旧真弓橋 (豊田市御所貝津町) | 手当次第

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気になる所にいってみる

稲武の街並みの西側にかかる旧真弓橋です。
 

 
国道153号線を足助方面からやってくると、真弓大橋西交差点で町の南を通る新道と、町の間を抜ける旧道とに分かれます。
 
それぞれ新道には真弓大橋が、旧道には真弓橋が架かっていますが、すぐ近くにもう一世代前の橋が残っています。
 
それがこちら。クルマは通れません。
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上流側から。
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下流側から。
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僕の大好きなアーチ橋。
苔むした姿が渋い。
 
同じ飯田街道の旧郡界橋や新城の旧黄柳橋よりずっと小ぶりですが、それもまた良し。
よく見るとこの写真の奥に真弓橋と真弓大橋も写っているので親子3代そろい踏みとなっています。
 
左岸から。
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現在は人ひとり分の幅となっていますが、これを見てわかるように本来はもっと幅の広い橋桁を載せていたようです。
今はない親柱もその頃にはあったのでしょうか?
 
ネットで調べると大正8年の竣工とのことで、旧郡界橋(大正6年)や旧黄柳橋(大正7年)より後になりますが、見た目では一番老けてます。
流れに対して直角に架けているのもいかにも旧橋という風情。
 
2代目真弓橋がすぐ近くなので今この橋を使うのはおそらく数軒だけという、ほぼプライベートブリッジ。
 
それだけに残す理由があまりないとも言え、このまま朽ちていきそうでちょっと心配です。