ムーラン・ルージュ！
2024年6月☓日 マチネ
１階 A席 U列 サイドブロック
さて、
昨日に引き続いて、ムーラン・ルージュ（望海＆甲斐）見てきました。
サティーン 望海風斗さん
クリスチャン 甲斐翔真さん
やはり甲斐さんのクリスチャン、
クリスチャンそのもので、
はにかんだ笑顔とか、愛されキャラですね。
望海さんも、歌上手いし、
演技もいい！
そして、細いわぁ
二人並ぶとめちゃくちゃ似合っていた。
そして何より、昨日のサティーンに足りないと思っていたものが
そこにあった。
それは
クリスチャンの事を嫌いって言いながら、心の底では彼が好きなところ
自分の愛より、経営や周りを考えるオトナな女
この２つを客席でしっかり感じ取れましたよ
細かな感想は後ほど！
さて、二回目のムーラン・ルージュ。
ロビーに入ると、前回と比較して、女性が多かった。
９割は女性だったと思う。
で、これは、加賀楓さんがいないのと、望海さんファンが多い
からなのかな？と思ったりして。
1階客席へ。一番後方のドアから。
今日は、最初で最後。運良くGETした１階席
で、A席。
舞台からは遠い、後方のサイドブロックでしたが、
一階席の盛り上がりったらない！！
2階とは違いました。
まず、初っ端から、ヒューヒュー盛り上げる声、
そして、拍手の音の大きさよ。
１階席のほうが、一体感があって、盛り上がっていた！
2階も もちろん熱いけど、拍手サボっている人も、なきにしもあらず
※もちろん二階席の客席も熱かったですよ
今回も双眼鏡を使いましたが、双眼鏡から覗いた絵面が
昨日の２階のC席よりも、大きくて感動しました。
ね？
やはり、できることなら、１階席がいいわけですよね。
今回のキャストです。
サティーン 望海風斗
クリスチャン 甲斐翔真
★ジドラー 橋本さとし
★サンティアゴ 中井智彦さん
ロートレック 上川一哉さん
デューク 伊礼彼方さん
★ニニ 藤村蓮華さん
★が 初めてのキャスト でしたが、
まずは
ニニ役の藤森蓮華さん
いや、楓ファンには申し訳ないが
彼女のほうが、大人の色気が断然増していて、
すごい
楓さんの二二を昨年初めて観劇した時も
大変感激しましたが、
楓さんは、細くて健康的なニニ
蓮華さんも細いけど、年上だからなんだと思いますが、色気が違う、
というわけで、蓮華さんにやられました
藤森蓮華さんのニニのかっこよいこと！
トッツィーのアンサンブルでは、全然彼女の良さが活かせてなかったと思う。
セリフも低い声でかっこよかったし、
ダンスがもう見とれてしまう。上げる足の高さ、美しさ、
El tango romanceでの
反り返った背中の筋肉の美しさ
ずっと見ていたいと思いました。
※もちろん楓さんも美しいのよ。
それから、
橋本ジドラー
さすがです！
もう出てきただけで、期待してしまう(笑いを)。
1幕目のwelcome to the moulin rouge も、
２幕目、劇中劇の稽古をしているシーンの台詞回しも、
カミソリの所はもちろん、それ以外も 全部面白くて、客席の笑いを誘っていた。
あの、古典的なセリフを言い合うあのシーン、
繰り返しが多く、メロドラマっぽくて、正直、何が楽しいのかわからなかったが、
橋本ジドラーがやると、めちゃくちゃおもしろくて、笑いが起きていた
これが、天性の俳優ってやつか。
阿部サダヲさんみたいな、もう存在しているだけで、
演技なんだか、本当なんだかわからない感じ
それから、
| 中井智彦さんの | サンティアゴ |
一言でいうと、
濃い！！！
中井さんって、こんなキャラだったっけ？
ずいぶん役に寄せていると思いました。
アスペクツ・オブ・ラブのアレックスですよね。
ジェーン・エアの、牧師ですよね。
ボイストレーナーするくらい、歌がうまいのに、
歌もセリフもあまりないので残念。
ダンスで女性を持ち上げたり、サポートするのも上手かった。
そして何より、
望海さんのサティーン、
youtubeで見た海外版のサティーンの
まさに日本版といったルックスで、美しかった〜
ミュージカル俳優らしく、お芝居も見せてくれる。
とても華奢なのに、親分肌で、みんなを安心させてくれるところが
もう 元男役トップスターから来るものなのか、
もともと備わっているものなのか、
そこが、ムーラン・ルージュのトップスターのサティーンと
重なりました。
歌も上手いですよね。
演技もとっても良かった。
平原綾香さんももちろん素敵でしたが
そしてクリスチャンの甲斐翔真さんも、
昨年も見ていたので、クリスチャンそのままでした。
世界照らすファイヤー！！！
のところなど、聴き応えのある大きな声。
サティーンの象の部屋で、クリスチャンが公爵ではなかったことがわかった後、
ロートレックたちが退散し、
サティーンと、ジドラーがごちゃごちゃ話しているところ
その後ろで、クリスチャンは椅子に座って二人の話を聞いているわけですが、
この時の表情よ。
きょとんとして、作ってないところが、いい。
伊礼彼方さんも、
彼にはもったいないような、ちょい役（言葉を選ばずに言うと）で、
そんなに彼に悪人役ばっかさせないでくれよと思いましたが
２幕目のラストで、クリスチャンとみんなでCome what may を歌うとき、
一番最後の列にデュークも出て歌っているんですね。
結局このお金持ちのボンボン男に、みんなが振り回されるミュージカルが
ムーラン・ルージュ！なんだなと思いました。
そしてアンサンブルの
ラ‧ショコラの菅谷真理恵さん。
鈴木瑛美子さんもパワフルだったけど、彼女もものすごくパワフル
というか、もうメイクが、社交ダンスのラテンダンサーのよう
肩書を見ると、
シンガー/ダンサー/ミュージカル俳優
ボイストレーナー/振付師
デザイナー/マリンスポーツインストラクター
ということで、もうそれが納得のルックスと佇まいなんです。
キャストを比べるものではないですが、
今回は1階席だったこと、
望海さんを始め、ミュージカル畑、俳優畑の方が多かったので
エンタメより、ドラマ性を強く感じたこと
をかんがみて、
個人的には、独断と偏見を覚悟して言うと、
昨日より、今日のキャストに軍配あがりました
こんだけ、好きなこと書いて、読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ
舞台側から見た客席
指揮者のモニターがありました。
こちらは平原&井上芳雄さんの回の感想