列車は亀山に向け出発。

この列車、新宮を15時31分に出発し終着の亀山には19時41分着。

4時間を超えるロングランの列車である。

最近はこういう列車が少なくなってるからね。

こういうのに乗るとワクワクする。

列車は海沿いを走る。

へぇ。さっきのは日本一きれいな海水浴場ですか。

列車行き違い。

いい眺め。

風光明媚だねぇ。

山もいいけど海もいい。

どこまで行っても桜。

春である。

こういうところで列車を絡めて俯瞰で撮ったらいい写真が撮れそうだ。

鉄橋を渡る。

こういう鉄橋、Nゲージで持ってるわ。

アディオス!

熊野詣の熊野市。

 

でもね、熊野大社はここにはない。

紀勢線ってある程度の間隔でこういうちょっとした拠点の街が現れる。

次の拠点の街は尾鷲だな。

特急南紀が入線。

大阪駅で時々お会いする顔ですな。

 

逆かぶりつき。

いってらっしゃい。

というわけで熊野を出発。

その後もこんな感じで逆かぶりつき。

端正な形のお山がありますな。

なんてお山かね?

 

逆かぶりつき、楽しい。

 

再び海が見えてきた。

 

漁港ですな。

そうすると紀伊長島にとうちゃこ。

 

尾鷲の前にここがあったな。

街としては大きくないけど駅としては拠点性がある。

ここで新聞を読むことにする。

新宮で買った新聞。

ほんとは和歌山ローカルな新聞を読みたかったんだけどね。

あるにはあったけど日刊ではなさそうなすごい薄い新聞だったので今回はパス。

というわけで産経新聞にした。

ほぅ、大和が沈んで79年ですか。

呉が生んだ世界最大の戦艦。

時代遅れの大艦巨砲主義で沈められてしまった・・・。

車内はこんな感じ。

旅慣れた鉄ちゃんが思い思いに過ごす。

横向きに座って車窓を眺める人・・・。

ガラガラのローカル線だからこそできる自由な旅である。

梅だけど桜が咲いてますな。

海沿いから山岳路線へ。

ここから山深くなる。

エンジンを震わせながら列車は走る。

そして到着したのは三瀬谷。

大台ケ原の駅である。

今年は大杉谷を踏破して大台ケ原まで縦走する。

再来月あたり再びこの駅に来ることになるだろう。

ここで新宮行きと行き違い。

バイビー。

ここでも桜。

 

しばし走って列車は多気へとうちゃこ。

多気は大学時代の友人、K保田の地元である。

ここで腹が減ったので速玉大社のところで買った柿の葉寿司登場。

おぉ~おてふきが。

あいがたいね。

うひょ~いいですねぇ~。

うまそ~!

ってやってたら行き違いの列車がやってきた。

ここは参宮線との分岐駅である。

柿の葉寿司と行き違いの列車。

おっ、今度はサーモン。

旨し!!!

そして列車は松阪にとうちゃこ。

「まつざか」ではなく「まつさか」。

ここまで来ると名古屋圏に入る。

「まつざか」でなく「まつさか」だということは大学に入ってから知った。

つーかけっこう「まつざか牛」って言ってません???

ここに来るまでも少しずつ列車の運行に遅れが出ていたんだがここで車内アナウンスがあり、対向列車の待ち合わせを行うんだが10分程度の遅れが発生する見込みらしい。

なんでも今日は鈴鹿サーキットでF1をやってるらしい。

マジかぁ。

サーキットの最寄り駅はJRではなく三セクの伊勢鉄道のサーキット稲生駅なんだが名古屋からの快速と特急は伊勢鉄道を経由する。

おそらく待ち合わせているのは快速みえだろう。

へぇ~。周参見にこんなのがあるんですな。

今日通った街が新聞に出てるとなんかうれしいですな。

で、遅れていた列車がとうちゃこ。

 

遅れは予定よりも広がり15分へ。

亀山での乗り換え、大丈夫かね???

そして列車は三重の県都

津へ。

松坂もそうだったけどこの津も近鉄との共用駅である。

三重はそういう駅が多くてね。

このほかには桑名も近鉄との共用駅である。

列車はさらに遅れを広げながら終点の亀山にとうちゃこ。

「あ、ちゃんと待っててくれた!!!」

いつもならのんびり乗り換えるんだが、F1の観戦客のおかげて混雑した列車から目の前の加茂行きにダッシュする人が多数。

思いもよらないところで亀山マラソン開催となってしまった。

 

というわけで4時間のロングランも、松坂からは祭りの後の列車の如く混みあった。

もっと静かな旅をしたかったのになぁと思いながらもローカル線には稼いでもらわねばならん。

「喜ばしいことよ」と思いながら僕も亀山マラソンに参加した。

 

続く