17. 海外暮らしスタート | 武闘派ろみか〜夫の不倫を笑い飛ばせる自分に〜

武闘派ろみか〜夫の不倫を笑い飛ばせる自分に〜

『自立系武闘派』と呼ばれる男性性優位な女性に属する私は夫を立てる『愛され妻』とは真逆

そんな私がどんな風に不倫問題を捉え、夫と闘い、自分と向き合い、何をギフトで受け取ってきたのか綴ります

あなたも夫の不倫を笑い飛ばし、本来の自分へ戻りませんか?


このブログは回顧録です
いまはオットと穏やかな日々


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海外暮らしスタート



そんなわけで結婚して一年が経った頃

私たち夫婦は日本で勤めていた会社を退職し

ヨーロッパのとある国へ移住した






その後、8年という長い年月、暮らすことになるとはこの時には思ってもみなかった







英語圏ではない国だった

でもかつて留学した国と同じ言語が公用語だったので

わたし自身はさほど言葉には苦労しなかった






ただ、さまざまな面で厚遇されている駐在員という立場ではなく

現地採用というあくまでも、その国の人たちと同様の雇用条件だった







家も自分たちで探さなければならなかったし、何もかも

自己責任でどうにかしなくてはならなかった







私たちは日本人夫婦

ヨーロッパ内では母国とほぼ同じ権利を有する

EU圏の国籍を夫婦揃って持っていないアジア人

アジア人夫婦として暮らす立場では課される制限も多かった







ましてヨーロッパは契約社会

何をするにも交渉と契約が付いて回る

そして日本ほどサービス社会ではないので普通の生活において

あり得ないほど問題が勃発しまくる






引越しをして、電気、ガス、水道、電話を普通に

使えるよう契約する、ただそれだけのことにも

何週間も要する


(アポは時間指定が出来ず丸一日家にいなければならない

いつやってくるか不明…しかも連絡なくドタキャンされるのも通常運転

またアポ取りから再スタート→訪問まで2週間かかる、など

発狂案件ばかり発生する

わたしは勿論『どないなったんねん!』と暴れる。すると訪問工事が2日後に早まったりする

言葉が出来ないと理不尽な思いばかりするのが海外生活)







区役所などは特に酷くて、窓口によっては英語対応してくれない

この国の言葉を話せる人を連れてこい!

とドヤされたりする







そんなわけで、駐在員であれば会社側が対応してくれることも

ぜーんぶ自己責任

オットはこの国の公用語が日常会話レベルしか出来ないので

わたしが交渉や契約をしなくてはならなかった







話が逸れてしまったが、アジア人夫婦として

制限が多く、権利も限られていた

その代表となるのは滞在許可証、つまりビザ







わたしに与えられた滞在許可証=配偶者ビザは

労働が禁止されていた

国際結婚以外の日本人妻の大半が同じタイプのもので

滞在することだけが許可されたビザだった





つまり労働不可だった





わたしは専業主婦になった