前回はこちら。



狩猟採集文化は、もともとある自然に合わせて生きる方法を工夫しているので、多少のゆらぎ(暑い年があったり寒い年があったり)は構わないから、末長く大自然が続いてくれることを望みます。

対して農耕文化は、自然に手を加えてよりたくさんの作物が採れるように工夫します。

自然に手を加えるのは、人間ならではの向上心とか、創造性の賜物なので、必ずしも悪いわけではありません。
逆に、自分たちの力で新しい道を切り拓くことは、多くの人が肯定的にとらえることです。



ここでは、狩猟採集と農耕では、自然に対しての見方や求めること、働きかけ方が違う。
ということを理解してほしいです。

それぞれ違う。
どちらが良いとか悪いとかいうことではない。
ということです。



この地球には、プレートテクトニクスとか、生態系というシステムがあります。

地球上の生き物は、みんなそのシステムというか、ルールの上で暮らしています。


農耕文化は、その地球のシステムの上に自分たちのシステムを上乗せしているんですね。


もちろん地球のシステムは大きすぎて、人間が変えることはできません。

だから一部分を囲い込んで、そこを普通の自然とは違うルールで運用する。

ただ、そのルールも地球のシステムを無視して作ることは出来ないので、地球のシステム内で、可能な分だけ、人間用にカスタマイズする。


という感じです。


農耕が始まってから何千年も経ち、都市がうまれ、科学が発達し、工業文明が発達し。

人間の領域も広くなってきました。


それにつれて人間用のルールも発展し、とても複雑になっています。

それらは全て、物事が円滑に進んで、皆が豊かに暮らせるように。

との目的のためにできたルールですが、最近では複雑になりすぎて、息苦しさを感じる人が増えているようです。


人間のために作られたルールで、人間が心と体を壊し始めているのですね。



まだ続きますニコニコ

変な話でゴメンね(笑)