今年のゴールデンウィークは9連休
2日目の日曜日は
龍一さんと電車に乗ってお出かけ
「葉子、このお蕎麦屋さんスマホで検索して」
龍一にスマホを渡した
龍一は私のスマホのロック画面にパスワードを入れて
お目当の蕎麦屋をGoogleで検索した
今の私のスマホは婚活アプリと元カレの痕跡を全て消した龍一仕様だ
私がスマホを龍一に見せると龍一が嬉しそうにするのを発見しヤバそうなものを一掃してパスワードを教えてあげた
最初のうちは照れてワザと打ち間違えたりしていたけど今はスイスイログインしている
龍一は平気でLINEも開くので
婚活アプリでLINE交換した人々も全て削除した
1人だけ、
とても仲良くなった人が居て
消したくなかったけどエイヤっと削除した
龍一は、こないだ食べたお蕎麦屋さんがかなり気に入ったらしく蕎麦屋がきてるみたいだ
「よし!
ここに行くよ!
見て見ていい感じでしょ。」
「分かった
でも朝ごはんさっき食べたばかりで食べられるかなぁ」
「…
着いたら考えよう!
葉子が食べられなかったら僕が食べてあげる。」
「まぁざるそば一枚なら食べられるか、、
デザート的なものがあるといいな」
蕎麦屋に着くと
「うわー、、
すっごい行列、、」
ざっと20人以上並んでいた
うわー、、
「今日は止めよう。」
「うん」
「人気店なんだね。。
余計行ってみたくなるよ。。
僕のお気に入りの喫茶店でケーキでも食べよう。
少し歩くよ。」
歩くとあっつい
もう夏だねー!
パーカーを脱いでリュックにしまった
「リュック重そうだね。
持ってあげようか?」
「大丈夫」
喫茶店に着いて
「僕、ブレンドとチーズケーキ
あとカフェオレと、葉子何食べる?」
「食べるものいらない
カフェラテはアイスがいいな」
「すいません
カフェラテアイスで。
ケーキ食べなさいよ。マフィンにするかい?」
「ううん
いらない」
お店の女性が
「ブレンド、チーズケーキ、カフェラテホット、カフェラテアイスでよろしいですか?」
と
オーダーを繰り返した
んな訳ないやん
「カフェラテホットはキャンセルしてください」
チーズケーキには苺のソースがかかっていた
白と赤のコントラスト
「ホラ葉子。インスタ映えだよ。」
「ホントだシャレオツー」
写真を一枚撮った
インスタにアップする訳ではなく
お出かけ先の写真をイベントごとにLINEのアルバムに保存しておく
ミスターロマンチックが時々見返して想い出に浸るために行く先々で写真を撮っておく
「一口ちょうだい」
「もっと食べなよ。」
「ううん」
席は横並びだった
龍一が読みかけのハードカバーを鞄から出して開いたので
私は龍一の肩に頭をのせて本を覗いていた
龍一は本を読んだり
コーヒーを飲んだり
私の顔をみてニッコリ微笑んだりして
「美味しいコーヒーと本と隣に葉子がいる
最高の休日だよ。」
と
オッサンくさいことを言った
「今夜お迎え何時だい?」
「今夜は行けないよ
明日は朝から大会だと言ったじゃない
明日終わったら行く」
「おお、そうだったね。
今夜僕は1人だった。」
「明日は龍一が仕事から帰る頃に行くよ」
「分かった。
葉子は今日は何時に戻るの?」
「家に16時だから15時には出ないと」
「クルマ借りて送って行こうか?」
「いいよ
ここで借りたら龍一またここにクルマ返しに来るようじゃん」
「いいんだ。
僕は夜も予定ないし。
ここに戻ってブラブラしてから家に帰るよ。
クルマで送っていけば少しでも長く葉子と一緒に居られるからね。」
実は生理でさっきから腰が痛かった
ありがたく送ってもらおうかな
元々彼がものすごいマメな男で
デートはいつもドアツードアだったっけな
なんてことを思い出した
道路が空いていて
あっという間に家に着いた
「明日また会えるのに
別れはいつも名残り惜しいのはどうしてだろう。」
確かに
龍一のすべすべのほっぺに触ってキスをする
自宅の前に停めたクルマの中でキスするなんて
頭がどうかしてるねぇ
うん
私はとっくに正気じゃない