ祭りについて。
てんてこ祭りは正月三日(元は旧暦)に赤装束に身を包んだ厄男が、男のモノを象った大根を腰にくくりつけて「てんてこ…」という太鼓の音に合わせて腰を振りながら練り歩くという、なかなかインパクトのあるお祭りです(ホントはもっと詳細があるけど注目されるのはこの点ばかり)。
この動画のタイトル画像で大体察しがつくでしょう。
こうして見ると赤い装束が効いてていいですね。
起源については諸説ありますが、五穀豊穣と子孫繁栄への願いをストレートに生殖と結びつけたと考えるのが妥当かと。
昔からの形でお祭りが続けられてきたのは素晴らしいことなので、このまま長く伝えていって欲しいと思います。