西门路 麻辣香锅 | 張家港でぽんぽん♬

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現在住んでいる中国張家港市での生活と趣味で集めているぐい呑の
ことなどのブログです♪
2015年10月本帰国しました。

中国では、龍蝦(ザリガニ)料理がとても人気があり、4月

くらいになると、どこの店も大々的に看板を掲げてアピール

し始めます。町全体がザリガニ祭り状態。

知らないうちに、ザリガニ専門店が出来ていたり、近所の

羊肉屋さんにいくと「春から夏は龍蝦しかやりません。

羊は10月から。」と言われたりします。どんだけ、好きやねん。


ザリガニを模したバルーン


ザリガニは中国で龍蝦(龙虾:longxia)といいます。イセエビも

龍蝦といいますが、ザリガニは小龍蝦、イセエビは大龍蝦と

いう区別をしているようです。どうやら淡水の小型ロブスター

ということのようです。


どこで食べるか、色々目移りしますが今日は西門路のこの店に。

理由はなんとなく、こだわりを感じたから。なんとなく、ですが。


麻辣香锅さん

2.5kg食べたら、500gサービスという看板


ザリガニの水槽から、1斤(500g)取ってもらいます。

味付は微辛、中辛、重辛の中から選びます。

中辛をいただきました。


青島純生ビールで乾杯。

左 清水七兵衛さん 海老の絵盃(大龍蝦で対抗)

右 六兵衛窯さん 黒呉須ぐい呑


待つことしばし・・・。出てきました!

麻辣龙虾



ビニールの手袋をして解体していただきます。

スパイシーでとても美味しいです。

苦労して殻を剥いて食べるわりには、

食べるところは少ないですが。


この店、本来は重慶料理の干鍋の一種、「麻辣香锅」

の専門店なのですが、説明書きを読んでみると、


蒋介石さんのお抱えの料理人が重慶の人だったようで、

あるとき蒋介石さんと重慶入りした際に、故郷の最高に

美味しい料理を、ということで「麻辣香锅」を腕を振るって

作ったらしいですが、浙江省出身の蒋介石さんは辛すぎて

ほとんど食べられなかったそうです。

それから、この料理人は蒋介石さんに食べていただくため、

何年もかかって「五味鍋」を完成させ、美味しさを認めてもら

ったとのことで、この店もその系統を引き継いでいるとのこと

です。


これを読んでこちらも無性に食べたくなりました。
家内が戻ってから、また食べに来ましょう。

ザリガニを食べる国は多いらしく、アメリカやフランス、
東南アジアなどでも食べるようです。

アメリカ南部のザリガニ料理も有名ですね。
ニューオリンズのピアニスト、プロフェッサー ロングヘア
さんのCrawfish Fiesta(ザリガニ祭り)というアルバムが
あったのを思い出しました。


なるほど、苦労して食べるからクロウフィッシュか?