トスカニーニ/ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲 第1番 | ponchanのブログ

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私のクラシックSPレコードコレクションを紹介します。(旧ブログ名「スターリングのある部屋」)
※音源のリンク切れは現在復旧作業中です。

 

ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲 第1番 作品138

BEETHOVEN: Leonore Overture No. 1, op. 138

 

BBC交響楽団

BBC Symphony Orchestra

指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ

Conductor: Arturo Toscanini

 

録音:1939年6月1日 London, Queen's Hall

日Victor RL-68

Matrix:2EA 7969/70

 

音声ファイル
WAVファイル(96kHz/24bit)(ギガファイル便・期限:2023年2月4日)
MP3ファイル(192kbps)(googleドライブ)
 

Turntable:Technics SP-15
Cartridge:Audio-Technica AT-MONO3/SP
Phono-Equalizer:Luxman C-05
Equalisation:Rec-O-Kut Re-Equalizer(turnover:300Hz、rolloff:flat)
transferred from 78rpm records at 78rpm

 

 

今回は、トスカニーニがBBC交響楽団を指揮した、ベートーヴェン「レオノーレ」序曲第1番をSPレコード復刻でお聴きいただきたいと思います。

 

トスカニーニが指揮した「レオノーレ」序曲第1番は、私が確認できた限りで、全部で3種類の録音が残されています。

 

1939年6月 BBC交響楽団(HMVセッション録音)←当録音

1939年11月 NBC交響楽団(ライヴ)

1944年10月 NBC交響楽団(ライヴ)

 

この「レオノーレ」序曲第1番は、トスカニーニがBBC交響楽団と残した正規録音のうち、NBC交響楽団と正規録音を残さなかったという、貴重な録音です(他にはロッシーニ「絹のはしご」序曲があります)。

 

私は、上記のうち1939年の2つの録音を録音を所有しておりますが、ほぼ同時期にもかかわらず、受ける印象はかなり異なります。

 

このBBC交響楽団との演奏は、ティンパニや金管の音が控えめで、全体的にソフトな印象を受けます。

一方、NBC交響楽団との録音は、より鮮明で、ティンパニや金管の迫力があり、高揚感を感じます。

 

二つともタイプの異なる録音なので、どちらも捨てがたいところです。

 

なお余談ですが、1939年11月の録音は、Music&Arts盤とレリーフ盤の両方を所有しておりますが、断然レリーフ盤の方が素晴らしいと思います。M&Aは録音が平面的で採れないですが、レリーフ盤は音が立体的で生々しいです。