さて、Part1に続き、

 

 初演の話 劇団四季編 Part2

 

平成から令和編

 

→こちらは Part1 

 

 

 ※好き勝手に語っています。気になる方はスルーして下さい。

また年代やキャストに間違いがある場合もありますが、ご容赦ください。

 

 

 

 

 

 リトル・マーメイド 2013年  四季劇場夏

 

キャスト 谷原志音 上川一哉 青山弥生 芝清道 飯野おさみ

 

 

最近は実写版の映画も人気だったリトル・マーメイド。

 

初演のチケットはなかなか取れず、4月に開幕して、6月下旬くらいに

 

見に行きました。

 

確か初演のアリエルには、

 

谷原志音さんと、秋夢子さん

 

キャスティングされていたと思う。

 

でも秋さんが怪我をされてその後降板されました。

 

マーメイド。見た目はきれいですが、

 

結構腹筋や背筋使い、しんどそうなフライングですものね。

 

谷原志音さんのアリエルは聡明で、美しく、可愛かった。

 

CDも発売されて毎日のように聞いていましたが、

 

うちの子供の一人はアースラの歌にはまっていて、

 

「ワタシはね、子供の頃、、」と

 

憎々しく歌っていて、「え。そこに興味持つんだ。面白い」と思いました。

 

最近、久しぶりに1幕最後の「どうか」を聞いたら、めちゃくちゃ

 

皆さんうまくてしびれました。

 

 

芝さんのトリトンは、娘を愛する父親役。歌い方も丁寧でした。

 

トリトンはカーテンコールに出てくるときのチョコチョコ歩きが、

 

かわいいですよね。

 

海を表す美しい舞台装置に、カラフルな衣装。

 

色とりどりの魚達。海の生き物。

 

歩き出すアリエルも可愛かった。

 

そしてやっぱりここでもいい味出してる 飯野おさみさん。

 

アンダー・ザ・シーなんて上手い。

 

 

 

 

 

 

 

 

⑫アラジン 2015年 四季劇場海

 

キャスト 厂原時也  三井莉穂 瀧山久志  牧野公昭

 

 

こちらも、初演のチケットはなかなか取れませんでした。

 

やはり近くで見たくて、Aサイド席を選びましたが、

 

二幕目に

 

魔法の絨毯でアラジンとジャスミンが星空の中を飛ぶシーンは

 

どこがどうなっているのか、全くわからなかった。

 

で、やはりここで言いたいのは、初演のジャスミン役の三井莉穂さん。

 

このとき、初ヒロインだったそうですが、

 

ア ホール ニューワールドを 全て地声で歌い切った。

 

本当にたまげた。(褒めている。)

 

そしてへそ出しの衣装。体型に気を使うだろうなと思いました。

 

衣装も素敵で、

 

アンサンブルの女性の方一人ひとり皆スタイルもいいし、きれいで、

 

ため息が出そう。

 

ところどころ笑いもあり、面白かった。

 

 

 

 

 

 

 

⑬ノートルダムの鐘 2016年 四季劇場秋

 

 

これはワタシのなかでも、かなり高評価のミュージカル。

 

ストーリーや歌はもちろん、クワイヤの荘厳な歌声の響きと、

 

まるでノートルダム大聖堂にいるような、舞台セット。

 

本当見ていただければわかると思う。

 

感動しないわけがない。

 

何より、劇団四季の俳優さんたちの細かな演技や歌が光る

 

初演ではカジモドには3人がアサインされていて、

 

飯田達郎さん、田中彰孝さん、海宝直人さん

 

だったと思う。

 

初演は2回見に行きましたが、1回目は海宝さん、2回目は田中さんでした。 

 

海宝さんは、イケメンを封印し、

 

顔を歪ませ、背をゆがませ、別人のようでした。

 

何かのテレビだったか、初演のノートルダムの鐘のドキュメントで、

 

最初から海宝さんは、石になろうの最後の

 

 こころー!とかしてー。

 

のこころーの高音を最初からパーン!と出せていて、すごい と、

 

飯田さんが語っていた。(飯田さんも十分のすごいと思うけど。)

 

 

その後 田中彰孝さんのカジモドでは、

 

最初のフロローとカジモドの会話のシーンで、

 

道化の祭りは今年が最後だとフロローに言われ、

 

「もう(祭りに俺は)行けないのか、」

 

とカジモドが、シュンとするシーン。

 

まるでほんと、無垢な子供の様な言い方で凄いなあと思いました。

 

ワタシの初演のフロローはどちらも野中さんでした。

 

野中さんのフロローは、なんとなくthe 聖職者という感じの芝さんにくらべると、

 

世俗っぽい感じがしました。

 

なんか、優しいというか、人間ぽいというか。話を聞いてくれそうな感じ。

 

その後、再演で

 

昨年、初めて芝清道さんのフロローを最前列で拝見し、

 

細かな視線の動き、感情の動き、パワフルな歌に、とても心を打たれました。

 

いや、本当すごかった。

 

初演で見たエスメラルダは宮田愛さんと、岡本美南さんでした。

 

とにかく宮田愛さんはダンスも上手い。細く華がありました。

 

岡本美南さんも背が高く、ジプシーっぽい言い回し、

 

ダンスも歌も良かった。

 

そしてフィーバスは今もジーザスに出演されている

 

清水大星さんと、佐久間仁さん

 

二人とも

 

声の張といい、佇まいといい、役にぴったりで、素晴らしかった。

 

クワイヤにはあのファントムの高井治さんもいたとか。

 

再演が待ち遠しい作品の一つです。

 

 

 

 

⑭「恋におちたシェイクスピア」2018年 自由劇場

 

上川一哉、山本紗衣  阿久津陽一郎 田邊真也

 

 

 

12年ぶりの四季でのストレートプレイ新作。

 

先行抽選に応募したら 人生初の、最前列のセンターのど真ん中だったという。

 

何も内容を知らなかったので、

 

急いで、グウィネス・パルトローの出ていた映画を見ましたが、

 

最初の方に、少し子供にふさわしくない場面があり、

 

子どもと一緒に観劇に行く予定にしていたのでどうしようかと迷いました。

 

結局最前列の魅力に負けて、連れて行きましたが、

 

そのシーンはカットされていたので、

 

ほっとしたのを覚えています。

 

出演はこれまでミュージカルでも主役をやっているような方々で、

 

歌はなくとも、楽しめました。

 

内容はあまり覚えていないけど、山本さんが男装していたと思う。

 

感動して泣くとかは特になかったけど。

 

 

 

 

⑭ アナと雪の女王 2021年 四季劇場春

 

 

2014年の大ヒット映画を舞台にしたもの。

 

劇団四季の初演はコロナで延期になり、開幕したのは2021年6月。

 

当時から劇場にはエルサやアナのドレスを着ている小さな女の子も多く、

 

グッズも大人気でした。

 

初演キャストはアラジンでジャスミンを演じた二人。

 

私が行ったときはエルサは三井莉穂さんで、アナは三平果歩さんだったと

 

思う。

 

どちらも美人さんで、役にぴったりだなあと思いました。

 

たしか、三平さんは、「アナ雪」のオーディションのとき、地方公演の真っ最中で、

 

午前中に、一番最初にオーディションを受けて、ぱぱっと

 

地方公演へ向かったそうです。

 

同日午後、劇団四季内で何人かの方が、アナ役にチャレンジしたそうですが、

 

最終的に、一番最初の三平アナが選ばれたとか。

 

プロジェクションマッピングの美しい舞台装置、窓の形、衣装にあたるライトの

 

色、すべてが計算されていて舞台がライトに照らされると美しかった。

 

 

 

 

 

 

バケモノの子 2021年 四季劇場秋

 

 

もともとのアニメも知らず、

 

劇団四季だから と 

 

男の子が好きそう

 

という2つの理由だけで、観劇を決めて、

 

家族で行きました。

 

感想は正直、ワタシには合わなかったけど、

 

バケモノの子 というキャッチーな歌や、

 

子どもたちは好きだったようです。

 

蓮の恋人役の子が、本当まさに劇団四季!(名前は知らないが。)

 

という感じの、はつらつとした女子で、歌い方で、

 

いやー、すごいなと思いました。

 

熊徹役は田中彰考さんは、ワタシには、

 

シンバやカジモドなど若々しいイメージがあったので、

 

バケモノの子ではすっかり体も大きく、貫禄ある声で、

 

さすが役者さんだなあと感心しました。

 

今も大阪で公演しているそうです。

 

 

 

番外編

 

東宝 

①ミス・サイゴン 1993年 帝国劇場

 

 市村正親、本田美奈子、入絵加奈子、岸田智史、ほか。

 

 

古い話ですが、ミス・サイゴンの初演の話。

 

当時は、レミゼの次は、ミス・サイゴンという感じで、

 

大規模なオーディションをして、主役のキムに選ばれたのは

 

本田美奈子さんと、入絵加奈子さん。

 

エンジニアには、市村正親さんと、もう一人いらっしゃいましたが、

 

その方はたしか、出演されることなく降板したと思う。

 

それでしばらく、40代の市村正親さんが全公演演じていた。

 

当時、ワタシはものすごく楽しみにして、見に行きましたが、

 

セリフが無くて、歌だけ。

 

衣装も今のミス・サイゴンよりもかなり地味で、戦争という重苦しいテーマで

 

1幕目で寝てしまい、

 

キムがトゥイにタムを殺されそうになって、拳銃で撃つところで

 

目を覚ましました(笑)

 

ただ、キム役の入絵加奈子さんは、お腹からめちゃくちゃ声が出ていて、

 

帝劇の劇場いっぱいに声が響いていたのを覚えている。

 

このポスター懐かしい。

 

 

 

 

②エリザベート 2001年 帝国劇場

 

一路真輝、山口祐一郎、内田聖陽 井上芳雄

 

 

 

 

当時からチケット難で

 

そんなに人気なら一度見ておこうと、取れたのは補助席。

 

たしか、今では考えられないのですが、階段に座って見たのを覚えています。

 

違うかな。いや、階段に番号が振られていて、そこに座りました。

 

今よりもっと、演出がねちっこかった。(気がする。)

 

井上芳雄さんの若かりし頃のルドルフを見たはずなのに、

 

正直、あまり覚えていない。

 

現在のエリザベートのほうが、数段わかりやすいというか、

 

現代っぽくて良いと思いました。

 

次はいつ再演するのかな。

 

 

 

というわけで、長くなりましたが、

 

初演の話はこれで終了です。

 

ご覧いただき、ありがとうございました。