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狩猟採集の文化と、農耕の文化は、自然に対して求めることが違う。


と、


大自然のシステムの上に、人間が自分達のシステムを作っている。


ということを書きましたニコニコ





一昔前と違って、最近では多様性が大事にされています。

多様な世の中は、いわば人によって価値観が違う世の中です。


あなたの常識は私の非常識。

という考え方が、だいぶ広がってきました。




人によって考え方や好みが違う。
国によっては、正義も違う。
そんな考えが広がったのは、グローバル社会の賜物かもしれません。

それでは世の中には、「絶対的な価値基準」はないのでしょうか。

私の答えは「ない」です。
全ては限定的なもの。あるいは特定の条件下でのもの。
絶対的な善や悪、
絶対的な正や誤、
は、ないと思っています。



でも日常生活の中では、「普通はこうだよね」という「普通の縛り」がけっこうあったりします。
今はまだ、過渡期なのでしょうね。

そういう、「みんなそうだよね」的な、ある意味「絶対的っぽい」考えというのは、特定の範囲の中で成立するものです。
言い方は悪いけれど、わかりやすく言うと
「井の中の蛙」の人は「絶対」と言いやすいです。

また知識が少ない人も、考えが狭い範囲で固定されやすいです。
知識が少ない=視野が狭い。
とも言えます。



人間は農耕を始るときに、土地を囲い込んで畑を作りました。


そして限定的な世界で「良い動植物」と「悪い動植物」を作りました。




でも、もともとの大きな大自然の中では、良いも悪いもないのです。


そう考えると、私たちが普段感じている
「普通はこうするべき」という縛りは、まぼろしにすぎないと思うのです。



続く。やっとラスト↓