2024年 1月 ✖️日

池袋プレイハウス S席 2階 E列 ソワレ

 

 

 

オデッサ 2024 見てきました。

 

※お話の内容に関して、一切ネタバレなし。

 

 

とにかく

 

めちゃくちゃ面白かったです!

 

そして生の舞台は良かった。

 

詳しい感想は後ほど。

 

 

 

 

 

久しぶりの池袋。

 

電車が遅れたりして、30分前に池袋駅に到着しましたが、

 

構内は迷路みたいで、プレイハウスまでの地下道で迷ってしまい、

 

開演の15分前に到着。

 

女子トイレは大行列。

 

劇場内は暑く、コートやらセーターやら脱ぎました。

 

客席内には、カントリーミュージック?が流れていました。(テキサスだから?)

 

立ち見の方もちらほら。サイド席も満席。

 

三谷さんの開演のアナウンスが有り、物語がスタートしました。

 

 

アメリカ、テキサス州オデッサ。
1999年、一人の日本人旅行客がある殺人事件の容疑で勾留される。
彼は一切英語を話すことが出来なかった。
捜査にあたった警察官は日系人だったが日本語が話せなかった。
語学留学中の日本人青年が通訳として派遣されて来る。 取り調べが始まった。
登場人物は三人。 言語は二つ。 真実は一つ。
密室で繰り広げられる男と女と通訳の会話バトル。(公式ページより。)

 

 

柿澤さんは青年通訳

 

宮澤さんは警察官

 

迫田さんは容疑者

 

(ここは発表されている内容なので書きます。)

 

という設定で、皆さん、役にピッタリでした。

 

 

柿澤勇人さんは出ずっぱりで、膨大なセリフの量。

 

日本語も英語もたくさん。

 

宮澤エマさんはネイティブの設定で、

 

これまた膨大な英語のセリフ。と日本語のセリフも。

 

誰かが英語を話すときは、後ろに字幕が出てきて、

 

これまた笑わせてくれる。

 

お話も面白いだけでなく、ミステリーの要素もあり

 

会話の中に物語の伏線が隠れていたりして、

 

本当にまあ、三谷幸喜さん、よく考えたもんだなあ

 

と思いました。

 

 

ワタシは三谷幸喜さんの生の舞台を見るのは今回が初めてで、

 

(テレビで「愛と悲しみのシャーロック・ホームズ」「笑の大学」

「コンフィダント絆」「酒と泪とジキルとハイド」を拝見したことがあります。しかもちょっと飛ばし気味に)

 

 

→愛と悲しみのシャーロック・ホームズ

 

→コンフィダント絆

 

映像で見た三谷さんの舞台や、映画の、

 

あの独自の笑いについていけないことがあり、

 

今回も正直、ワタシ、ついていけるかなあ。と心配していたのですが、

 

そんなひねくれ者のワタシでも、

 

とってもわかりやすかったし、笑えるところは全部笑えました!

 

 

 

役者さんも、

 

やりすぎず、笑わせようとせず、自然だし、

 

かと言って

 

観客を楽しませてくれるような間のとり方、

 

表情や、身振りも忘れない。

 

お客さんもよく笑い盛り上がっていました。

 

上演時間は1時間45分で、休憩なしでした。

 

舞台上に本当に時計があり、その時間で物語が進んでいきました。

 

 

 

やはり三谷さんといえば、

 

場面転換がない、1つの場所で始まって、終わる舞台

 

が主ですが、

 

今回も全く飽きなかったし、

 

人物を掘り下げていくのがうまく、

 

最初から最後まで面白く、見入ってしまいました。

 

頭の中で、このストーリーを組み立てながら、

 

このシチュエーションでこうやれば、観客は笑うとか、わかっているんだなあ。

 

三谷幸喜さんってすごいなあ

 

思いました。

 

 

 

そして何より、

 

誰か一人が演じているときも、他の人の表情が見えたり、

 

観客の反応を感じたり、

 

やはり舞台は、テレビではなく、

 

生の舞台でみるのが良いなあと思いました。

 

もし、このお話しをwowowで見ていただけだったら、

 

作品のありがたみ?

 

(この作品を作った人の苦労や、役者さんの素晴らしさ)

 

が十分にわからなかったと思います。

 

(いやこれまでのwowowで見た作品も、舞台で見ればよかっただけかも。)

 

やはり

 

生の舞台で見るのは新鮮だし、良いなあ。

 

と思いました。

 

 

 

細かなキャストの感想です。

 

 

柿澤勇人さん

 

相変わらずかっこよかったなあ。

 

たしかに、鹿児島弁は少々ネイティブって感じではないところも感じましたが

 

(もちろんそれも役の上でのこと?だったみたい。)

 

英語のセリフもスラスラと。飛んだりはねたり。

 

物語を一番おもしろくしてくれたのはなんといってもこの方でした。

 

 

宮澤エマさん

 

ただのバイリンガルじゃない!

 

英語も当たり前ですが、上手いけど、日本語のセリフのアクセントや発音も完璧で、

 

どちらも母国語なのがすごい。

 

英語のセリフ、日本語のセリフ、笑わせる間合いといい、

 

どれも完璧でした。やはり日英どちらの文化もわかっているからこその説得力。

 

すごいなあ。

 

 

迫田考也さん

 

「天国と地獄」や「vivan」等で拝見し、顔は知っていたのですが、

 

フルネームまでは存じていませんでした。

 

三谷さんの「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」や「酒と泪とジキルとハイド」

 

にも出演されてましたよね。

 

地元なだけに、鹿児島弁もスラスラ〜。

 

迫田さんといえば、なんというか、親しみやすい、

 

まじめな男性であり、普通っぽいキャラかと思いきや、

 

裏の顔がある。という役が多いですよね。

 

使い分けがすごい人ですね。

 

いい味だしていました。

 

 

そして舞台上にはあの有名なピアニストの方もいて、

 

要所要所ピアノの効果音があり、

 

やはり音があるとミステリーの「ドキドキ」が増したりして、

 

良いなあと思いました。

 

 

 

なによりもやはり三谷幸喜さんの、脚本が

 

本当に素晴らしく、面白く、

 

(ワタシのような人間が語るのはおこがましいですが、)

 

本当に見に行ってよかったと思いました。

 

 

 

いつもの勝手な観劇推奨年齢ですが、

 

今回の観客の方はソワレだったこともあり、大人が多めでした。

 

その、お客さん皆さんお行儀が良くて、

 

三谷幸喜作品のファンのようで一体感がありました。

 

なので、おとなしく、周りに迷惑をかけないなら、

 

小学校高学年からかな?

 

別にお色気ものではないので、

 

洋画の日本語字幕を普通に目で追って話についていける子なら大丈夫かも。

 

お話しもなかなか面白いので、(しかも英語もあるから)

 

英語学び中の中学生や高校生にも

 

めちゃくちゃおすすめだと思いました。

 

ワタシは一人で見に行きましたが、

 

老婆が感動してもなんらこの先の生産性はないので(悲しいことに。)

 

子供も

 

連れてくれば良かったなあと思いました。

 

 

 

最後にプレイハウス。

 

ワタシは注釈付きではないS席の2階席だったけれど、

 

センターブロックではなかったからか

 

3つ前の方の頭で舞台の上手が隠れてしまい、

 

一部、全編に渡り見えないところがありました。

 

注釈付きはもっと見えないかもしれません。

 

それでも臨場感は得られるので、割り切って見るなら

 

やはり生の舞台が良いです。

 

 

 

image

見に行ってよかったです!!!