劇団四季 オペラ座の怪人 

2024年5月☓日 マチネ

KAAT劇場 C席 3階 B6列 サイドブロック

 

先月みた オペラ座の怪人が素晴らしかったので、

 

新しいキャストになった オペラ座の怪人 横浜公演 2回目を見に行ってきました。

 

 

 

→こちらは1回目の オペラ座の怪人 (清水&藤原)

 

 

 

 

 

さて大型連休真っ只中。

 

相変わらずの連日満席のオペラ座の怪人。

 

今日も、老若男女たくさんの観客がいました。

 

 

 

 

 今回は3階 C席 サイドブロックに座りました。

 

こちらが座席からの眺めです。

 

遠さはありますが、視界良好、とても見やすかったです。

 

詳しい見え方はこちらに詳しくレポートしました。

 



→ オペラ座の怪人 横浜公演 KAAT劇場の座席からの見え方 追記あり。

 

 

 

今日のキャストです。

 

 

 

まず

 

 特筆すべきは、海沼クリスティーヌ!

 

藤原クリスティーヌ同様、

 

美しく、歌、踊り、演技と三拍子揃った

 

期待以上のクリスティーヌでした。

 

 

印象に残っているシーンはたくさんありますが、

 

「Think of me」で両手をあげて、下にかがみながら、歌い、歩く仕草が

 

なんか、ダンサーらしい、というか、とても、可愛らしかった。

 

歌も笑顔も、素晴らしく、会場を包みこんでいました。

 

 

その後の、「angel of music」では、鏡の中の怪人に出会うまでの

 

視線の動きや、表情がとても良かったし、

 

 

「music of the night」では表情が完全にファントムに陶酔していて、

 

上手でした。

 

 

それから、二幕目になるともっと良くなっていって、

 

「墓場にて」のソロのところはもちろん、ファントムが現れて、

 

魔法みたいにファントムに引き寄せられてしまうところも、

 

ファントムとクリスティーヌと、ラウルが3人で歌うシーンも

 

男性陣の声にも負けていなくて、会場中に3人の声が響いていました。

 

なんか、すごいクリスティーヌを見ているんじゃないか?!

 

という気がしてきました。

 

そこからの、「Point of no return」

 

挑発する感じ、セクシーな感じ、ダンスもとてもうまかったです。

 

笑顔も美しく、歌も安定感があり、トオシューズで踊る姿も綺麗でした。

 

藤原クリスティーヌ同様、何もかも完璧で、すごいなあと思いました。

 

 

 

岩城ファントムは、

 

清水ファントムと全然タイプが違いました。

 

まず声。

 

調べてみたらリトル・マーメイドでシェフ・ルイを演じた方らしい。

 

確かに、声がほんと、そうでした。

 

 

「music of the night」では、清水さんに比べると、

 

パンチ弱めだなーと思って聞いていましたが、 

 

「わーたーしーに 委ねてほしい」のところ、音が響いて素敵でした。

 

その後、

 

二幕目の「墓場にて」から クライマックスまでの迫真の演技。

 

めちゃパワフルな声でした。

 

最後の「怪人の隠れ家」では登場する時に

 

結構な力で、クリスティーヌを床に投げつけていました。

 

扱いが激しくて、それじゃあ、クリスティーヌもファントムのこと

 

嫌いになっちゃうよなあと思いました。

 

海沼クリスティーヌも、このときには、もうファントムへの愛情は無く、

 

最後はラウルを助けるために怪人にキスするように見えました。


岩城ファントムは、クリスティーヌの懇願にも聞く耳持たず、最初は許せん、許せん!という感じでした。

 

最後


船に乗って去っていく二人を後ろに


一人で残された怪人。


クリスティーヌのウエディングベールを


抱きしめながら


グフッ と泣いてしまうところ。


最後のファントムの演技も


とても素晴らしかったです。


会場からすすり泣きが聞こえました。

 

 

 

それから、ラウル。

 

たくましい青年、ファントムと対峙する役

 

あのクリスティーヌが好きになるくらいの紳士、

 

なのですが、

 

個人的に、今回の横浜公演で、ちょっと残念なのがラウルなのです。

 

だいぶお歳がいっているように見えたり、


今日もメイクもしてないように見えたし、

 

髪も盛りすぎ。 ムッシュ フィルマンに見えてしまった。

 

歌もちょっと期待を遥か超える感じでもなくて、


歴代の方々に比べると、ビジュアルが、カリスマ性が、、。

 

クリスティーヌが良いだけに、

 

ちょっと弱いなあ。と、個人的には思いました。

 

やっぱり、

 

ファントム、クリスティーヌ、ラウル

 

この3人が最高だと、本当に見ごたえがありますよね。

 

 

 

それから、マダム・ジリー 木村智秋さん。

 

これまでの方とちょっとタイプが違う感じがしましたが、とても良かったです。

 

メイクがちょっとレディガガみたいに見えた。

 

あとはディズニーの悪役に出てきそうな声。

 

 

 

 

メグ・ジリーは、森本愛莉さん。

 

可愛らしい方だった。めちゃ、メグ・ジリーキャラ。

 

唯月ふうかさんみたいな。

 

 カルロッタも、わざと、オペラ歌手チックに歌うのが、うまかった。


ピアンジも、歴代、ほんと、こんな役に合う方々が、

劇団四季にはいるもんだなあ。


と思いました。


また、

 

今回は3階席だったので、全体が見えたので、

 

新しい発見もありました。

 

ハンニバルのシーンのクリスティーヌでは、

 

クリスティーヌはリハーサルの休憩の途中で一度、

 

下手からはけて、ダンスが始まった頃に、後方から出てきて、

 

慌ててダンスの列に戻るのですね。

 

 

それから、「all I ask of you」ではファントムがペガサス像に

 

隠れている頭が見えました。

 

 結構長い間隠れるのですね。

 

 

 

 

こんなふうに何度見ても。新しい発見があって

 

楽しい。

 

でもこれ以上見ると、あら捜ししてしまいそうなので、

 

一旦、オペラ座の怪人の観劇はやめて、


心のなかに留めておこうと思います。