旧郡界橋 (豊田市連谷町・小田木町) | 手当次第

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気になる所にいってみる

国道153号線伊勢神トンネルの東側、段戸川にかかる旧郡界橋です。
 

 
まずは現在の郡界橋。
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まぁどうということもないですが、強いて言えば橋の上で道路がカーブしているのがアクセントか。交通量はかなり多いです。
 
さてその現在の橋の上から見た旧郡界橋がこちら。
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もっさもさ。
RCアーチ橋の美しさ以前に、草の生えっぷりに目がいってしまいます。
 
追記、冬の姿(上の写真とは反対の上流から)。
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西側から。
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現在は「危険なため通行止」で、ガードレールまで設置してある。
が、ここから見るとそもそも橋の存在がわからない。
 
斜めから。橋があると思えばそう見える、でしょうか?
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追記、冬の姿。
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こちら側はあきらめて反対(東)側へ。
 
4~5軒の家がある小集落となっています。
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しかし写真からもわかるように現在は無人の廃屋となっており(奥の一軒除く?)、なんかバイオハザード的にゾンビでも飛び出して来そうな雰囲気でちょっと怖い。
 
結局こっち側も完全に草に覆われていたので親柱の確認などは断念。
しっかりと橋の細部を確認したい人は秋か冬に来るのをおススメします。
 
 
再び西側に戻って、橋の下へ。
 
苔むした橋台と清流、そしてアーチ橋。
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下まで降りてようやく美しいアーチの全体が見られる。ああきれい。
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旧郡界橋は大正6年竣工、長さは約24mで東海地方最古となるRCアーチ橋。
同じRCアーチ橋で以前紹介した新城市の旧黄柳橋には長さで及ばないものの、こちらの方が一年先輩。
同時期にこの飯田街道付近では同形式の橋が複数架けられていますので、その先駆けとなった橋です。
 
 
そんなエポックメーキングな存在の割に、文化財登録された旧黄柳橋にくらべて扱いが悪いのは今まで見ての通り。
一応、豊田市の近代化遺産(?)として紹介されていますが、保存活動などがされているのかは不明。
ネットで過去の様子を見ると、だんだん荒れ方が進んでいる気も…。
 
コンクリが割れて鉄筋が見えてたりするので心配です。
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ジビエのようなワイルドな味わいの旧郡界橋でした。
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