Q:日本でもよく目にするクローバーはもともと江戸時代にオランダから持ち込まれた植物なのです。
子どものころ幸せが訪れると聞き必死で探した人も多いはず!
しかし植物として持ち込まれたのではなく、幕末時オランダ船が長崎に来る時、
あることに利用されていたクローバーが、その後自然と日本に自生し始めたのですが、
では、オランダ人はクローバーを何に利用していたのでしょう?
【正解】
輸送品の緩衝材(クッション)
【解説】
1846年(弘化3年)にオランダから献上されたガラス製品や医療器が壊れないように
緩衝材として乾燥させたクローバーが詰められていました。
その後、出島に到着後、種をまいたところ発芽し白い花が咲いたのです。
日本名の「詰め草(ツメクサ)」も、このことが由来しています。
実は…出島では島内だけで祖国の味を楽しめるように
オランダから持ち運ばれたものが多くあり今では日本の食卓にあがるものばかりです。
キャベツやパセリ、アスパラガス、トマト、イチゴなどがあり
和名で「オランダ…」と名付けられた野菜が多いのもこれが理由なのでした。