撮り鉄を終え、最後に西大山駅を名残惜しむ。

 

あ~全部行ったなぁ。

JRは全線乗りつぶしたからなぁ~。

といいながら「全部乗りつぶした」のは過去の話。

JRの路線ってね、廃線ばかりで減っていく印象が強いんだけど実は増殖もするんですよ。

そう、新幹線である。

僕がJR全線を乗りつぶした後に九州新幹線の博多ー新八代間が開業しましてね。

2011年の3月12日。

そう、東日本大震災の翌日である。

 

僕はその前日、つまり3月11日の東日本大震災には黒磯の駅からバスで宿に向かう途中に遭遇した。翌日、那須岳に登る予定だったのだ。

すべての交通機関がストップして帰るに帰れなくなり、二日後の夕方、人の車に乗せてもらいながらなんとか那須から新大阪まで帰ってきたときに、「鹿児島中央行き」の案内板を見た時には東と西とでの温度差に唖然とした。

東はあんなひどいことになっているのに西では何事もなかったかのように新幹線が開業していたのを見て「こっちは普通なんだな」「いつも通りなんだな」って思った。

なんか同じ日本とは思えなかった。

 

その後、北海道新幹線が開業しその年の冬に乗りつぶし、北陸新幹線も開業したその夏に乗りつぶした。

九州新幹線だけが残っていたんだが今度は西九州新幹線までが開業し、九州の新幹線の未乗区間が広がった。

関西に戻ってきたもののなかなか九州に行く機会がなくてね。

あっても福岡止まりで。

まぁ今回は九州新幹線の未乗区間を乗りつぶすんですけどね。

今回の旅で九州新幹線は完乗。コンプリートである。

 

ちなみに日本最西端の駅はJRの佐世保ではなく、松浦鉄道のたびら平戸口である。

こちらには行ったことがない・・・。

 

こんなところにもこんな看板を立てなきゃならんとは情けない・・・。

荒れるラストランや迷惑系撮り鉄のおかげで、鉄道趣味自体が頭のとち狂ったやべぇ奴の集まりと世間様に思われるが非常に残念。

 

ここもいいところですなぁ。ここで生まれ育ったら開聞岳が故郷の山。

僕は中学から高校卒業まで中国山地の山の中で育ったけど一目見て「あぁあれが〇〇山」ってのがなかったので、故郷の山ってのがない。

小中高大と学校の校歌には山の名前が出てくるけど、住んでる当時はどれがその山なのかぜーんぜんわからんかった。

風に吹かれてそよいでたけど、これなんでしょうね???

バイバイ、西大山駅。

また来るよ。

というわけで西大山駅を後にし、次なる場所へと移動する。

しかしなんであそこだけ雲が。

あれかな、あそこに湿った空気がぶち当たって山に沿って上昇するうちに雲になったのかね?

で、到着したのは

こちら。

昨日行った

佐多岬も望めるこの場所は

長崎鼻。

はい、チーズ。

大隅半島を望む。

白亜の長崎鼻灯台。

所管は「海のもしもは118」の海上保安庁さんである。

灯台の説明。

ここ長崎鼻は竜宮伝説の地。

上に張っていた赤い鳥居の写真は龍宮神社ね。(字は竜宮ではなく龍宮)

で、JCGはジャパンコーストガードの略である。

 

右の出っ張りが大隅半島。

その先っちょが昨日残念だった佐多岬である。

灯台から先の岩場へ進むチビ。

いいねぇ。東シナ海。

綺麗な海ってほんと素敵。

海は広いな大きいな。

ここは開聞岳の絶好の撮影ポイントなんだけど

残念!!!

チビはずっと向こうに行ってしまった。

こけんなよ。

いいねぇ。

ほんと鹿児島いいところ。

ここまで鹿児島市内からでも車で1時間ちょっとである。

実は長崎鼻に来るのは3回目。

何度来てもほんとにいいところだわ。

僕が日本で好きな場所は北海道と南九州。

12月31日に年末ジャンボミニが当たって5,000万円が手に入るので、住宅ローンを一気に片付けたら残りで北海道(道東。釧路辺り)と鹿児島に別荘を買う予定である。

願い事が叶うらしいので「英語ができるようになりますように」ってお願いさせた。

で、のどが渇いたので指宿温泉サイダーをぐびっ!

旨し!!!

やっぱご当地サイダーは外せませんな。

 

あらら、それは大変だ。

どこのご家庭も嫁さんには敵いませんな。

で、車に戻る。

あちらに見えるのはフラワーパーク。

チビに「行くか?」と聞くも「いい」とのこと。

僕自身は1度行ったことがあるので今回はやめといた。

しかし開聞岳の存在感よ。

鹿児島って霧島、桜島、開聞岳と、そのエリアエリアで象徴的なお山が存在する。

開聞岳、標高は1,000mにも及ばない低山である。

しかし海抜0mからそそり立つこの端正な独立峰には圧倒的な存在感がある。

ほんと「名峰」って言葉がよく似合うと思う。

 

というわけで3度目の長崎鼻を堪能し次の場所へと移動した。  続く