一夜明けた。

8/11の朝である。

 今日は涸沢まで。

朝食でペヤングの超大盛と白米。

カロリーのバケモノである。

けどね、お山でカロリーは必要不可欠。

こんなんなんぼあってもいいですからね。

 

目の前には澄みきった水の流れ。

 で、撤収。

 大水の影響かね?トイレは仮設だったけど下は芝生だし小屋も近いしテン場としてはいいところだった。

 で、いざ出陣!

 日大さん、ありがとうございます。

 

 まずは横尾へ。

3.9キロだと。

 

 さぁ歩け。

 いい天気。

 小一時間で横尾にとうちゃこ。

 おっ!三歩!

 ほほぅ、そうですか。

 遭対協の方が「こちらが詳細です」と教えてくれた。

おぉ〜昨日北穂の南稜から落ちてますな。

 今日は山の日。

 だからなのかはわからんけど、遭対協の方がOS-1を配ってた。

 で、僕も頂いた。

涸沢まで行くことを伝えると「本谷橋からぐっと上がりますからね。しっかり水分補給してください。」とのお言葉を頂く。

 別の遭対協のお姉さんから粉末のを2つも頂いた。

「お兄さん、絶対めちゃくちゃ汗かくでしょ?」

「へぇ、たくさん豚汁を出します。」

 去年は右の槍ヶ岳方面へ。

去年は惨敗であった。

槍から大喰岳、南岳を周回して下りる予定だったんだが、初めて悪天以外で撤退した。

もうデブすぎて心が折れましてね。

子泣きじじいも20数キロあったんだが、ぜんっっっぜん思うように歩けませんでね。

かろうじて槍だけ登って下山しましたわ。

ほんと情けなくてね。

「あ~とうとうここまできたか」って感じで。

あの時歴史が動きましたわ。

もう昔の自分じゃないってのをはっきりと認識した。

というわけで今年はぬるい山行である。

とうとうてっぺんを目座さないようになってしまった。

まぁね、もともと小梨平で「ぼーっ」とするつもりだったから、これでもまだマシな方か。

というわけで涸沢を目指す。

 

前略、橋の上より。

ここから先は山のぼらーの世界。

 

 

どーもー、こんにちは~。

ここから本格的なお山の世界へと入っていくんですがね。

この先の本谷橋からぐいっとギアが上がる。

屏風岩。

クライマーの聖地。

そそり立ってますなぁ。

ほれ歩け歩け。

今日はちゃんと登山靴である。

こいつとはかれこれ11年の付き合い。

これまで2度ソールを張り替えた。

でもね、もうアッパーが死んでんのよ。

ガリガリ削れたりして、あっちこっちガタが来ている。

正直もう限界。買い替えの時期だ。

けどね、もう一回だけソールを張り替えようと思う。

登山歴が20年で3足目の相棒。

こいつと一緒に登った百名山は40座くらいかね。

別れが恋しいのでもうワンクール。

「え?そんなの履いてるんですか?」って人から言われるくらいとことん履きつぶそうと思う。

で、屏風を眺めたり

徳沢でも見たけどこれは何だろうか?

ミヤマシャジン?ハクサンシャジン????

 

というわけで本谷橋にとうちゃこ。

ここを渡ると

皆さん休憩中。

というわけで僕も一息入れる。

 

 

で、まぁここから本格的に登りに入る。

普通ならね、山に行くときにはエナジージェルとかの行動食とか持ってくるんですけどね。

今回は

これと

これと

これ。

いや~行くの決めたの出発の3日前ですからね。

仕事もあるしまともな準備とかできませんでしたわ。

というわけで頼むぞ男梅!

 

いいねぇ。

若いって素敵。

登る人、下る人。

ここはみんなのオアシスである。

 

しばし休んで再出発。

ここから本格的に登る。

空が青いのぉ~。

ほれ、登れ登れ。

ここはね

止まっちゃダメなんです。

最近韓国人も多いんでね。

ハングル表記の注意喚起も。

多分日本語と同じことが書いてあるんでしょうなぁ。

ぶひぃ~。

大汗をかきながら登る。

 

で、バテた・・・。

休憩ついでに飯を食う。

あ~腹減った。

爆発しそうなどん兵衛。

お山は気圧が低いんでね、もうパンパンですよ。

 

しかしあれだな。

涸沢まで休憩しなきゃ登れなくなっちゃたんだな。

まぁこれまでもここの登りにはひーひー言ってたけどね。

情けなし・・・

まぁそんなこと言ったって仕方がない。

どん兵衛食って頑張ろう。

旨し!

どん兵衛を食って元気百倍あんぽんたん!

むむっ!

わかりにくいけどテン場が見えた。

けどここからがまたきついのよね。

きついよね。

僕もきつい・・・。

けど頑張りましょう!

えっさ、ほいさ。

涸沢小屋と~沢ヒュッテの分岐。

テン場は右からでも行けるんですけどね。

左の涸沢ヒュッテを目指す。

ぶひ~。

後ろを振り返る。

見えませんけどあの谷の底からここまで登ってきた。

もうね、息も絶え絶え。

死にそうな顔でぱんぱんの60Lのザックを背負って歩く。

下りの人に「荷物大きいねぇ。何が入ってんの?」と聞かれ「夢と希望です!」と答える。

顔は死んでても魂は死んでないぞと意地を見せる。

追い抜かれる。

情けなし。。。

で、12時09分

涸沢ヒュッテにとうちゃこ。

 

おぉ~ハロー涸沢!

4年ぶりだぜ!

徳沢は日大だったけど涸沢は東大である。

涸沢は6回目だが何度来てもここはいい。

山岳救助隊の皆さん、お疲れ様です。

 

夏山ですなぁ。

下から見えたテントはあのあたりか。

で、

ここをキャンプ地とする!!!

 

というわけで涸沢までやってきた。

続く