豊田市街の東、六所山と並ぶ焙烙山(ほうろくさん)へ行ってきました。
2005年の合併前まで豊田市で一番高い山でした。
山登りとしては県道361号線沿いの駐車場から歩くのが良いと思いますが、林道で頂上付近まで行くことができます。
ということで山頂直下の広場と「若人の森」碑。
案内図。山頂へのルートにそれぞれ「たくましさの道」とか名前がついています。
とりあえずこの看板の左側のルートで登ってみます。
すぐに見えてくる「そうぞうの小屋」。
しかし老朽化のためか、現在は登らないようロープが張られています。
これは「そうぞうの小屋」の名前の通り、中に入らせないことでどうなっているのか想像させる前衛的な建築でしょうか(前にも使ったな、このネタ)。
…まぁ斜面に建っているんで、奥へ進むと上の様子が見えるんですけどね。
さらに登っていくと中部電力の反射板があり、展望ポイントとなっています。
西側の豊田市街から名古屋駅周辺まで一望できます。
広場から10分程で山頂の展望台へ到着。
この場所は「二十一世紀の城」と名付けられており、石垣があるのもそのためです。
建てられた背景について。
個人的には今「二十一世紀」って目にすると、始まる前に終わってしまった未来、さびれた遊園地みたいな切ない気持ちになります。
僕なんかは二十一世紀という言葉に少し特別な響き、未来感みたいなものを感じる最後の世代だと思いますが、ハタチ以下の子はどうなんでしょうね?
逆に「昭和」って聞くとすごく古く感じたりするのかな。
そんなオッサンの感慨は置いといて「世界の石」のコーナー、なんだけど…。
これが世界の石なのか、それとも心無い人に持ち去られてしまったのか判断できませんが、いずれにしろこれまた過ぎ去った年月を感じさせるものではあります。
あ、城壁自体にも使われているみたいですが。
展望台は補修されているのか、かなりキレイです。高さ9.1m。
たぶん北東方向を見たとこ。雪がよく見えるように暗めで。
海も見えます。
この日はちょっとモヤっててイマイチですが、西側の眺望はすごくいいです。
冬だから葉っぱもなかったし。
標高684mの焙烙山でした。