완득이
2011・10 韓国公開 530万人動員
★★★★★
wowowで視聴しました
見終わって一言、とってもいい映画でした
複雑な家庭環境に育ち夢も希望もない高校生と
無骨で不器用な教師の交流を描くハートウォーミングなお話です
タイトルになっているワンドゥギは、主人公のワンドゥクの呼び名です
彼は、障害者(背が低い)の父と、知的障害の叔父と暮らしている高校生
おまけに、自分を捨てた母親が、フィリピン人で。。。
もう、泣かずにいられない主人公の設定なんですが
なぜか、みじめだとか、かわいそうだとか思わなかったです
彼のことを同情ではなく、応援したくなります
この人物のおかげかな
彼を、特別扱いしないドンジュ先生がすごくいいです
大人になれば、今恥じていることを恥じるはずだ
と、同情せず強く言い聞かせる先生に、だんだん心開いていきます
キックボクシングに出あって、夢みたいなものができたワンドゥギ
彼を鍛えるコーチも、またいいです
イルジメでは、ヨンを チュノではテギルを(いちおう)鍛えてました
そして、話が進むにつれワンドゥギの顔が柔らかくなっていくのがわかります
恋もして
母親のことも、母ですと言えるようになって
このくつを買ってあげるシーン、とってもよかったですね
ワンドゥギって呼びたい。。。抱きしめたい。。。
そういうお母さんを、自分から抱きしめてあげるワンドゥギ~
笑顔に変わった彼の表情がとってもよくって
お母さんにも、伝わっただろうなぁ。。。と思うと
泣けましたわ
彼のこの笑顔で映画は終わります
彼がキックボクシングで、優勝するとか
お父さんの商売がうまくいくとか
そんなこともないまま、終わります
でも、そこが、かえってよかったです
人生ってそんなもんですよね
大きな事件があるわけでもないこの映画が、大ヒットしたのは
やっぱり役者さんの力でしょうか
ユアイン君は、コロもよかったけど(ハマりました❤)
このワンドゥギ役もよかったです
時々(笑)すご~くいい顔します
実際より7つも下の高校生役を違和感なく演じてました
そして、何より先生役のキム・ユンソクさんの存在感がすごかった
田禹治(전우치)の時は、カン・ドンウォンばっか、見てたからか
あまり、印象にないヾ( ̄o ̄;)ですけど
とっても、有名な俳優さんなんですよね---他の作品も見てみたくなりました
またまた、素敵な映画に出会えてうれしかったです~고마워