12日から3泊4日で
沖縄の石垣島へ旅してきました
飛行機からの眺めが1番よかったかも
ずっと曇っていて
ちょっと残念でしたが
最終日に、やっと
沖縄らしい景色が見れ
ほっ、として帰ってきました
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そんな中~時間があると見ていた
このドラマ、壮絶ないじめシーンがある
と聞いて、スルーしてましたが
(ドラマの嗜好がほぼ同じ)友達から
面白いから見て~と強く勧められ
旅先で暇な時にでも見るか
と、ダウンロードしていったら
やめられない、止まらない(;'∀')
脚本の上手さと
俳優陣の演技に圧倒され
闇深いドラマの世界に
一気に引き込まれてしまいました
けっこうあったツッコミどころも
見てる時は、あまり気にならず
最後まで面白かったです!!
今回は、ネタバレ感想になってます
*★*――――*★* *★*――――*★*
더・글로리
ザ・グローリー
NETFLIXオリジナルドラマ
Part1・2022.12.30・全8話
Part2・2023. 3.10・全8話
★★★★★→ドラマ視聴リストへ
監督:アン・ギルホ
秘密の森、アルハンブラ宮殿の思い出
脚本:キム・ウンスク
シークレット·ガーデン、太陽の末裔、トッケビ
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壮絶ないじめを経験した高校時代から
18年の時を経て
綿密に練った復讐計画を実行に移し始めた女性
その目的は、自分をいたぶった者たちに
罪の代償を払わせること
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被害者ームン・ドンウンと
彼女に協力する者たちのポスターには
神に抗議する姿を表す
上を向く悪魔のトランペットが
加害者のポスターには、天を怖れる
下を向く天使のトランペットが
描かれていて、その花の持つ意味を表した
ポスターもとても興味深いです
part2のキャラクターポスターはこちら
書きたいことはたくさんありますが
よかったこと、?なことを2つに絞って
①みなさんの演技が素晴らしかった!!!
高校生役のチョン・ジソから
扉から漏れる光が、十字架になってる
演出の細かさにも
ソン・ヘギョへのバトンもスムーズで
ドンウンを100%応援できたことが
このドラマを楽しめた1番のポイントかも
協力者のカン・ヒョンナム
カメラはCanonだったわー
11話の希望が生まれたシーン
14話の夫の死に対面したシーン
喜びの中に見える、少しだけの罪悪感
主演賞は彼女に、って思っちゃうくらい
ヨム・ヘラン、よかったわ!!
そして、とことんクズだった加害者チーム
特にリーダーのヨンジン
やることはえげつないけど
まだ可愛さが残ってた
高校生ヨンジン/シン・イェウン
でも、成長するとともに/イム・ジヨン
意地の悪さが表に出てきて、顔芸も進化
この女優さんも素晴らしかった!!
手を差し伸べた旦那にも
悪態つくところなんか
敵ながらあっぱれで
それでも、娘の”もう自慢のママじゃない”は
ショックだったみたいですね
彼女の場合、母性というより所有欲なのか?
彼女が、自殺して終わらず
こんな姿で〆てくれてすっきりでした
で、この中にも序列があって
くすぶってた下の者
でも、めげないところがたくましい
キム・ゴヌ/チャ・ジュヨン
そこを狙って餌を投げ
内輪もめさせる展開は痛快でした!!
しかし、5人力を合わせれば
ドンウンを消し去ることなんて簡単なのに
どんだけ協調性が無いのか!?
結果、ドンウンを苦しめた者は
見事に一掃されましたが
個人的に、1番すっきりしたのは
②ドンウン母を精神病院送りにしたところ
こんな親ならいない方がまし
と思ってても、どちらかが死ぬまで
縁は切れない親子関係
でも、そこを利用して
母親を葬ったシーン
そういう手があったかーと
脚本の上手さに唸りましたわ
と、ほぼ満足のドラマでしたが
??なところもあって
①イェソルに対するふたりの父性の謎
ここは、私の理解不足かもですが
性暴行までしてたジェジュンが
イェソルが自分の子だと知って
急に執着しだす展開が理解しがたく
これもヨンジンと同じ所有欲なのかも
さらに、嫁が不倫してできた娘を
ジェジュンを殺してまで守る
ドヨンの気持ちも、よくわからず・・・
この父親対決もドンウンの
計算通りだったのよね?
チョン・ソンイル/パク・ソンフン
②ヨジョンの謎
まずは、ドンウンとヨジョンの年齢設定
2話で、ヨジョンが"2006年入学の
1989年早生まれ"だと知り
”じゃあ、先輩って呼びますね”
って言ったドンウン
彼女は1987年生まれなんで
いちおう、ドンウンが2歳年上設定
囲碁の先輩としてか
大学(は違うけど)入学年の先輩としてか
どっちの意味で言ったのかはわかんないけど
実年齢14歳上のヘギョが、イドヒョンを
先輩呼びするのは、ちょっと違和感だった
なので、愛がなきゃ復讐手伝うなんて
できないよねーとわかっていても
良き理解者止まりの方がよかったな
そして、ヨジョンの復讐開始を
匂わせて終わったラスト
同じ復讐でも、ドンウンのそれとは
重さがまったく違うから
父親を殺した者への復讐←ヨジョン
自分の受けた傷に対する復讐←ドンウン
さらに、ヨジョンの場合はその相手は
もう社会的制裁(死刑宣告)受けている
これまた不気味だったイ・ムセン
ここは、復讐なんてやめなさい
って言いたくなったわ!!
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タイトルを、ザ・グローリー/栄光
にした理由を
人間の尊厳や名誉など
目に見えないものを失う場合
その謝罪を受けてこそ
原点に戻ることができる、と考え
この世にいる被害者の方々の
"原点を応援する”意味を込めてつけた
と語っていたキムウンスク作家→.記事
13話、ドヨンの言葉に
答えるヨジョンのセリフが
タイトルの意味を伝えていました
長いのでgifに字幕つけましたが読めるかな
復讐を美化してはいけないけど
そうしてでも
描きたかった脚本家の思いが
ひしひしと伝わってくる
とてもよくできたドラマでした
みんなの笑顔にほっとした~
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このドラマに似たいじめ事件が実際にあったようで
怖ろしいと思っていたら
監督がいじめ加害者だと知って、さらにびっくり!!
これは、虐めというより障害罪ですよね
しかも、最初の報道を受けての答えが
"記憶にない"なんて→2日後に認めています
どんな気持ちで、脚本を読み、演出していたのか?
けっきょく、いじめ加害者は反省してない
ということを身をもって証明したわけで
素晴らしい脚本を書いたキム・ウンスク作家と
熱演した俳優さんたちが少し気の毒になりました