ゴールデンウィークの頃に、秘境駅として有名なJR飯田線の小和田駅(こわだえき)へ行ってきました。
場所は天竜川左岸上流、静岡と長野の県境近く。
鉄道に詳しくない僕からすると「飯田線のこの辺なんて全部秘境駅みたいなもんじゃねーの」と思わなくもないですが、その中でも小和田駅は現状、駅から山道を1時間弱歩かないと人家がないという点で全国屈指の存在のようです。
行き方は当然飯田線に乗っていくのが一番正しく楽な方法ではありますが、僕は水窪町から林道を延々走って塩沢集落から歩くルートをとりました。
小和田駅から見て北東から向かう形になります。
ということでいきなり塩沢集落前。奥が中井侍方面。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/15/pont-neuf0603/39/07/j/o0800060014434995588.jpg?caw=800)
右の斜面沿いに数件の家が建ち集落をなしている。
この林道沿いにはこういう小集落が数か所あってそれぞれ気になります。
で、左のガードレールの切れ目が小和田駅への道入り口。
…この時点ですでに秘境駅の片鱗をのぞかせています。
もうちょっと中井侍方面へ進むと道が広くなっているので、車はそこへ停めるといいでしょう。
半鐘用のやぐらと打ち捨てられた古い車が目印。これも味わい深い。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/15/pont-neuf0603/ad/a3/j/o0800060014434995638.jpg?caw=800)
ちゃんと看板を作ってくれていることに感謝。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/15/pont-neuf0603/c5/94/j/o0800060014434995689.jpg?caw=800)
ここから天竜川河畔まで下っていきます。
途中には分岐もありますがまぁ迷うことはないかと。
廃屋や何か建っていたような平地もあります。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/15/pont-neuf0603/1b/87/j/o0800060014434995757.jpg?caw=800)
どんどん下った先で真っ赤な吊り橋で渓流を渡ると…
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/15/pont-neuf0603/31/bf/j/o0800060014434995821.jpg?caw=800)
通行止めなので渓流沿いを歩いて迂回します。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/15/pont-neuf0603/b9/ed/j/o0800060014434995879.jpg?caw=800)
※確認しますが、現在でも毎日電車が止まる駅へ向かっています。
途中の切通に建てられた三界万灵(霊)塔。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/15/pont-neuf0603/d4/0b/j/o0600080014434995929.jpg?caw=800)
…などを見ながら40分ほど歩くと、この駅を紹介したサイトでよく登場するM氏宅へさしかかります。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/15/pont-neuf0603/dd/1d/j/o0800060014434995978.jpg?caw=800)
こちらが小和田駅周辺で最後まで住んでおられた御宅ということで、かなり生活感が残っています。
ここで暮らす日々はどのようなものだったのでしょう。
物思いに沈みながら家の前を歩いていくと、道にこんなものが。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190605/15/pont-neuf0603/59/07/j/o0600080014434996032.jpg?caw=800)
マジで「うぅっ…!」って声が出てしまいました。
一瞬「M氏の(略)」かと思いましたが、大きさからすると犬猫、イタチの類のようです。近くに脚の骨と下顎も見えていました。
普段せいぜい魚か鳥の骨しか目にしないので、哺乳類の椎骨は迫力がありますね。
秘境気分が盛り上がってきたところで次回へ続く。